6話 OJT 事前研修終わった新人の教育係にレイなる!新人のパイセンに…。ここは特別総合戦略救済警備調査総務能力開発相談特命係、通称、特別相談特命係(トクトクソウ)
ガチャ…
ドアが開く
金髪、金色の瞳、鋭い目
デキソウナエル
「ここが君達の配属先の、経営戦略統括本部コーポレート・オペレーション・センター付け特別総合戦略救済警備調査総務能力開発相談特命係、通称、特別相談特命係…トクトクソウだ。では、レイよ。この者達のOJT頼んだぞ」
寝癖やアホ毛有る黒髪、黒目、やる気のない目
レイ
「…ったく、なんで俺がまた新人教育せにゃいかんのだ…あー、トクトクソウの係長のレイだ。面倒事起こすんじゃねぇぞ…」
黒髪、黒目、フツメン
ただの新人天使モブエル
「初めまして!モブエルです!今日からよろしくお願いします!」
レイ
「よろしくなー…」
(コイツはいたってマトモそうだ…それに引き換えもう一人の太々しい態度は…)
赤髪ロングヘア、レッドアイ、パッチリ二重タレ目
新人少女天使シエル
「コイツがパイセンってやつか?」
シエルがレイを指差しながらデキソウナエルに聞いた
デキソウナエル
「ああ、そうだ。先輩だからパイセンって言うな。意味わかるか?」
シエル
「うんうん!あたしより年上だからパイセン…じゃなかった先輩っていってればいいね」
デキソウナエル
「ああ、そうだ。それでいい。それだけでいい。深く考えるな」
シエル
「どもども!レイパイセン!よろです!」
レイ
「あ、ああ…」
(めんどくさそうなバカっぽいやつキター!早く寝てええ!)
———
狭い部屋
レイ
「…」
ドタバタ
モブエル
「ちょっとー!シエルちゃん!僕のアイス食べるなー!」
ドタバタ
シエル
「ウッサイ!名前書いてない方が悪いよ!もう食べてるからあき諦めよ!」
ドタバタ
レイ
「あー!!ウッサイわ〜!!こちとら次の案件の準備しとんだ!おい!シエル!そのアイスくれ!」
シエル
「ベェ〜!レイちゃんはパイセンなんだから我慢しなさいな!」
モブエル
「レイさんからも何か言ってやってくださいよー!」
レイ
「だーかーら、こっちは忙しいっつーの!この世界は弱肉強食だ!強くなれ!」
(フィアエルのプリン食ったのバレませんように!)
モブエル
「もー!めんどくさがらないで注意してください!」
レイ
「めんどくさがってもいいじゃない。それが自分さ…」
モブエル
「なんかカッコつけてるけど何だそれ!」
———
道路
何かあったらオイデ、と書かれた車
優しそうな人間
「どうした?困ったのか?まあ、乗りなさい」
バタン…
車のドア閉まる
———
続く
———




