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未来の日本 異世界に転移する  作者: 青識or惣菊
3章 未来日本 新たなる大陸と遥か彼方の動乱

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100/104

3-36 西部工業星系を破壊せよ!! 後編

皆さんのご愛読のおかげで「未来の日本 異世界に転移する」の物語が100話になりました!


これからもよろしくお願いします!


後スランプにならなかったわ



その光は、星の夜明けのようにゆっくりと膨らんでいった。


だがそれは、命を育む光ではない。


消し去るための光だった。


カロン銀河連合西部工業星系帯、全域管制網――


〈重力異常指数、臨界域に到達〉


「なんだよ……あれ…」


管制士の声が震える。


誰も答えられない。


ただ一つ分かるのは、逃げ場がないという事実だけだった。


同時刻 大八洲 艦橋


「超神弩級宇宙戦艦伊弉諾(イザナギ)伊弉冉(イザナミ)と同期開始」


「鋼塞、黎壊による敵防衛網の完全無力化を確認」


「残存敵戦力、戦闘艦級反応ゼロ。衛星兵装網も沈黙」


副官が報告を並べる。


艦長は微動だにせず、正面スクリーンを見据えていた。


そこには、工業星系帯の全景。


リング状のドック、資源ライン、惑星都市――


全てが、照準円の中に収まっている。


「第2封印解除!最終調整!」


「エネルギー充填率100%!!」


甕布都(フカミツ)神発射!!」


その瞬間。


宇宙に、“第二の太陽”が生まれた。


大八洲から解き放たれた光は、もはや直線ですらなかった。


空間そのものを押し潰しながら進む、存在の消去波。


進路上の真空が歪み、光が曲がり、時間すら引き延ばされる。


そして――


工業星系帯の中心を、貫いた。


ルークの視界に映ったのは、音のない世界だった。


すべてが、白。


次の瞬間、遅れて現実が追いつく。


轟音。


衝撃。


崩壊。


彼の立っていたドックは、光に触れた部分から粒子へと分解されていく。


隣のドックも、その外側の輸送リングも。


さらにその向こう、都市化された惑星の地表が――


一筋の光に沿って、溶け落ちる。


「……ぁ……」


声にならない。


叫ぶことすらできない。


重力が乱れ、空間が歪み、上も下も分からなくなる。


彼の体が宙へ浮いた。


その時。


視界の端に、何かが映った。


灰色の機体――黎壊が、崩壊していく構造体の中を滑るように飛び抜けていく。




光がすべてを覆い尽くした。


数分後。


かつて工業星系帯だった空間には、巨大な空白が残っていた。


粉砕された惑星の残骸が、ゆっくりと拡散していく。


資源ラインも、ドックも、都市も――


何も残っていない。


大八洲 艦橋


「……目標宙域、完全沈黙」


「残存エネルギー反応、ゼロ」


「作戦目標、西部工業地帯の機能完全停止を確認」


副官が報告を終える。


艦橋に、短い沈黙が落ちた。


艦長はゆっくりと頷く。


「――これで、西部は沈んだ」


そして静かに続けた。


「やはり…

過去の日本の名を与えられた艦は圧倒的な力が与えられるのだな…」


その言葉とともに、大八洲の巨体がゆっくりと反転する。


その背後には、何も残っていない宇宙。


ただ、破壊された星々の塵だけが漂っていた。

訂正

スランプになったわ

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