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美少女になったら楽しく暮らすのが相場だと思う。できるとは言ってないけど。  作者: コッテリとしたそうめん
第二部 小学1年生。 ピカピカって言えるほど綺麗じゃない。
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16話 クレーンゲーム。当たれば良いけど外した時の虚無感よ。

クレーンゲームは取れるまでやる派

 今日の授業が終わった後、ゆいちゃんと私は買い物に来てた。


 「土曜日楽しみですね。」


 そう。土曜日は今日仲良くなった春香ちゃんも呼んでお泊まりパーティーすることになったのだ。


 「ご飯はここに食べに来るとして夜ご飯は私たちで料理してみることになったから…何作る?」


 「普通にカレーとサラダでも作れば大丈夫だと思いますよ。ほら、基本小学生ってカレー好きじゃないですか。」


 それゆいちゃんが言う?

 なんとなくゆいちゃんのことわかってきたけど…


 「ゆいちゃんってさ、割と適当だよね。」

 

 「そうですか?そんなことないと思いますけど。」


 ちなみにここにいない3人は別のことをしてる。


 あやちゃんとりんちゃんは戦闘訓練してるしはるかちゃんはそれの見学だ。

 何故ついて来させてないかって?

 ほら、あの2人がいると何かが起きそうじゃない?

 はるかちゃんには悪いけどあの2人の面倒をみてもらおうじゃないか。


 「えーと、カレールー、豚肉、にんじん、ジャガイモ…後なんか入れる?」


 「玉ねぎは入れてもいいかもしれませんね。ていうか鏡花さんは料理できたんですね。」


 「みんなしてそれ言うよね。私が白蓮だから?」


 「まぁそうですね。白蓮は日本の能力者の顔とも言える存在なので。てっきり料理すら知らないものだと思ってました。」


 「いくらなんでも…」


 あれ?私今世で料理してるとこ見たことあったっけ?


 ………いいや!気にしないで!


 「それに高飛車なお嬢様だと思ってました。」


 「それは完全に少女漫画の世界だよね?」


 と、そんなことを言いながら買い物を済ませて帰ろうとしたのだけど…


 「時間あるならゲームセンター行きません?」


 とのことでゲームセンターに来ました。

 ゆいちゃんがそれやるのはなんか意外だね


 「じゃあクレーンゲームでもやらない?」


 「いいですね。ではこれを取りますか。」


 そう言って指さしたのは赤い帽子の配管工の人形だった。


 ふっふっふ、この肉体はかなりスペックが高いのだよ。見よ!このクレーン捌きを!




 と、言ったはいいものの結局出来なくて1000円も使ってしまった…

 クレーンゲームは取れたらいいけど、取れなかったらものすごい虚無感に襲われるよね。今それ。


 対するゆいちゃんはバカスカ取ってた。それこそもう配管工の残機がなくなるぐらい。


 「ゆいちゃんうまいんだね。なんか意外。」


 「そうですか?昔はよくやってましたけど…」




 今日はそこらへんで切り上げて帰ってきた。


 ゆいちゃんの意外なところが見えたので私の1000円は無駄じゃなかったのです。ぐすん。



お前を取るか俺の資金が尽きるか勝負だ!


 なお勝率は10パーぐらい。

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