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よし、ここからが正念場だ。この精霊を味方につけたらこの認識阻害を解いてもらえる。理由は人間より精霊は上位の生き物で世界には精霊の魔法のほうが優先されるからだ。柊真の話聞いといて本当によかった。


「お前がその精霊剣に宿る精霊か?」


一応神子だから立場的には俺のほうが偉いから下手に出るのはまずいと思うし。


『はい、神子様。私はこの精霊剣に宿る闇の精霊です。名前はまだありません』


柔らかな精霊特有の何かの楽器のような響き渡るような美しい声。うまくいくかな?なんとなく不安になってきた。


「美しい」


「流石精霊だ」 などなど



が聞こえてくる。確かに美しいという表現がぴったりくる美女だと思うけど。


夜空を切り取ったかのような漆黒の髪と瞳と雪のように白い肌の対比が素晴らしく美しい

豊満な肉体を闇色の鎧とドレスを組み合わせみたいな服で身を包んでいる

神秘的な顔立ちは恐ろしいほどに整っていて彼女?が人間じゃないことを物語っている


「闇の精霊よ。アリス様は私の婚約者だ。お前の主に言ってアリス様への拘束を解け」


お願いします闇の精霊様。


このイベントはアリス様とフェルディナンドが仲違いになってしまう原因だ。この精霊剣の傷は人間には決して直すことのできない傷を負わせる剣でこの剣で傷つけられたアリス様は傷物となってしまいヒーローとの恋路の障害ともなってしまう。


今は精霊を召喚しているから精霊剣としての能力は発揮できないからいいけど(ゲーム知識)もしこの精霊が協力に応じてくれなかったら完全に積み。精霊次第な状況だ。


『神子様、私を操っているのは私の主ではありません。彼が勝手に私の力を引き出し操っているだけなのです。同課神子様のご慈悲で私を解放してください』



「エン、どういう状況?」


意味が分からん。


『この精霊剣は宿っている精霊を無理やり操ることが可能なんですよ』


え?


「なんで?」


『この精霊剣は特殊な精霊剣で、あまりにも古くから存在していて、それでいて他に霊的なものが宿っていないものに偶然触れてしまった精霊が取り込まれた精霊剣なんですよ。なので使う条件が特殊で宿っている精霊と契約しなくても使用できるんです』


はぁ。特殊な剣ってことなのか。


「どうやったら助けられるの?」


味方につけたい。


『それならわたくしと契約してくださればよいのです』

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