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晴眼の魔人  作者: 沼田フミタケ
廃棄生命
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 空腹は最高のスパイスだと人は言う。


 喉が渇いた時、運動した後に飲むキンキンに冷えた氷水に勝るものはないという人もいる。


 こういう人たちは、食べるという当たり前の出来事を、わざわざ自分をバッドコンディションにすることで、最高のコンテンツへと昇華させているのだ。


 では、食べたいときに食べれない状態に陥り、それを何時間か続けた後に食べる料理はどのように感じるのだろうか?


 とてもおいしいと思うのだろうか? 


 そうは思えない。そうなってしまえば、おいしいと思う暇すらないだろう。


 それぐらいの極限状態であれば、これらは、食べたいという欲求ではなく、食べなければという本能に変わるからだ。


 しかし、人間にとって、本能というものは、欲求があるから機能する。


 人間には意思がある、感情がある理性がある。だからこそ、本能のままに生きることができない。


 食べなければならないという本能が働いているのに、食べたいという欲求がなくなった時、人は、どのようになるだろうか。

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