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未練が残る証明場所

その後、ある日、師匠にスイスへ行くように言われ、ついに行くことになった。スイスの学会で師匠が意見を述べる姿は、遠くから見ると非常に大きく、また遠いもので感じられた。学会の後、バーゼル大学を訪れることになり、自由時間が与えられたので、図書館に立ち寄った。だが、長い移動と研究の疲れで、気が付くと眠ってしまっていた。


目を覚ますと、優しげな顔立ちの西洋系の人物が椅子に座っていた。佐藤は驚いて立ち上がり、その人物に話しかけた。


佐藤「すみません、あなたはどなたですか?」


その人物は穏やかに微笑んだ。


人物「おっと、自己紹介が遅れましたね。私の名前はレオンハルト・オイラーです。」


佐藤は目を見開いて驚いた。


佐藤「オイラーさん…本物のオイラーですか?」


オイラーは頷き、続けた。


オイラー「はい、ここは私が亡くなる直前に証明を成し遂げた場所で、未練が残る場所でもあります。あなたがここにいることは、私の数学的な探求に何らかの形で関わっているのかもしれません。」

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