22話 槍の雨。私が降らすわけじゃない。
本日2本目
ゆいちゃん強ない?
いや、知ってたんだよ?ゆいちゃんが強いことぐらいは。
でも、まさかあそこまで無双できるだなんてねぇ。
私予選突破したらアレと戦うの?
……誠に遺憾ですが今回の大会は辞退させていただくことになりました。
「何そんな世界の終わりみたいな顔してんの?鏡花ちゃん?」
「あやちゃん…結ちゃん強くない?ぶっちゃけ勝てなそうなんだけど。」
そう、単純に強いだけならともかく相性も悪い。
顕現してもすぐに無くなっちゃうからね。
あ、なんで能力知ってるのかはあやちゃんに試合中に解説してもらったからだよ。
「まぁ、ゆいちゃんは普通に強いよねー。」
ん?そういえばあやちゃんって初めての模擬戦の時ゆいちゃんに勝ってなかったっけ?
気にしたら負けだよね。
「皆さんただいま戻りました。」
「おかえりー!強かったね!」
「私は信じてた。よくやったぞ弟子よ。」
「凛ちゃん…結衣ちゃんは弟子じゃないでしょ?」
「春香。そこは乗るべき。」
「さすがゆいちゃんだね!」
「ありがと、綾。」
こうして終始和やかな雰囲気で試合は次へと移行する。
そうしてBブロック。
そこで起きてたのは2人の強者による蹂躙だった。
本人達にそのつもりは無いのかもしれないけどね。
「わーお。」
「鏡花が壊れた。」
「これはすごいですね…」
2人の男の子が戦闘してる余波で周りの子達がどんどん吹き飛ばされていく。
何か言い合ってるみたいだけど声はこちらまでは届かない。
「あの子はなんだろ?闇?」
「黒ですね。黒で塗りつぶされると身動きが取れなくなる[黒縛の鎖]という能力ですね。有名ですよ。」
「でももう1人の子は知らないね!反射しているからカウンター系統の能力だと思うけどね。」
ゆいちゃんとあやちゃんはこの手の事情に詳しいから解説役だね。
私とりんちゃんと春香ちゃんは聞き手役だね。
「Bブロック終了!奈良田幸助君と志麻優星君。
本戦進出です!」
いやー酷いもんを見たね。なんかみんなが強すぎてこれからのことが憂鬱になってくるんだけど。
次は…
「私の出番がついに。」
「ガンバ!」
「なんか軽くない?もう少しほら、あるはず。」
でもねぇ、ぶっちゃけりんちゃんが勝てないなんてことある?あったら明日は槍が降るね。
あ、私が降らすわけじゃないよ?
「ていうか凛さんでここのメンバーは今日の出番はなしですか。」
「予選は2日ありますからね…私戦闘向けじゃないんだすが…。」
「春香ちゃん元気出して?もともと運動できるんだしなんとかなるよ!」
とは言うものの私自身戦闘可能にも関わらず自信0だからねぇ。
まぁ、明日のことは明日考えよ!
まずは応援しっかりしないとね!
Bブロック、奈良田幸助
志麻優星
本戦出場決定。
とりあえずしばらくは予選回かな?




