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美少女になったら楽しく暮らすのが相場だと思う。できるとは言ってないけど。  作者: コッテリとしたそうめん
第二部 小学1年生。 ピカピカって言えるほど綺麗じゃない。
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17話 先生って優秀だったの?

本日2本目。張り切っていきましょう!


 次の日。今日の1時間目はスキル学だ。


 まぁ、名前のまんまの授業ですよ。前世じゃ触れる程度だったから面白いんだけどね。


 「それでは皆さん!スキルとは一体どのような力なのか考えてみましょう!」


 スキルねぇ。能力者が一人一人持つ能力で千差万別。それくらいしか知らないな。


 「はーい時間切れでーす。」


 絶対考えさせる気ないでしょ。まぁ、悩んでいてもわからないけど。


 「簡単に言っちゃうと能力者が持っていてスキルツリーを通して世界に干渉することですねー。

 皆さん小さい頃大きい木の枝に触ったことを覚えてますかー?

 あれはいわばどんな能力があるかを見極めてそれを登録すると言った意味があったんですよー。」


 あれってそんな意味だったのね。


 「そしてこっからが大切な話。スキルは訓練することによって強くなる…いわゆる干渉の幅が増えるんですねー。

 そしてその値が一定を上回ると能力超過…いわゆる覚醒がおきるんですねー。

 これが起きると能力のスペックが大幅に上昇してさらに能力解放ブラストと呼ばれる必殺技のようなものが得られます。

 何故このブラストが起きるのかというと干渉の値が増えると最終的にスキルツリーを通さずにスキルの行使が可能なんですよ。

 スキルツリーを通すという手間がなくなったからより強く能力を発現できるようになるということですねー。」


 ブラストねぇ。トンデモパワーってだけ覚えとくか。どうせ周りに使える人いないんだし。


 「ちなみに能力超過は能力者のおよそ50人に1人が使えるのですよー。私も使えます。ブラストの効果は明日にでも実演しますねー。」


 いたんだが。え?先生ってもしかして優秀なん?

  

 「でも世界に干渉すると相当な体力使うんですよねー。ブラストなんて使用した日には能力が10分ぐらい使用できなくなりますんでこの中にも発現する人はいると思うので気をつけてくださいねー。」


 なるほど。ギア○ォースか。


 でも50人に1人ってことはお母さんとか使える可能性ない?有名人らしいしなんかそんな気がしてきた。


 授業もそうして終わりみんなと話していた。


 「先生って優秀だったんだね。」


 「礼仙で一年教師を務めてる時点で相当優秀。」


 「え?そうなの?」


 「鏡花さん。今はまだ起きてませんが精神的にまだ私たちは未熟なので癇癪を起こした場合は無傷で無力化できるほどの人材が教師になるんですよ。」


 「あははは!ゆいがそれ言うのおもしろーい!」

 

 「ちょ、あやちゃん!?そう言うとまた…」


 「あや?ちょっとこっちきなさい。」


 学ぼうよあやちゃん。昨日も同じようなやりとり見たよ?

 もはや夫婦漫才だよ。


 こうして今日も授業が終わった。


 え?他の授業?ペン回しを極めました。

 こういう時後ろ席って便利だよね!

ブラストは色々な種類があります。

 一撃必殺みたいなものもあれば、一定時間一定範囲に能力を付与するみたいな感じのもあります。


 ちなみに両親も使えますよ。

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