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美少女になったら楽しく暮らすのが相場だと思う。できるとは言ってないけど。  作者: コッテリとしたそうめん
第二部 小学1年生。 ピカピカって言えるほど綺麗じゃない。
32/51

27話 あんな技見せてもらって負けたら切腹でしょ。流石に。

本日、血反吐吐きながら4本目。


 春香ちゃんの試合が終わった。

 よかったー、春香ちゃんも出場出来て。


 さて、じゃあ行きますか。


 これで私が負けて本戦出場出来ないなんてなったら目も当てられない。

 

 ……なんか緊張してきた。


 それを見て凛ちゃんがやってきた。


 「緊張してる?」


 「あー、してるのかも。こんなに多くの人の前で戦うとなるとね。」


 「大丈夫。」


 一拍置いて凛ちゃんは言う。


 「鏡花は強い。」


 そうなのかな?自分ではそんなことないと思うけど。


 「鏡花は変。強いのに何故か自己評価が低い。」


 もしかしたら能力者じゃない過去の記憶を持ってるからかな?


 「頑張ってね、大丈夫だから。」


 でも…


 「ありがと。凛ちゃん。行って来るよ。」


 吹っ切れることが出来た。





 

 会場に着くと私以外は全員いた。




 「それでは始めます!Fブロック!開始!」


 

 ん?あの子なんかヤバそうだな。

 なんか今にも消えそうな雰囲気のアルビノの女の子が立っていた。警戒しとくに越した事はないか。


 さてと、開幕から飛ばしていこう!


 たくさん向かって来るからこんなのなんてどうだろう。

 

 顕現、炎の雨


 

 その瞬間炎が降り注ぐ。能力で守る人もいるけど半分はいなくなった。


 「勝負!」


 体格の良い男の子が突っ込んでくる。


 甘いよ。

 プリンに生クリームかけてキャラメルソースかけたくらいにはね!


 なんか思考が迷走し始めたけどやるべき事はしっかりやろう。


 顕現、針の壁


 その瞬間その男の子は穴だらけになって倒れていった。


 ふと辺りを見渡すと警戒していたあの子がいない。


 「っ!?」


 いつのまにか背後にいたその子は私に向かってナイフを突き出す

 ……が間一髪壁を顕現してバックステップで距離を離す。


 危なすぎる。

 少し前に本戦出場出来なかったら目も当てられないとか言ったからフラグでも立ったんじゃないかな?


 「一旦休戦しよう。」


 ふとそんな事を言ってきたのはさっきの子だった。


 「信用できるとでも?」


 いくら見た目美少女でもナイフを突き出して来るような子を信用は流石に無理ゲー。


 「僕達が争っても美味しくない。」


 それはそうなんだけどね……


 間違いなく本気でやらないと負けるのはこっちなんだよね。能力も把握できてないし。


 …はぁ、しょうがないか。


 「わかったよ。今は乗ろう。」


 「助かる。」


 そしてお互い逆方向に走り出す。

 

 「お互い潰し合って欲しかったんだけれども!?」


 「まぁドンマイ?てなわけでバイバイ。」


 そんな事を言う女子生徒を投げナイフで心臓を貫く。


 ふふ、なかなか投げナイフも様になってきたんじゃないかな?


 「試合終了です!白蓮鏡花さん、真白天珠(ましろてんじゅ)さん。

 おめでとうございます!」



 ふぅーよかったよ。

 凛ちゃんにあんな技見せられて負けましたとかだったら切腹案件なんだよ。


 「僕としても助かった。ありがと。」


 見た目は少しボーイッシュな感じなんだね天珠ちゃんって。


 「こちらこそ。本戦ではよろしく。」


 とりあえずみんなに報告に行かないとね。


 いやー疲れた!




     Fブロック

         白蓮鏡花

         真白天珠

             本戦出場決定

明日は1本投稿が限度かもしれません。

すまない。

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