第1話 最弱の理由
第1話 最弱の理由
平民のマイド
この世界には平民と貴族が存在する。
平民には名前だけ、貴族には名前と貴族の名がある
例えを上げるなら今、俺の前にいるガルア・ベルリック、こいつは子爵だが実力は確かにある、剣術と体術は騎士と対等に戦えるほどあるらしい。
俺に関しては
「あいつ、マイドじゃね?」
「あー学園で最弱レベルっていう?」
「そうそう、魔力と威力がEっていうね」
そう、俺は魔力と威力が一番下のEランク
S,A,B,C,D,EとありEは魔力500以下威力300以下ということだ、そのため付けられた名は最弱レベルのマイド
だが、俺にはある秘密があった
学長室
「ひどい言われようだなマイド」
「そりゃーね魔法には手をつけてないのにいきなり入れと言ったのはあんたでしょう?サラ」
「サラ先生、もしくは学園長と呼べといっただろ」
そう、魔法は一切手をつけてない俺だが学園長、サラが色々と話し何故か魔剣学園に入学することになった
「はいはい、で?なんの用事ですか?」
「そう、呼んだ理由だが、学校はどうだ?楽しいか?」
「色んな意味で楽しいよ」
「そうか、それは良かった」
「良くない」
こんな茶番を呼ばれるたら必ずといっていいほどするのだ
「呼んだ理由はもう一つ、学園に入ってもらってなんだが、今すぐ魔法覚えろ」
「無理でしょ、魔法使えなくなった理由知ってるでしょ」
「そうだな、でも上からの命令でな中級の魔法は覚えさせろってうるさくてね」
「そうですか、俺には関係ないですよね」
そう、俺は魔法が使えない。なぜか、それは数年前、当時10歳の時、俺が住んでいた村は龍によって壊され、家族を失い俺は死にかけていた、そんな時、サラが俺を見つけて助けてくれた。
だが、倒れる前は魔法に関しては天才と呼べたのだが、回復したときには最弱になった、理由は俺に掛けられた呪い、あの龍に掛けられたと思われる。
だから、サラは俺に剣術を教えてくれた、そして強くなり剣に関しては最強と呼ばれるほどに…
「まぁ、魔力が少なくても中級なら1,2発は撃てるだろ」
「撃てても威力ないんですよ」
「そうだな、早くお前の村を襲った龍を探さないと」
こうして、俺の人生は龍に壊されたが、新しい人生を歩むのだった。