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美少女になったら楽しく暮らすのが相場だと思う。できるとは言ってないけど。  作者: コッテリとしたそうめん
第二部 小学1年生。 ピカピカって言えるほど綺麗じゃない。
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11話 りんちゃん怖いんですけど

視点変更があります。思ったより描くのが難しかったですね。


 そして私達は第二決闘場にやってきた。


 運動場じゃなくて決闘場ね。

 決闘場は、中で傷ついたり死んでも蘇る、正確にいうと入る前の体の状態を記憶してそのとうりに復元する機能を持つ。

 だから頭を吹き飛ばされたりすると、戦いの最中の記憶はなくなる。まぁ、一定の傷を負うと復元されて、結界外に出るから、死ぬなんてあんまりないんじゃないかな?



 そんなやばいところに6歳の子達を連れてくるとか普通に頭トんでない?優しそうな見た目してるのにこの人。


 「それでは今から私の指定したペアで戦闘してもらいまーす!みなさん準備はいいですかー。」


 いいわけないでしょ。

 なんて思ったけどクラスのみんなは全然驚いてない。


 後から聞いたけどこれは恒例行事だそうだ。この戦いでこれからの戦闘の訓練に精神的に大丈夫か確かめるためらしい。

 

 「では、最初に鏡花ちゃんと凛ちゃんです!どうぞー!」


 りんちゃんとか…やっぱり能力によって決めてるみたいだね。


 「じゃあ、鏡花。行くよ。」


 「ちょ心の準備が…」


 そう言ってるうちにりんちゃんは、貸し出された日本刀でこちらに向かって切り掛かってくる。


 怖いよ!無表情だから余計に日本人形感がすごいんだよ!


 半ばやけくそになりながらナイフを顕現しりんちゃんに向かって投げた。


 「!!」


 しかし驚いたはいいものの冷静に弾いて向かってくる。仕方なく槍を顕現し迎撃する。


 槍の方がリーチが長く心臓目掛ければ決着がつくと思ってたが忘れてた。りんちゃんのスキル。


 いきなり槍が水の中に入ってるような感覚になった。


 運動エネルギーを奪われたんだと気づいた瞬間自分の動きも遅くなる可能性があるので、槍から手を離し、炎の玉を3つ生み出してりんちゃんめがけて放つ!

 …が一瞬にして勢いを失った球はそのままりんちゃんに当たり消えてった。

 そしてそのままりんちゃんが日本刀を私の首めがけて振ったその時地面から土の壁が生み出された。


 危ないっていうレベルじゃないんだけど。この子ほんとに小学生?

 ていうかお互い手詰まりだね。

 

 りんちゃんはまだ、広範囲の熱を奪ったりして攻撃なんかは出来ないみたいだし、こっちの攻撃も消されるし。


 あ、これならどうだろう。









 ○凛サイド


 厄介な相手だと思う。素直に私はそう思った。


 白蓮鏡花。日本の名家の血筋でこの礼仙学院に首席で合格した天才。同じ部屋になった時は正直焦ったけど、すごくいい人だし面白い。なんか母みたいな感じがするし。

 この学院で初めて出来た友達だし会って間もないけど親友とさえ呼べるかもしれない。


 そんな彼女の既知の顕現は戦うとその厄介さがよくわかる。

 さっきだってそうだ。私が日本刀で向かった際にリーチで勝つ槍を顕現した。

 相手によって使う武器を変えるのは反則だと思う。

 そんな彼女が顕現した高所で何かをしようとしているらしい。


 今ここで向かっても迎撃されるのがオチだし日本刀を投げるぐらいしかないし、大人しく見てたその時、


 空中に槍が顕現した。それだけならまだいい。問題はその数およそ20。

 雨のように降り注ぐそれらを必死に回避して避けられない槍は能力で遅くする。

 

 かなり体力をかなり使ってしまったけど鏡花もここまでの大技を放ったんだから相当消耗してるはず。



 そう判断した私は一気に間合いを詰めてジャンプした。さっきまで行かなかったのはいけないと思い込ますため。これでとどめを刺す。そして鏡花に刀を振りかざし、


 落下した。


 え?


 ああ、そうか重力を顕現させたのか。多分2倍にも満たない量だけどそれだけあれば簡単に墜落する。

 落下スピード自体は減衰可能だけど体力がもうほとんどないのと完全に0にすることは今はできない。


  下には待ってましたとばかりにナイフが顕現されてる。多分これ以上の物は作れなかったんだろう。鏡花も疲労困憊と行った様子だ。

 それにしてもここまで考えてたのか…


 そう思いながら私の意識は暗転した。

なんてもんを学校の施設に作ってんだよ。

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