46話 負けるつもりなんて毛頭ないよ
お久しぶりです。久々に投稿しようと思ったらきりの悪い所でしたね。申し訳ない。
絶対に完結まで持ってくので応援よろしくお願いします。
もう一つの作品はなんかネタ切れ起こしちゃって少しストップ中です。
今年中には再起動します。
さて、とは言ったもののねぇ……
見えもしない、聞こえもしない、なんなら勘すら機能しないなんて糞ゲーどうやって攻略しようかな?
「っ!あっぶね!」
こうして考えている間にもナイフは飛んでくる。
ナイフ無尽蔵過ぎない?
「ふぅ……いい加減諦めたら?」
姿を現して天珠ちゃんが言ってくる。
「それがそうも言ってられないんだよね」
凛ちゃんと戦うには何としてでも勝たないと。
「でも攻撃は僕にあたらな……っ!」
顕現!衝撃波!
フハハハ!隙あり!
「むむむ…そういうことするタイプ?」
「勝つためならなんだってって奴だよ」
卑怯?勝てば良かろうなのだぁ!
「<正体不明の侵略>」
さて、攻撃は当てたもののまた振り出しか…
「無理矢理だけどこうするしかないかな?」
顕現、大爆発!
瞬間あたり一面に爆炎が広がる。
今の私の実力じゃリングの全てを覆う一撃は出せない。でも…
「……っ、まさか自分ごと…?」
「イテテ、流石に無理し過ぎた…」
自分に当てないように制御しなきゃ話は別。
これなら当たる。
「こうなったら……」
「させない!」
「くっ!」
もう一度使う気?でも接近したら使えないでしょ!
顕現、刀!
刃渡り短めの短刀が手に生まれる。
刀なんて使ったことないけど私の親友の愛用だからね。なんとかなるっしょ!
「はっ!」
「甘い!」
…なんとかならなそう。
近接戦闘の技術は向こうが上だね。
相手はナイフでリーチはこっちが有利なのに上手くいなしてる。
「拉致が開かない。こうなったら…」
ヤバそうだね。なら…
顕現!重力!
「な!?」
突然の重みに体が倒れそこに追撃を仕掛ける。
「<完全不明」
「まっずい!」
勘が何かヤバいのが来ると訴える。咄嗟に小刀を投擲する。
「の策…ぐっ!」
「はぁ…危ない危ない」
何か良くない物の気がして止めたけど正解みたい。
刀は天珠ちゃんの腹に突き刺さっている。
いくら能力者とは言え致命傷だ。
「…負けた…」
悔しそうに天珠ちゃんが呟く。
「鏡花…負けちゃダメだよ……?」
言い終わると同時に光となって結界外に飛ばされた。
「…負けるつもりなんて毛頭ないよ」
勝者
白蓮鏡花
更新ペースも戻さないとなぁ。




