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1分で読める短編シリーズ

踏切が降りている間

作者: 優木貴宏

ここの踏切はいつも降りている時間が長い。


だから、一般的には嫌われている踏切なのだが私は数少ない、いや唯一のこの踏切が好きな変人かもしれない。


だって、この踏切が降りている間だけ片想いの彼との距離が縮まるのだから。


同じ学校の先輩で話しかけたことはないのだが、私が廊下で鞄をひっくり返したときに何も言わずに私に笑顔を向けて一緒に鞄から落ちたものを拾ってくれたのだ。


こんなことで恋に落ちるなんて単純かもしれない。


それでも私は先輩が好きだ。


この気持ちは嘘じゃない。


そして、踏切が上がりまた先輩との距離は遠くなっていく。


今はそれでいいんだ。


いつかは踏切が降りてなくっても距離が近づくことを信じて毎日を過ごしていく。

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