15話 子犬系女子は見てて和む。
これからしばらく毎日投稿したい。できるとは言ってないけど。
水曜日となり3時間目が今終わった。
正直な話授業が暇すぎてパラパラ漫画のプロとなってしまった私だが次の授業は係決め。
結局何にするか決めてないしまぁ余り物でいっか!
「では学級委員の自己紹介です!白蓮さん。よろしくお願いします!」
どうしてこうなった。状況を整理しよう。
まず授業中が始まった時に先生から
「じゃあ白蓮さんが学級委員でだいじょぶな人ー」
って言われたのよ。その時に反対意見でも出てくれればよかったのにみんなが賛成しちゃったのよ。
何故私なのか聞いたら
「だって首席入学者ですしクラスのみんなにも好かれてますしリーダーシップもありますので!」
と言った答えが返ってきた。
首席入学者はまだわかる。私って好かれてたの?
まぁ気分は完全に年上だからみんなのお世話をしてただけなんだけどなぁ。
リーダーシップは流石にこの中ならある。
あれ?自惚れじゃなければ私って適任じゃね?
となったのだよ。はい!長い回想終わり!
なっちゃったものはしょうがないし自己紹介しますか。
「こんにちは!学級委員になった白蓮鏡花です。これから一年、みんなが楽しく笑い合えるようなクラスにしていきたいと思っています!そのためには皆さんの協力が必要です。頑張ってみんなでこのクラスを盛り上げていきましょう!」
ふぅ、なんか普通な感じだけどよくできたんじゃないかな。ちなみに礼仙では学級委員は1人だけらしい。
マジかよ。
でも代わりに学級委員の補佐をするお手伝い係が2人いるからね。1人はりんちゃん。もう1人が…
「あの…伊都春香っていいます!よろしくお願いしましゅっ!」
なんだろうか。子犬系の女の子だった。
私の周り女子多くない?男子の友達がいないわけじゃないんだけどね。基本同じ性別で固まっちゃうからあまり話さないんだよね。
今はクラスに掲示するポスターを作ってる。全部は終わらないだろうけどある程度は仕上げておきたいしね。
「うん。よろしく、はるかちゃん!」
「よろしく、春香。」
まわりにあまりいないタイプだからなんか和むね。
りんちゃんはポスターの文字を書いて私はハサミで3人で撮った写真を切り取って春香ちゃんはイラストを描いてる。
りんちゃんハサミ使うと変なことになるからね。かと言って絵は雪舟になるし…
「春香ちゃんは能力なんなの?」
「私は天秤は釣り合うって言う能力で半径100メートル以内にある二つの何かの数値を同じにすることができるんだ。まぁ鏡花ちゃんみたいに何かを作ったりはできないけどね。」
地味に凄いなソレ。派手さはないけどバフにもデバフになるのか。
「できた。見て。」
めっちゃ達筆ですね、りんちゃん。
大人が書いたのかと思ったよ。それ。
自分の周りキャラ濃いやつが多すぎて作品のモデルにすらならない。