1話 終わりの始まりの終わり始め…「ちょっと待って!聞いてないよ〜!なんで神様と入れ替わる?!てか、どうでもいいから二度寝させてくれぇ〜!」
キィン!!
剣が弾かれ頭上に弾き飛ばされる。
黒い人影が斬りかかって来る。
黒い人影に光る槍が刺さる。
頭上に弾き飛ばされた剣を再び手にする。
槍を持った人物と背中合わせになる。
二人は群衆に囲まれている。
煙で顔は見えない。
二人の口元は笑っている。
———
視界は暗。
闇の中声だけが響き渡る。
「カオスこそが始まりであり調和であり終わりである…」
———
寝室
レイ
「ううっ…あーまーた寝過ぎた…朝早く起きれん…んだ?ダメだ…眠し…後5分寝よ…」
眠りに落ちる。
———
目の前は漆黒の闇。
暗黒の中落下していく感覚。
レイ
「うおおおい!どうなっとん!?」
落下先、目の前に薄いオレンジ色の光線のような二本の縦線と二本の横線で四角い空間がある。
レイ
「俺、闇の中落っこちてる!?でも風とかねぇな!怖えぇー!!」
高速落下。
四角い空間通過。
更に同じものが連続してある。
そこを連続して落下。
通過。
レイ
「てか、ふかふか羽毛布団で三度寝させてくれえぇぇ~!!」
———
バベルタワー
119階
緊急救済コールセンター ノア
執務室
金髪ロングヘア
ブルーアイ
ぱっちり二重
オペレーター姉さん天使 シジマチエル
「レイさん!レイさん!病気治して欲しいと言う願い来てます!」
寝癖やアホ毛有る黒髪、黒目、やる気のない目の
レイ
「オッケ!緊急?」
シジマチ
「いいえ!」
レイ
「じゃあSVにエスカレしといて!後で対処する」
シジマチ
「はい!SV天使、スーパーバイザー天使にエスカレ、エスカレーションします!」
ブラックロングヘア
ブラックアイ
奥二重
華奢で小柄
超地味な服装
常にオドオド怖がっている
新人オペレーター少女天使 フィアエル
「す…すみません…あ…あの…復活して欲しいと来てます…」
レイ
「ん?復活?」
フィアエル
「こ…こんな願いダメですよね…?」
レイ
「まずは、俺の作った聖なる手順書1ページ目の最初から順に指さし確認してみ」
フィアエル
「は…はい…」
———
怪しげな雰囲気の部屋
次回以降予告予言者おばば
「さーて、次回以降の予告…予言じゃ…」
おばばの水晶玉を通して映像が見え、音声も聞こえてくる。
レイ
「何?!緊急じゃ無いけど病気治して欲しいだって?オッケ!処理する!」
(…一人一人だと面倒くさすぎる…ん?ハッ!そうだ!全世界全員の病気を一発で治せばいいじゃん!サービスで髪の毛艶々にしてあげよっと!えへへ)
レイ
「何?!悪魔出現だと?!オッケ!処理する!」
(ああーでも怖いしそれに面倒くさいからカワイイカワイイニャンコにしてよしよししよっと!サービスとしてニャンコ以外のカワイイキャラにもなる!これにて解決!!)
フィアエル
「せ…先輩…最近輝いてますね!なんだか別人みたいです!なーんかあの人に似てるような…」
レイ
「そ、そうか?!あはは…」
ブィーブィー!
警告音らしき音が鳴り響く。
レイ
「な、なに?!」
?
「何で…なんで…ナンデあんな事したんだ!!」
レイ
「ぬぉぉ〜!めんどくせぇ〜!!俺のスローライフ返せ〜!めんどくせぇから全部解決したらぁ!しゃあねぇから楽する為に頑張ってやらぁ!!」
———
続く
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