表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/75

14

アリス様を助けるために勢いで魔術?厳密には魔術ではないけどこの竜巻ってどうやって制御するんだろう?


『フェルディナンド様、この竜巻は‥‥』


「エン、これってどうやって制御するの?」


こんなでっかい竜巻がアリス様のほうに行ったら大変だ。俺が放った竜巻は、神々の力を借りて使っている厳密には魔術じゃなくて神卸しの一種。だからここら辺をふわふわ飛んでいる浮遊精霊達は干渉ができないし、人間に止めることなんてもってのほか。普通なら相殺する魔法で何とかなるけどこれは神々の力を大量に込めてるから、神々の力か俺の魔力が切れるまでこの竜巻が消えることがない。そういえばゲームでもフェルディナンドの魔術にてこづっていたなあ斗真、相殺ができない糞チートやろうって。


『神々の力を借りている神卸の一種ですから、精霊では止められません』


「だよね」


やばいやばい自分で制御できない魔法なんて出すもんじゃない。


「神子様、この竜巻をお止めください。そうでないと聖女様をこの剣で突き刺します」


え・・・・・俺のせいでアリス様が危険な目に遭っているのか?それなら・・・・


「それなら、アリス様を放せ。お前らの目的は俺か、アリス様を攫って教会の象徴とすることだろう?もし攫うなら俺にしろ。抵抗できないアリス様を攫うなんて卑怯だぞ」


ゲームの設定ではこうだったから俺が攫われてもいいはずだ。


「フェル様は神子様です。私くしよりもずっと強い神の加護を得ています。なのでここは私くしが捕まるべきなのです」


そんなこと言われてもアリス様を助けたい。


「聖女様ずいぶんな言い方ですね。教会は貴方を保護しようとしているだけなのですよ。このような汚らしい所で聖女様や神子様がお育ちになられば神々がお悲しみなります。そのような悲劇を回避するために私達がここへやってきたのです。偉大なる神々の加護を得た高貴な御二方を保護しにやってきただけなのです」


・・・・・宗教洗脳ってやつか?何この思想、保護って別にそんな事されなくていいですけど。なんでこんな勝手な考えでアリス様が攫われないといけないんだ?




さっきまで10メートル程だった竜巻が20メートルくらいになっているのはこの時人間はだれ一人きずいていなかった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ