〜らくがき2〜
「シネ」「キモイ」「ウザイ」こんな言葉は誰のためにある?なんのためにある?
人をいじめてなんになる?誰が得をする?
これはワタシ細城綾音が見た、残酷かつ、最低なイジメだ。
。。。ここでのいじめれらっこは「三月沙伊奈」
いじめっこは。。「斉藤逢希」「佐佐南美奈」「梅岸裕樹」「三笠柚雨」の4人。。。もちろん他にもたくさんの人が居る。。。ワタシは見て見ぬフリをする最低なやつ。。。
「死ね♪」「消えろ!」「ウザイ」「キモイ!」「臭い」「キショイ!」「この世にいらない!」沙伊奈の机から落ちた教科書に書かれたこんな言葉を見た。。見てしまった。。。(い。。じめ。。。だ)ワタシは思った。でも。。沙伊奈に声はかけられなかった。。かけなかった。。。。
先生もきっと気づいているはずだ。。。きっと。。だって先生のいるまえで沙伊奈に消しゴムをぶつけたり平気でする。でもうちのクラスの先生も見て見ぬフリをする。。
そしてとうとう沙伊奈は教科書をもってこなくなった。。。
ワタシが見ただけでも4人は沙伊奈に数々のイジメをしていた。。。
「キャッ!!!」
その声は放課後の体育館で響いた。ワタシは部活が終ったばかりだったのでしっかり耳に聞こえた。。
「ハハハハッ!」「うわぁぁぁキモぉ」
「もっとやっちゃえ!!!」
4人のそんな声が聞こえた。ワタシは隙間からみる。
床には黒いなにかが。。。沙伊奈のアタマは。。。前髪がパツンッ!と切られたいた。。
でもワタシは声が出せない。。。
でも次の日沙伊奈は学校に来た。きっとおやにも自分できったといったのだろう。。。
みんなが感情を殺したような目で沙伊奈をにらみ笑う。。。
またある日は
美術部の生徒が沙伊奈の似顔絵をかいて。。それにナイフをさし、、捨てて笑う。
ワタシがトイレへ向かうと、、そこからはびしょ濡れで少し汚物のようなにおいがする沙伊奈がでてきた。ワタシが急いでトイレへ向かうと生ごみが床におかれ、そこにナミナとユウがいた。
「なに。。やってんの?」
「え?これ?しらなぁぁぁい!キモクナイ?」
「え。、、そう、、だね・・」
ワタシは知っていた。ぃゃ普通気づく。沙伊奈にこの汚物と水をかけられたことを。。。
友達のいない沙伊奈が毎日読んでいる小説を黒く塗りつぶされていたのもみたし、
ジャージに書かれた真っ赤な「死ね」
という文字もみた。
前の日きっと殴られたと思われるアザをつけた沙伊奈も見た。
給食にはゴミを入れられたいたし、絵の具を制服にこぼされているのも見た。
「死ね」と書かれたジャージはきっと自ら捨てたのだろう。そして新たなジャージを着ている
沙伊奈を見つけた。でも結局またジャージはグチャグチャにされる。
吹奏楽部である沙伊奈の一番大切なものはクラリネット。
でもそのクラリネットの吹き口には汚物をこすりつけられていた。
チョークを盗んだ犯人として沙伊奈を挙げられたし、
吹奏楽部で使うと見られる楽譜に「この世から消えろ」と書かれているのもみた。
「お葬式ごっこ」もやられていたし、、、沙伊奈のいやらしい合成写真をばらまかれたのもみた。
変な沙伊奈の噂も耳にしたし、、、、。この日まで。。。
そう。。次の日。。沙伊奈は飛び降りた。。。学校の屋上から、、飛び降りた。。。髪の毛を全て剃って。。死んだ。。。
ワタシはなんにもできなかった。。やろうとしなかったことに後悔した。。
今現在もあいつらは反省せずに人をいじめている。。。
そして今も私は何もいえずにいる・・・・