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「ここが世界樹の島」


すっげ綺麗。鮮やかなエメラルドのごとくの木々、王宮の庭園の花が雑草に見えるほど美しく咲き誇っている花々、一面は柔らかそうな芝生で雑草は一本も生えていない、手入れしようと思ったら恐ろしく手間がかかりそうだ。そして、たぶんあれが世界樹だと思う、てか俺の神子としての勘?が告げている。あの木が世界樹だ。


かなり遠くにあるのに、一番上は雲で隠れてしまうほど巨大で、真夜中で暗いのに青々と茂る緑の葉、樹全体が淡く発光していて、小さな精霊たちがまとわりついている。暖かそうで、世界を見守る木としてふさわしい姿。これが世界樹なんだ。感動と畏怖を感じる。


「すげぇ」


感動のあまり、そうつぶやいてしまうくらいに、世界樹は圧倒的な生命力と畏怖すら感じさせるほどの美しさがある。


『・・・・・フェルディナンド様、フェルディナンド様』


ツンツンと背中を縁に突っつかれた。あ、この3人?のこと忘れてた。


「ごめん、存在忘れてた」


悪いことしたらきちんと謝る、それ大事。


『フェルディナンド様、地味に傷つきます』


すんません


「ごめんな、エン。でもすごいよなあ世界樹」


かなり離れていると思うのに、エネルギーの波動を感じる。


『世界樹は、精霊神様が直接おつくりになられた依り代の一つですから、神格はそこら辺の神の比ではないですよ』


そうなんだ。


「教えてくれてありがとう、ジエイド」


ん?依り代ってなんだ。後で聞いとこう。


『そろそろ行きましょう』


「そうだな、スピネル」


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