紙がない紙がないない予備もない
お出かけ先でトイレの個室に入った。
用を足し終えペーパーホルダーに手を伸ばす。
そして、絶望。
紙がない。
よりにもよって紙がない。
しかしまだ慌てるには早い。
希望(予備)はあるはず。
ホルダーの周囲、後ろのタンクの上、頭上の棚の上……
無い。
一個もない。
希望(予備)は潰えた!
せめて用を足す前に紙が切れていることに気が付けば。
しかし時すでに遅し。
紙がない状態で用を足してしまった。
トイレットペーパーを使い切ってそのまま出て行ったやつに 口兄 あれ!!
そもそもあのトイレットペーパーホルダーの紙切板ってやつ、あの上からペーパ押さえてるあれだよ。
あれなんで不透明なの?
あれが透明だったらペーパー切れてるの一目でわかるよね。
それとペーパー芯に一巻きぶんだけペーパー残して
『自分、使い切ってないっす』
って感じで出て行くやつは卑怯にも程がある。
仕方ないから最終手段、トイレットペーパー芯ほぐしの作業を始める。
トイレットペーパー切れの時の真なる希望(予備)は間違いなくペーパー芯だ。
流せないけど(泣)。