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ゲノム~失われた大陸の秘密~  作者: Deckbrush0408
第三章【パシフィス王国編】
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日常生活で役立つ魔法の使い方

スペルキャスト・デイ二日目、

午前中は一日目と同じく多目的ホールにて日常的な魔法の使い方について学ぶ時間となった。

料理の火加減を調整するファイアの応用や、洗濯物を乾かすウィンドの使い方、

掃除を楽にするアクアとウィンドの組み合わせなどが紹介され、参加者たちは真剣に耳を傾けた。


午後は広場に移り、魔法を使った簡単な的あてゲームが開催された。

各グループが順番に的を狙い、魔法の精度と速さを競う。

このゲームはライトの得意分野であったため、彼は目を輝かせて挑戦した。


ライトはファイアを巧みに操り、次々と的を撃ち抜いていく。

その正確さとスピードに、周囲からは驚きと歓声が上がった。

結果的に、彼はかなり上位に食い込み、景品として大量のお菓子を手に入れることができた。


イベントが盛り上がる中、建物の陰からこっそりとのぞき見しているケイラの姿があった。

村田との約束は当然覚えていたが、彼に早く会いたいという感情が先走り若干ストーカー化しており、

彼女は目を赤く輝かせながらライトの一挙手一投足を目に焼き付けていた。


(ライト君..なんて可愛らしいのかしら..たまらないわぁ....)

ケイラは心の中でつぶやきながら、ライトがゲームに夢中になっている様子を見つめ続けた。

その姿は、ただの見守りというよりも、狂気的な執着が感じられた。


(でも、今は待つしかないわね..彼が私を受け入れてくれるまで..)

ケイラは自分に言い聞かせるように、深呼吸をし、少しずつその場を後にした。

彼女の心にはまだ不安と期待が交錯していたが、

それでもライトの笑顔を見られただけで満足感を感じていた。

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