1ー5 プロン帝国との接触 後編 下
前投稿した話の時に書き忘れたことがありました。修正したのでそちらをもう一度見てくれると幸いです。
後学校が始まったので小説を書く時間があまり取れなくなりますなので小説の文字数が減るかもしれません
遡ること数時間前…トループ王国では武力偵察の任務を与えられていたアーロン隊が帰ってこないため司令部では蜂の巣を突いたように慌ただしくなっていた。
軍の総司令官であるダールソンは報告を部下からアートン隊が帰還してきてないという報告を受けていた
アーロンとは軍学校時代からの友でありよく酒を飲み仕事はもちろん家族ぐりみでの付き合いだった
「アーロン隊が帰還してないだと!…バカな彼らの隊は我が王国でも航空軍としてはトップの実力を誇る部隊だぞ!!」
そう話しているともう一人の部下が慌てて司令部に入ってきた。
『司令官!アーロン隊のSOS信号を受信!ですが……』
「どうした…!早く言え!」
『その数十秒後、信号を全てロストしました…全滅との報告も受けております』
絶句
ダールソンは驚きで声も出なかった
嘘だろ…帝国はそんな技術を持っている訳がない…だとすれば第3国の介入か!日本国の可能性もあるな…だが初めて聞いた国だぞ…そこまでの技術力は持っていないはず…アーロンはあの戦争を生き延びた一人だ…だから多分アーロンは生きているはずだ
「魔信にての連絡はあったのか?」
『SOS信号の直前に"我敵を発見、未知の技術を使い声を届けている敵技術力高し"とD暗号を使い通達されました…』
その報告を受けた彼は海軍に付近を捜索するよう命令するのだった
この時の国際法では領海というものは存在していたものの他の国が領海に侵入してきてもあまり処罰はなかったのだ、そもそも戦艦などが誕生したのが10年程しかないので、15年ほど前に誕生した国際法では裁けないのである
国際法は世界連合評議会と言われる議会にて決められる毎年行われており、たびたび領海に勝手に侵入した人々に与える処罰を厳罰にすべきと言う案は出てきたものの反対派が多く採用はされていなかった…
なので軍の人間や一般人は他国の海に入っても問題はないという認識でいた
そんな中起きたこの事件は各国に衝撃を与える事になる
先程の命令により海軍は付近にい居た第6機動艦隊と第8艦隊が現場に向かった…
第六機動艦隊とは戦艦2隻、空母1隻、重巡2隻、軽巡5隻、駆逐艦7隻からなる機動艦隊であった
第八艦隊は戦艦3隻、空母2隻、軽巡7隻、駆逐艦10隻からなる艦隊である
この2つの艦隊は王国の中でも群を抜いて強いとされている艦隊の一つである
その2つの艦隊が
第8艦隊の司令官であるダルンは自身が乗っているアラクネ級空母ウェールの艦橋にてアーロン隊が消息を絶った方向を見ていた…
彼は偵察部隊として30式魔導水偵と60式艦上戦闘機を合計30機ほど向かわせるのであった
その頃30式水偵に乗っているゾムは仲間と共にアーロン隊が消息を絶った場所に向かっていた
「こちら識別番号4番より各隊員へ我Dー40地点に到着しただが付近には戦闘が行われた形跡が無いこれよりD−41へ向かう、各隊員我に続け」
『了解』
その後彼らはDー41地点でアーロン隊のと思われるドラゴンの死体を発見した事をウェールに報告した
そのことを部下の一人が艦長ダルンにその事を伝えるため艦橋に入ってきた
『報告します!!偵察部隊が戦闘があったと思われる地点に到着!地点はDー41からEー42の間にある地点です!ドラゴンの遺体を4つ発見したが、人の遺体などは見つからなかったとの報告が来ました』
「アートン隊の遺体が発見されていないとはどう言うことだ!彼らには54式救命魔道具がついているはず全員が溺れるはずが無い!」
『ですがこれは事実です!艦長いかがなさいますか?』
「………」
『艦長!指示を!』
『全艦に通達これより我らはDー41地点に向かう!』
その命令は全艦に即座に伝わり彼らは全速力で向かうのであった
だが彼らの目の前に居たのはドラゴンの遺体はあったものの隊員の遺体などは発見出来なかった
「嘘だろ……アーロン隊…まさか…本当に全滅しているなんて…司令部にこの事を直ぐ伝えろ」
そう思ったのも束の間彼は直ぐに平常心を取り戻しアーロン隊を殲滅した部隊を探すよう艦隊に通達するのであった。
この事は直ぐに王国に伝わり王国は帝国と戦争をするため全兵力を集めるのであった。
そして時を同じく帝国は日本国に出向いていたカインから王国が日本国の艦に対して攻撃を仕掛けようとし日本の間に接近してきたとのこと日本は警告をしたのにもかかわらず進路を変えずにいたため迎撃したが死者などは出ていないとの報告を受け帝国は王国に対しこの事の説明をするよう連絡した
なお王国はこの一連の事件を日本国並びに帝国のせいにした。だがその海域は元々帝国の領海であったためなぜそこで王国の部隊が襲ったのか疑念が各国に伝わったもののその時点では事の重大さがあまり伝わっていなかった。
同時刻日本国では帝国と日本の会談が新国会議事堂会議室にて行われていた。
帝国は日本国に対し魔法の技術を輸出し日本は、これらを教えてもらう変わりに、宇宙船やインフラ輸出するという通商条約や不可侵条約を結んだ。
そして日本は数年後には魔法と化学が融合した新しいRAや宇宙戦艦そして交通システムが作られるようになるのであった。
数年後の帝国は日本の技術により生活様式を根底から変えていた。
いつでも清潔な水が飲める技術や建築物などの水道技術、夜でも昼のごとく明るく出来流様になり、道なども整備される用になった。
さらに各種動力となる発電技術、手元をひねるだけで、火を起こせ、かつ一瞬で温かいお湯を出すことが出来るガス、なども普及した。
さらに医療技術なども提供される様になった。
後同時進行で新しい小説を書こうと思います。