超次元眼と悠久眼の対決【2】
終末の男は冷静に刀の接触を観察しながら、佐藤の赤花(刀)に視線を注いだ。
終末の男「そうか…あいつの刀か」
彼の口調にはわずかな驚きが含まれていたが、その目は鋭く、赤花の刀の特異な力をじっと見つめていた。終末の男は一瞬の間を置いて、軽く刀を振りながら、佐藤の戦いぶりを冷静に評価していた。
終末の男「君の刀はただの刀ではないようだ。だが、君がそれを使いこなせるかどうかはまた別の話だ」
その言葉には挑戦的な響きがあり、彼の眼光は佐藤に対する強い興味と共に、今後の戦いに向けた真剣さが感じられた。終末の男は一歩下がり、戦いの中での考察を始める様子を見せると、さらなる挑戦を続けるために準備を整えていた。
佐藤は冷静に終末の男に向き合いながら、三条に指示を出した。
佐藤「三条、今のうちに島民の人を避難させてくれ」
三条は即座に頷き、周囲の島民たちに向かって非難の指示を出し始めた。その動きには迅速さがあり、島民たちも指示に従って慌てて避難を始める。
終末の男は冷笑しながらその様子を見守り、片手で刀を振りながら言った。
終末の男「まだそんなこと言える余裕があるんだ」
彼の言葉には軽蔑と共に、自信満々な口調が含まれていた。終末の男は刀を構え、戦闘態勢に入ったまま、佐藤の動きをじっくりと観察している。
島民の中には、終末の男に対して恐怖の感情よりも、むしろ尊敬の目を向ける者もいた。彼の威厳や、超次元眼の力に触れたことによって、古くからの伝説や神話と結びついたような感覚を抱いているのかもしれない。彼らにとって、終末の男は単なる脅威ではなく、何か神聖な存在として映っていた。
島民の中には、彼の立ち姿や振る舞いがもたらす神秘的な雰囲気に感銘を受け、静かに見守る者もいた。その視線は、終末の男が持つ力の崇高さや、彼に対する畏敬の念を含んでいた。
しかし、その感情の裏には、彼の行動が及ぼす影響に対する複雑な思いもあった。島民たちは、彼の力とその影響力に圧倒されつつも、心の中でどこか尊敬や期待を抱いている様子が見受けられた。
初代「龍一さん…いえ、終末の男。彼は唯一、超次元眼を使いこなすことができた男です」
佐藤「初代さん?! どうしてここに?」
初代は厳しい表情を浮かべながら、深いため息をついた。
初代「彼は長い間、時を超え、数多くの歴史を見てきました。そして、彼が目指すのはただの支配ではありません。彼の目的は、世界を根本から再構築し、真の平和を実現することです」
佐藤「それでは、彼は世界を平和とすると言いながら、実際には世界を支配しようとしているということですか?」
初代は首を振り、目に切実な光を宿らせた。
初代「いいえ、違います。終末の男の考えは単なる支配の枠を超えています。彼が望んでいるのは、秩序のない世界から、全てを統一することによって生まれる新しい平和なのです。彼の目的は、旧世界の混乱と無秩序を終わらせるための、最も極端な手段であり、その結果として、統一された平和を実現しようとしているのです」
佐藤「なるほど…でも、それが本当に正しいのかどうか、私には分かりません。彼が目指す平和が本物の平和なのか、それとも単なる幻想なのか…」
初代は少し沈黙し、視線を遠くに向けた。
初代「その答えを見つけるためには、彼の意図を深く理解し、そしてそれを阻止するための行動を起こさなければならない。彼の計画が実行される前に、何らかの対策を講じる必要があるでしょう。彼の力を持ってすれば、世界がどうなってしまうか、私たちの想像を超える可能性があるのです」
佐藤はその言葉を噛み締めながら、決意を新たにした。彼は今後の行動を考え、どうすれば終末の男の真の意図を見極め、彼の計画を阻止できるかを考えなければならなかった。




