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「おぎゃーおぎゃーおギャー」
「おめでとうございます。奥様元気な男の子です」
「まぁ」
「でかしたぞマリエール」
「ありがとうございます旦那様」
「奥様旦那様おめでとうございます。さぁお名前を付けて差し上げましょう」
「そうだな。よしフェルディナンドだ。こいつの名前はフェルディナンド・ディ・カルリオンだ」
「良い名前ですね旦那様。フェル、お母様とお父様よ よろしくね」
ここは・・・・・・?
確か斗真と話してたらトラックにひかれて・・・・
赤ちゃんみたいな感じで泣いている。
まさかまさか最近のネット小説にありがちな転生ってやつか。
物語の中の事じゃなかったのか・・・・・・・・
まだ目が見えないからよくわからないが父親と母親とあともう一人いるっぽい。ついでに母親の名前はマリエールらしい。
あっ俺の名前が決まった。俺の名前はフェルディナンドになった。いい情報ここは外国のようだ・・・・
3か月後
ココハイセカイデシタ
なんとなんとなんとこの世界?には魔法が存在していたのだ。
俺が目を開けたときお父様が
「魔眼持ちだ。でかしたぞマリエール。これでルミールルス家は安泰だ」
と言った。俺はなんか珍しい目の色をしていてその色の目を持つ人が成功しているのだろうと思ってた。が違った。マジモンの魔法の目だった。
最近やっと鮮明に目が見え始めたときなんか空中でふわふわしている人間とか動物とかが見えた。俺は最初子供の情操教育とかなんとかかんとかのCGかと思っていたら違った。なんか普通に生きていて意思があるらしい。CGなのになんでじゃべれるんだろうとか思ってたら人型のやつが話しかけてきてびっくりして返事を返したら取り囲まれた(30分前)・・・・・・二度とあんな経験はごめんだ。でここが異世界だということが分かった。現在の科学技術にこんなことないし地球にはふわふわ浮いている生き物などいなかった。
『君すごいね』
どゆことですか?空中にふわふわ浮いている奇妙な生き物が話しかけてきた。俺はまだ0歳3か月しゃべれる言葉はあうあうと鳴き声だけです。意味不明という意味で首を傾けてみた。
『すごい人からの加護を持っているよ』
もっと意味不明です。
「あう?」
『僕たちの事が見えていて声も聞こえてるみたいだしね』
クスクスって感じに笑う少年。普通の人には見えないのか?
『まぁまだわかっていないみたいだけど僕からも贈り物をあげるよ』
Why? 意味不明です。
『ほらえーどうするんだったけ確かそう思いだした』
人になんかくれるんだったらもっとちゃんとしてくれなんて思っていたら。
『我が名はシルフ。4大精霊であり風を統べるもの。我が統べるものよこの赤子に祝福を与えん』
少年がそういった時、なんか緑がかかった風みたいなのが吹き出してきて俺を包み込んだ。ふわっとした感触があって絶対にCGなんかじゃないって断言できる。
『フフフ、君に魔法を授けたよ。それじゃ幸せに。かわいい愛し子君。』
まっまっ魔法。
ってわけだ。