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売れないバンドが異世界転生したら大人気バンドになりました  作者: 名古屋 大八
アンネベルク近郊3都市ツアー編
5/6

自分達の答え

 MILKY HEAVENにライバル宣言をしてしまった。


 言ったあとになんか、恥ずかしいこと言ってる事に気づき逃げてしまった。


 メンバーにMILKYHEAVENにライバル宣言してきたことを報告したら、


「やってやろうじゃん」


「ここでも、負けっぱなしはよくないしな」


「楽しみだな」


 と俺らのライブのやる気はMAXだった。


 ―――

 MILKY HEAVENというバンドは、ライバルだった


 少なくとも、俺たちにとっては


 メンバーは、俺の過去の因縁を知ってたし、同じ時期に結成したこともあって、負けたくなかった


 しかし、MILKY HEAVENの人気は伸びる中、俺たちの人気は全く伸びなかった


 俺たちは、MILKY HEAVENに負けないように、負けないように必死に練習して、全力でライブに望んだ


 着々と、人気は伸びていったけど、MILKY HEAVENは雲の上の存在になっていた


 そんな、MILKY HEAVENとの対バン全力で挑んだ


 しかし、完全敗北した


 悔しくて、悔しくて仕方なかった


 そんな中、転生した


 そして、MILKY HEAVENと再会した。


 あいつらの演奏は以前よりもいいものになっていた

 そして、今日は俺たちBlow of satisfactionのライブだ


 昔のリベンジというわけだ

 だから、俺たちは


 必死に必死に必死に必死に

 必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死必死に






 演奏した


 ―――

 ライブの結果は納得のいくものでは、なかった。


 どう考えても、昨日のMILKY HEAVENを超えるものでは、なかった。


 最後の街クラネルに向かう馬車は、まるで前の世界の最後の車の中だった。


 誰も一言も話さない、気まずい沈黙だけが続く馬車に見かねた、ガラドは、


「俺は、お前達の音楽が大好きだった。でも、昨日のライブは1番嫌いだ」


「そんなの、わかってる! 俺らがあいつらに何もかも足りないのは、だったらどうすればいいんだよ」


 ついムキになって声を荒らげてしまう


 ガラドは俺の胸元を掴み


「お前の音楽で好きだったのは、いつも楽しんでたところだ、今のお前らにはそれが全くない。因縁だがなんか、知らないけど、もっと最初の頃みたいに楽しんでやれよ!」


 そうだ、転生して俺らは変わったんだ


 ほかの何にも縛られない自由な音楽を響かせるバンドに


 なのに、またライバルに縛られている


 それじゃいけない


 誰よりも音楽を楽しまなければ


「ありがとう、ガラド。 目が覚めた」


 おう、とガラドはくしゃりと笑った


 ―――


 街の真ん中の時計塔をシンボルにもつクラネルの街に俺たちは到着した

 クラネルの街は、この世界の街だとデカいほうだと思う人の行き来も多く周りには音楽の音が聞こえる

 色んなところで路上ライブ見たいのが行われていて、ミュージシャンの街みたいな感じがする


「いいな」


「うん」


「すごくいい」

 上手く言えないが、そんな感想が出てくる街だった


 宿屋の料理がとても美味しかった


 KAZUNORIなんて、


「う、美味い」


 と言いながら、なぜかぺ⚫ちゃんみたいな顔してた


 ―――

 そして、クラネルの街の1番人の集まる広場を陣取った俺たちは、このツアー最後のライブを始めた


 ファンを増やすためでもない、


 自分の思いをぶちまけるのではなく、


 ライバルに負けないためでもなくて、


 俺たちはただ、





 音楽を楽しむために演奏をする



 こっちに来て1番めちゃくちゃかもしれないでも最高に楽しい

 周りからしたら迷惑になってるかもしれないでも、一緒に楽しんでくれる仲間が沢山いるから、楽しみたいんだ



『間違い続けたかもしれない でも お前達がいて 一緒に笑っていられるなら 間違えたことも 悪くは無い』


 この日俺たちは過去最高のライブ更新した


次回最終回です

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