月の君と、12月。
12月は出会いの月
雪により色を奪われた寒い季節に
色と温かさをくれた月
吐く息が
重力に逆らうように
ボクの気持ちも軽くなる
12月は別れの月
大切だった
キミを失った月
たまらなく悲しくなるときは
キミを想い
キミが大好きだった
月を探すんだ
だから
涙はこぼれない
そうか
泣き虫なボクの涙を止める為に
キミは顔を上げろと言っているんだね
12月は逢瀬の月
冬の低い空に浮かぶ
月に手が届きそうな月
キミも手を伸ばすように
流星群が
ボクらを繋ぐ