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第4章休日

1、2、3は忙しい感じだったので今回ほのぼのにしてみました。


翌日、起きると隣で寝ていたリリィの姿が消えていた。ベッドの横に置いてある。魔石時計を見ると、9時を、さしていた。やばいと思ってすぐさま制服に着替えて、食堂に出ると、そこには誰もいなかった。いつもなら父上と母上、召使い達もいるはずなのだが、

誰もいないので、玄関から外に出ると、そこにはリリィと母上が、お茶を飲んでいた。

「あら、グレスなんで制服なんか着てるんですか?今日は、休日ですよ?」

「あ、そうなんだ。ごめん着替えてくる」

自分の部屋に戻って制服を、脱いだ後普段着に着替えて再度玄関を出た。

すると、リリィが目の前に立って、何か言いたそうにして俺を待っていた。声を掛けると、恥ずかしそうにしながら、「一緒に城下町歩かない?」とリリィからは初めて誘われた。

なので、「もちろんいいぞ」と答え城下町に行くことになったのである。

グレスとリリィは、共に城を後にして城下町に向かった。色々なものに目移りしているリリィを、眺めてる満足しているグレス。

リリィが、俺の腕を組んで「今度はあそこ行こ!!」と言って俺をどんどん連れ回すのであった。

一時休憩することにして、近くにカフェがあったのでそこでゆっくりしていた。リリィは、デラックスパフェと言われている大盛りのパフェを一人で食べていた。するとリリィが突然言い出した。

「私と城下町回って楽しくないの?グレス」

反応に困る質問がきたのですこし同情するも、言葉に出した。

「いや?楽しいよ。リリィの笑顔が見れて俺は満足してしまっているんだけどな。」

リリィは、急に顔を赤くして、小さな声で言った

「グレスのいじわる。私がその言葉に弱いって知っているくせに、」

「なんか言ったか?リリィ」

「別になんでないよ〜。グレスもパフェ食べる?」

「いや俺は別に」

と言うと、リリィはスプーンにパフェの1部を乗せてグレスの口の前に突きつけた。あーんして欲しそうな瞳でこっちを見ていたのであーんと言いながら、パフェを、口の中に運んだ。

「どお?中々美味しいでしょ?」

「ああ、確かに思ってたよりも甘くなくて飽きないな。確かにこれは美味いわ」

「良かった〜。」

安心した顔をしていたリリィの頭を、撫でてあげるとすごく喜んでいた。

「そういや、リリィ」

「ん?なに〜ŧ‹”ŧ‹”」

「朝、母上と何話してたんだ?」

「え、えーとね。今日せっかくのお休みなのだから、グレスとゆっくり城下町回って来たらいかがかしら?て、言われてたかな?」

「他にもなんか話してなかった?」

「なんにも話してないもん!」

照れたような顔をおして、すこしお茶目になっているリリィも、また可愛いと思っていたグレスである。

その後、カフェを出て町をグルグル回っていると、

リリィは少し悲しそうな顔をしていたのである。

そして夕方、例の山の山頂に向かった。ここは、いつも修行で怒られた時などに来ている場所でもあった。

何故かここにいると落ち着くのである。

修行の時も一緒だったリリィは、その時はほんとに俺を心配していた。その時は姉と思っていたが、グレスが、成長するにつれて、段々とリリィの印象が変わってきたのである。

「はあ〜、やっぱり最後はここだよな」

「うん。そうだね」

「どうしたんだ?リリィ、後半から元気なかったけど」

首を横に振ったリリィは、なんでもないと言ってすぐに黙り込んでしまった。

「やっぱり、母上になんか言われたんだろ?」

そういうと、リリィは驚いていた。

「うーんとね。私の元々の使い手がグレスのお母さんだったんだよね。知ってた?」

「ああ、リリィが俺を選んだ次の日に母上にその話されたな」

「そっか、それでね。私の力も大分衰えていてね。私の今の力は、元の力のほんの少しなんだよ。だから、伝説の鍛冶師に打ち直して貰ってきたら?て言われたんだけど、私のお母さん?かなその人は大昔に亡くなってるんだよね。だから今この時代には、私を直せる人なんていなんだよ。」

リリィの瞳には、涙が流れていた。それだけ辛かったのだろうと思うと、グレスも辛くなったがさすがにそこは悔やんで言った

「やっぱりか。」

「え?なんで?」

「嫌だって、リリィが造られたの7億年前だろ?」

「なぁ、なんで知ってるの!!」

「そりゃあ、魔界でたった1本しかない。魔剣なんてリリィぐらいだし。古文書とかにも普通に書いてあるぞ?」

「グレスの馬鹿馬鹿ばーかー!!」

怒ったようにしているリリィの頭を撫でてあげると喜んでいるのがわかった。なのでそのまま撫でてあげると、リリィの表情が怒った顔から笑顔に変わっていった。

「ぶー、グレスの意地悪。」

「はいはい。なぁリリィ、普通の鍛冶師じゃだめなのか?リリィを直すのさには。」

「ダメだよ。魔王の加護とかない限り魔剣なんて打てない。でも、グレスならいけるかもしれないけど、」

「どういうことだ?」

「私とその…キスしてくれれば、多分完全に回復すると思うんだけど。ハゥ」

お互い恥ずかしそうにしながらも、顔を近づけていくうちに、顔が赤くなってきた。そのまま、リリィと唇を合わせると、リリィが闇のようなものに包まれていた。するとどこからもなく、聴こえてきた。

「リリィはね。ずっと前から悠斗の事好きだったんだよ?」

すぐ側には、服装が変わっていたリリィが居た。

「リリィなのか?」

「うん!!成功したみたいだよ!!」

「ああ、良かった。別の人格になるかとヒヤヒヤしたぞ」

「えへへ、ねぇグレスもう1回しよ?」

言われるがままにキスをした俺たちは、暗くなるまで山頂にいたのであった。

帰り道、少しリリィが力を試したい!!と言ってオレと戦うことになったが今までのことが嘘だと思えるぐらいリリィは強くなっていた。

「この調子で、グレスも強くならないとね」

笑顔でそういう、リリィだった。

やっぱり、キスシーンむずかちい

ここまで読んでくれてありがとうございます!

何故か疲れ果てて書いてる途中寝落ちしたのは、内緒です。


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