18話
「起きて!」
桃太郎「ごめん、いつの間にか寝てた」
クリス「いいですけど、ちゃんと眠るなら宿をお取りしたのでそちらの方がよろしいかと」
桃太郎「あぁ、ありがとう。それじゃ場所を教えてくれ」
クリス「来てください。移動手段は用意してあります」
―
桃太郎「あ、さっきの」
クリス「場所は教えてあるので乗っていれば着きますよ」
桃太郎「そうか、世話になったな」
クリス「世話をしますよ」
桃太郎「ん?」
クリス「それではまた」スカートをふわっとあげ、お辞儀をする。
桃太郎「ああ」
―
桃太郎「ここで間違ってないんだよな…」宿にしてはいい作りをしている。
いい作りをしていると言うより宿に見えない。
「ようこそ、王族御用達のボグレへようこそ!」
桃太郎「だよなぁ…」
「クリス王女様からのご連絡があり、お金は一切頂かないので大丈夫ですよ!」
桃太郎「落ち着けるかなぁ…」
―
桃太郎「いやぁ…ぐっすり眠れたわ…」
ミアリー「本当にすぐ眠られましたね」
桃太郎「なんか久しぶりに感じるな…」
ミアリー「あの王女様に絡まれると少し面倒な気がしていたので、隠れていました」
桃太郎「それは正解だったかもしれないが、ある意味失敗だったかもな」
ミアリー「どういうことですか?」
桃太郎「おそらく…」
トントンと扉が叩かれる。
「モモ起きてますか?」
桃太郎「ほらな…おそらく着いてくるようだ」
ミアリー「あぁ…そういうことですか…」
桃太郎「もう少し隠れててくれ」
―
クリス「それでは行きましょうか!」
桃太郎「大人しく城にいることはできないの?」クリス「?」




