ツアーをしよう(上)
執筆に時間がかかってすみません。
もっと次は、早く書けるように頑張ります。
今回は、2話構成です。
ファーストライブから、2ヶ月がたった。ライブは週2回、噴水広場だけでなくアンネベルクの街のいたるところでやってる。最近では、200人近い人が、見に来てくれて盛り上がってると思う。
そんな中、次のライブに向けて練習しているとMASAFUMIが、
「そろそろ、アンネベルク以外でもやりたいな」
「賛成!! 違う街、行ってみたい!!」
KAZUNORIは、興味津々だ。
「行きたいのは、山々だが、俺は反対だ」
普段なら、反対しなそうなRYUYAの一言に周りは、驚いた。
「なにか、理由があるのか?」
と尋ねると、
「俺は、冒険者をやってるからちょくちょく外に出るんだ。アンネベルクの街は、近くに3つほど違う街がある。近くと言っても、馬車で6時間はかかる。そこまで、遠いと徒歩では辛い。さらに、馬車での移動は国のルールで、B級冒険者が必要なんだ。馬車と、B級冒険者両方を雇うとどう考えても赤字だ」
「そういわれると、仕方ないよな」
と遠征の話は消えてしまった。
――――――
次の日、俺はバイトでこの事をカノン先輩に話してた。
「うちは、遠征公演たまにするよ」
「馬車とか、冒険者はどうしてるんですか?」
「馬車は、一座で馬を飼ってるからね心配ないよ。あと、座長がA級冒険者ていう、B級冒険者のひとつ上の階級だから心配ないんだ」
羨ましい。
「なんだ、TAKI護衛を探してるのか?」
と、話しかけてきたのは背の高いガタイのいい男だった。彼の名前は、ガラド。もともとゴキゲン亭の常連で、ライブに来てもらったら。なんと、ファンになってくれた人である。軍人で、さらに兄貴肌の頼れる男だ。
「それなら、俺を連れてけ!軍人は、A級冒険者の資格を持っているからな。戦争が近々あるらしいが、お前達が遠征してる間に始まることは、ないらしいからな! ついて行ってやるよ」
「ありがとう、ガラド。 よろしく頼む」
―――――
その晩、仲間にガラド付いてきてくれることを話すと、
「まじすか! やったー!」
KAZUNORIはもうご機嫌だ!RYUYAは、
「馬車はどうすんだよ」
「あ、完全に忘れてた」
「安心しろ、俺が安く手配しといた」
「「MASAFUMIすげー」」
と、グダグダながら来週一週間かけて3箇所回ることになった。
次のバイトの時、ガラドに謝礼は、どのくらい欲しいかと聞いたら。
「お前達の歌が聴けるならそれが、報酬でいい」
と答えてくれた。やはり、頼れる兄貴かっここいい。
―――――
俺たちは、馬車があるというアンネベルクの東門に来た。俺たちが、着いた頃には、ガラドはもう来ていた。いつもよりきもち、防具がごつい気がする。
「おう、TAKI来たか。さっそく行こうぜ」
「おう」
と俺らは全員荷台に乗った。乗ったはいいが、一向に馬車が動く気配はない。疑問に思ったので聞いてみることにした。
「なぁ、いつになったら馬車は動くんだ」
「操縦する人が来たらじゃないか?」
とRYUYA
MASAFUMIが、いつもの調子で
「そんなんは、来ないぞ」
「おい、誰か運転できるやつ。いないのか。ガラドできるか?」
「すまない、馬車免許はペーパーで3回連続落ちてから取る気を失くしたからとってない」
めちゃくちゃ落ちてる。
「ちょっと、俺探してくるわ」
「まて、TAKI。ガラド、馬車免許があればいいんだろ」
「その通りだ」
「安心しろ、TAKI。馬車免許だったら、俺が一昨日とった。」
「「さすが、MASAFUMI!」」
だけど、なんで荷台に乗ったんだ。
そして、俺たちは隣町のクウィンの街に向かった。
移動中は、KAZUNORIと曲を作る。俺たちは持ち曲が10曲程度しかなく少ない。さらに以前は、カバーでやり過ごしてきたが、こっちにきてからカバーを何曲かライブで演奏すると、なぜか盛り上がらない。悔しいことに、俺たちの曲よりも盛り上がる曲ばかりなのなだ。
なので、とりあえず新曲を作っている。今作ってるのもそろそろ完成しそうだ。2つ目以降の街からならライブでも、できる気がする。RYUYAは、ガラドにモンスターとの戦いのコツを聞いている。
3時間ほど、すると車外のMASAFUMIから、
「ガラド、モンスターが接近してる。対応を頼む」
「あいよ、任せとき。RYUYAお前も来い。練習だ」
「分かった」
ガラドとRYUYAは、外に出ていった。外を覗くと、狼みたいなモンスターが20匹ほどいた。RYUYAが、1匹を相手にしてる間に、ガルドは、残りを全て倒してしまった。強い。
そんなこともたびたびあったが無事、クウィンの街に着いた。
クウィンの街は、RPGの最初の村を大きくした感じだ、ゲームと違うのは、人口が多いということくらいだ。俺たちが、演奏する広場は前世の住宅街にある、ブランコと滑り台しかない小さな公園みたいな場所だ。結成当初に使っていた、ライブハウスを思い出す。
とりあえず、今日は宿に泊まる。クウィンの街の宿は、ひとつしかない。高級感は無いが、この街らしい雰囲気のとてもいい宿だった。あと夕食の山菜が美味しかった。
――――――
翌日小さな公園サイズの広場に人が集まりそうなときを狙いライブを始めた。
「はじめまして。僕達は、Blow of satisfactionというバンド。まぁ音楽グループです。今日はこのクウィンの街まで遠征して、ライブをしに来ました。もしお時間のある方は、聞いてください。それでは、1曲目『New World』」
やっぱりライブの初めは『New World』が盛り上がる。見てくれる人もいる。
そのままの流れで、『Re:START』。これもやっぱり盛り上がる。
「最後の曲となりました。聞いてください、『旅立ち』」
『旅立ち』、これはBlow of satisfactionの曲ではない。この曲は俺が高校時代、別のバンドを組んでた時に作っていた、歌だ。この曲は昔からよくやってたし、この曲がBlow of satisfactionの曲のベースになっていたと思う。これが、カバーだったら盛り上がらないかもしれない。でも、この歌は俺たちの歌だ。
「進め、進め、もっと進め」
俺たちの最初の遠征ライブは、小さな街とは思えないほどの盛り上がりで幕を閉じた。
こんな、拙い文章ですがブクマと評価、感想貰えたら。作者のモチベと執筆ペースが上がると思うので、もしよろしければお願いします。




