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極私的仏教考察  Extreme private Buddhist consideration  その12    (10分で分かる中国仏教の歴史)

作者: 舜風人
掲載日:2015/06/29

中国仏教の歴史


中國はもとより、古代思想家が百家争鳴していた国であるから、

儒教や老荘思想、等の中国伝等の民族思想が広くいきわたっていたのである。

そこへいわば異端の?外国の仏教がどっと来たわけであるから、

戸惑いというか、、違和感は相当あったと思うのですね。

ただ中国人は現実的な民族であり、現実世界にすべてを賭けるという民族です。

印度人のように無限だの、56億年先に救われるなんてそんな絵空事には

全くついてきませんよ。

空だとか、56億年先というのはあまり中国民族的にはそぐわないわけですね。

そこで、インド仏教は、その彼岸性や非現実性を次第に中国化されていくというわけですよ。

その端的な表れが「禅」ですね。

俗にいて俗を脱する。

あくまでも俗にこだわる。

俗世を捨てない。

しかも脱俗する。

禅宗こそいかにも中国的な仏教そのものと言えるでしょう。

道教との相似性もありますしね。






AD100頃  仏教が中国に伝わる


AD265  竺法護 長安で「正法華経」など150部を漢訳する。


AD400頃  


鳩摩羅什 大乗経典 300巻を漢訳する。

このように中国仏教は仏典の漢訳に始まるのである、ということは?

いっぺんにどっと、歴史的編年を無視して?到来した膨大な教えの山を前にして

はて?どれが本当の釈尊の教えなのか?という疑念がこれからの中国仏教の根本問題となるのです。(教相判釈)

インドでの仏教の発展と変遷が、まあ、めちゃくちゃになって

いっぺんに経典がどんと中国に来てしまったというわけですね。これではいったい、

どの経典が良くてどれが悪いのかってわかりませんものね。

とはいえ、中国では次第に仏教は攻勢してゆくのです。








AD500頃  ボーディダルマが禅を伝える。ここから中国禅が広まる。


AD526  曇鸞、浄土教に改心する。これより中国浄土教が広まる。


AD587  

天台智顗が「天台三大部」をあらわす。ここに天台宗が始まる。天台宗は法華経に基づく止観の階梯を述べたものです。まあ、いわば法華哲学です。


AD640  華厳宗の開祖、 杜順、没する。


AD645  唐僧玄奘、大唐西域記をあらわす。大量の経典を

       インドより持ち帰る。


AD681  善導没する、この人は浄土教の中興の祖。


AD712  華厳宗の中興の祖、法蔵、没する。


AD713  六祖 慧能、没する。中国禅の中興の祖。

       その教えは弟子がまとめた説教集

      「六祖壇教」に詳しい。これより中国に於いては禅宗が

       隆盛をきわめる。

      中国の老荘思想や、神仙思想に禅宗はうまくマッチして?

      中国人のハートをつかみ?

      大発展するのである。


AD720  金剛智、不空が長安に来て、密教を伝える。


AD806 空海、入唐する。密教僧、恵果より灌頂を受けて密教経典、

      密教法具を持ち帰る。



こうしてインド仏教のほとんどすべてが中国に伝播したのであるが、結局、中国人の心情に一番マッチした禅宗がこれ以後大勢を占めることになるのである。次が浄土教系でこれも民衆の絶大な支持を得た。清朝時代にはこの

浄土教系の白蓮教徒が大規模な反乱を起こしている。



それ以外の華厳や天台、密教はあくまでも、、中国仏教においては、「少数派」、、ということになる。

 


     

以下は、すべて中国禅の関係の記述です。



AD814  「百丈清規」成る。


AD866  臨済禅の祖、義玄、寂


AD869  曹洞禅の洞山、寂


AD1004 「景徳伝灯録」 成る


AD1128 「碧巌録」成る


AD1168  栄西、入宋する。


AD1223  道元、入宋する。


AD1229 「無門関」成る







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