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記憶の転換期

作者: けにゃタン
掲載日:2026/03/02

僕は疲れた....。

人に対して、モノに対して、自分に対して...。


毎日、毎日思いながら眠る毎日。

起きたくない朝に、無理やり起こされる感覚に常に悩まされていた....。


そんな休日の日、何を思ったのか?

昔使ってた部屋を掃除することにした。

小学校の時使ってた机....。

埃かぶっていた古い机。

そして、懐かしさを思いながら引き出しを開けた。


そこにはノートが入ってあった。


僕はゆっくりと優しくノートを開けると

絵日記みたいなのがかいてあった。


"僕さ今日知り合ったおじさんとご飯食べたよ。

めっちゃ楽しかったし、知らないこと色々と教えてもらえたよ。"


そんなようなことが楽しそうに書いてあった

汚らしい字を読むと、少しずつ記憶が思い出した気がした。


そして、すっかりと夜になり、ご飯、お風呂と済ませたあと床についた。


静かに目を瞑り、憂鬱な明日を迎える準備をした。


記憶が遠のいていった。


僕は小学校の時遊んでいた公園にいた。

セピア色になった景色を見ながら、懐かしさを感じていると

子供達がたくさん遊びにきた。


ゲームボーイを持つ子、ボールを持ってきて遊ぶ子、ブランコに乗る子、様々な感じだった。


「懐かしいなぁ...ゲームボーイとか流行り出してるんか??まぁ、レトロブームだしあるかもなぁ」


なんて呟いてると、1人の小学生の子が、

おじさん遊ぼうよ!と誘ってくれた。


"警戒心とかないのかw"


そう心で呟いてたが、なんか懐かしさでいっぱいだった。


色々と遊んで仲良くなってると、夕方になった。


「ご飯食べる時間だから帰るよ?」


すると、少年は、

「せっかくだし、おじさんも食べにきたら?」


内心、おいおいマジかよ!

って思ってたら

まさかの親が公認してくれた。


すごい時代だな


なんて思いながら、僕は付いて行った。


なんか懐かしさを感じる部屋、場所

昔住んだ事のあるような場所。

でも、記憶が曖昧....。


似てるけど似ていない。

なんていうか、不思議な気持ちだった。


家に上がると、叔父さん叔母さん、親御さんたちが暖かく迎えてくれた。


こんなに優しくしてくれるなんて....

なんて思っていた。


レトロな空間に浸りながら、ご飯が届いた。


年末みたいな家族団欒さに僕は楽しくなり、僕の話をいっぱいした。


そして、少年は泊まって行ってよ!


流石に、それは....。

と思っていたが、お酒も頂いてたせいか?

甘えてしまった。


布団の中で少年と楽しく話しながら、眠りについた。


ゆっくりと瞼が閉じていくなら、少年の顔がボヤけた。


次の日、僕はいつもの部屋にいた。


「夢だったか....」


と落胆したと同時に、


「そういや、家族に顔出してなかったなぁ....

また、みんなとご飯食べたいなぁ....」


と、口からこぼれた。


月1でもいいから、家族に顔を出そう。

と気持ちと共に、枕元にあった絵日記を机に戻そうと

昔の部屋に行った。


部屋に入った時、そこには机すら何もない空間だけであった....。


「そうか、かなり昔に親戚の子にあげたんだっけか....」


そう呟くと、そっと部屋の扉を閉じたのでした。





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