19話
桃太郎「なんでクリスはそんなに乗り気なんだ?」
クリス「だって私の国の問題ですから」
桃太郎「そうかい…でもなんで護衛の一人もいないんだ?」
クリス「何を言ってるんですか?モモがいるじゃないですか」
桃太郎「やっぱりそんな感じ?」
クリス「なんで嫌な顔をしているんですか?」
桃太郎「一国の王女様に何かあったら俺はどうしたらいいんだよ…」
クリス「大丈夫じゃないですか?モモ一人では無いんでしょう?」
桃太郎「どういうことだ?」
クリス「珍しくもありません。テイマーの方は魔物の匂いがするものです」
桃太郎「え?そんなに匂うか?しっかり体は洗っているつもりなんだが…」
クリス「そういうものではなくて…なんていうんでしょうか。雰囲気と言った方が当てはまるかもしれませ
ん」
桃太郎「ま、お見通しってことか」
クリス「そういうことです」
桃太郎「あんまり言いふらさないでくれよ」
クリス「もちろんですとも。今ここには私とモモしかいません」
桃太郎「はぁ…ミアリー、ジェネラルスライム、ゴブリンナイト、ジャイアントベアー、オロチ出てこい」
―
クリス「まぁ凄い!」
ミアリー「やっと出れました…」
桃太郎「たまにはいいだろう?」
ミアリー「致し方なく。ですね」
クリス「珍しい…妖精族ですか?」
ミアリー「あら、よくお分かりに」
クリス「このような綺麗なお方が人間ではあるまいと。そうなると神か妖精族かと」
ミアリー「この子見る目は確かなようです!」キラキラした目で訴えてくる。
桃太郎「お世辞というものだ」
ミアリー「いいえ、違います。本心です」
クリス「そうですよ。本心です」
桃太郎「わかった、わかった」
ミアリー「それにしてもみなさんお強そうで」
桃太郎「ゴブリンナイトがしんがりを勤めてもらって、その前にクリス、その横をミアリーとジャイアントベ
アー、オロチが先頭でその後ろに俺がつく。オロチは敵の察知ができるから敵が来たら戦闘態勢を取る。以上」




