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晴眼の魔人  作者: 沼田フミタケ
廃棄生命
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廃棄生命 6

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 後日、大学の掲示板に『フードロスについて考えよう!』という張り紙が貼ってあった。


 それを見て、僕は安堵した。


 彼らの願いが、人間に伝わったわけではないだろう。しかし、人類は常に考え、行動している。


 でもそれは、自分たちのため、倫理や道徳に基づいた行為だ。


 だから、彼らが報われることはないかもしれない。でも、少なからず理解している人間はいるのだろう。


 何故自分たちが生きていけるのか。何が自分たちを生かしているのか。





【廃棄生命 完】

この大量生産、大量消費、大量廃棄の現代社会において、生命の廃棄というものは現代社会においても度々問題になっています。


廃棄の多くの理由は、売れ残りや食べ残し、そして売れないからという理由での廃棄です。


これは現代社会のシステム上、仕方のないことだと思います。生産業、製造業、物販業の方々は、この最適化されたシステムによって日々を生きることが出来ているはずです。


廃棄しなければ仕事にならないということが、この世界では往々にしてあることだと思います。


しかし廃棄される側からすればそんなことは知ったこっちゃないでしょう。それを知れば、怒りを覚える事もあると思います。


生命はこれからも廃棄されていきます。これは仕方のないことで、割り切らないといけないことです。


だからこそ、消費者である私たちは、その生命を廃棄することなく、きちんと消費することが大切だと思います。


だって私たちは、彼らの命を理不尽に奪い、生きているのですから。

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