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予定外

ガチャガチャガチャ

バンッ


「「行ってきます!」」


一軒家から親子が飛び出してくる


飛び出してきたのは伊奘冉 一とその父親である舜だった

一は現在高校生舜は大きく取れば公務員だ


二人は電車に乗り込むと肩で息をしながら


「一、今日だからな頑張ってこいよ」

「わかってるって、父さんの記録なんて抜かしてやるから」

「それは頼もしいな!」

「じゃあね」


一は電車を降りた


「いやぁにしてもついにきたか」


この国は天皇が国のトップだがしかし象徴ではなくとてつもなく大きな権力を持っている

天皇家は家系図をたどり始まりとなる人物が家を起こしたのは今から約4000年前となる

そしてこの世界には異能と呼ばれる能力を持つものが少ないからず生まれるゲームで例えるところのスキルや職業のようなものだ

そしてこの異能は血の古さによって発現する確率が変わる

そして約4000年も続いているということは天皇家に生まれる子供はほぼ100%が異能持ちであり強力な力を持つ

そして異能持ちが全国から一箇所に集められそこで学校に通うことになる

その学校が皇立第一高校である

そこに一は通っている


そしてその学園には秘密があるそれは定期的に異世界に生徒を送り込むということだこの学園は基本全寮制であり通っている三年間は外部と連絡が一切取れなくなっている。

そのため3年以内に戻ってくることが求められる

過去には戻ってくるまでに6年もかかり大変な騒動になったがとある手段で天皇家が揉み消したという暗い過去がある

そして今日がその送り込まれる日なのだ


そして一はなぜ全寮制の学校なのに家から通っているかというと裏の顔があるからだ

そうその顔というのは天皇家お抱えの暗殺者であり組織の名は(あね)だこの漢字にははぐくむという意味があり天皇家と協力してこの国を国民を育むということでつけられた

この組織の起源は天皇家と同じ約4000年前で天皇家を起こした人の弟に当たる人が創立した。さらにこの組織は一つの家によって運営されているそうそれが伊奘冉家である。よって古い血をもつ伊奘冉家は異能持ちが多く生まれるそして国の重要そして核心に携わる家として優遇がなされているということだ

そしてこのことは天皇家そしてもう一つの重要な家しか真実を知らない

さらに送り込まれる日も同様だ


そんなこんなで学校に着いた一


「おはよー」


気怠そうな声で挨拶をしてく少女


「てかいよいよ今日だね」


耳打ちをしてくる


そうこの少女こそがもう一つの家木花家の木花 香織だ


めちゃくちゃ美人です


「ああ確か....今日の正午ごろだろ」


「予定ではね」


「まあ適当に授業受けて待つか」


スタスタスタ

教室に向かう


もうチャイムがなるギリギリだが二人は悠々と歩く

そして

ガラガラガラと扉を開く

もうみんな座っている

こちらをみて早く座れって遅刻扱いになるぞといいたがるような目で見てくる


はぁそんな急かすなよと内心思いながら

一歩踏み出そうとしたその瞬間


カッと閃光が広がり謎の浮遊感が襲う


そして体感で言うと1分ぐらいであろうか視界が徐々に戻り浮遊感も消えた


そして


「ようこそ異界の皆様」


優しそうな声が聞こえてきた




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