表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
48/52

第45章 何の変哲もない石

こんばんは!

これ2章じゃ終わらなそうなので50章ぐらいで終わると思っておいてください

これからもよろしくお願いします。

 全員一度息をのむと、何もなかったように語りだした。

「ふ~む。それは困ったな…。」

 腕を組みながら悩んでいると、俺の隣にいた二人は、急に立ち上がり反論し始めた。

「そんなこと絶対にさせないんだから‼」

「絶対にさせないからそんなこと‼」

 二人の様子を伺い俺の方を、フレイヤが見つめてきた。あとは貴方だけと言わんばかりの瞳で。俺は、ベッドの端に座ったまま呟く。

「魔神がいないなら仕方ない。でもな俺が魔神になったとしても二人との契約は切れないぞ。絶対に解けない契約があるからな。」

 リリィとアイリスは、フッと笑いフレイヤとルナは何のことかさっぱりわからない顔をしていた。

「そっか、まぁやる気あるのならこれ置いておくね。」

 フレイヤが机の上に置いたのは、何の変哲もないただの石だった。

「なにこれ? 」

 触ろうとした俺の手を咄嗟にリリィが止めた。

「危ない。危ない。この石に触るとすぐにでも魔神の準備段階になるから気おつけてね。あと触れば一時間ぐらい意識無いけどいつものグレスだから安心して」

 フレイヤが何の変哲もない石に魔法陣を展開させ、封印を解くと、その石からは莫大な力とこの世の暗黒のような黒い煙が石の周りを囲んでいた。リリィは、その石を見た途端美味しそうな目でじっと眺めているがアイリスにほっぺを抓られ正気を取り戻した。

「ふむふむ。触ってみるか」

 皆俺の方を見て驚く、石に右腕の人差し指が触れた時何かの記憶のような物が流れてきた。その記憶はかつての魔神たちの記憶だった。記憶が流れ込んだ瞬間俺はベッドに倒れた。

 記憶を追っていくとこの世界の歴史、別世界の歴史、世界の暗黒等がこの記憶には記されていた。目を覚ますと俺は白黒の世界に迷い込んできた。すると、目の前に誰かが立っていた。

「君がここに来るとはね。早かったじゃないか悠斗」

 男はなぜ俺の名前を知っている?しかもはやかったとはなんだ?

「何が言いたい。」

「まぁいいさ。彼女たちの契約は切らないでおくよ。君には必要だからね。早くこっちに来なよ。待ってるぞ親友」

 言い残し彼の姿は消えていた。親友てなんだ?と思い始め彼が向かったはずの方向に向かうと、そこは普通の日常生活が送られていた。

「悠斗お兄ちゃん? どうしたの? ぼーとして」

 この状況にて惑い辺りを見渡す。俺の右にはリリィが服を着て話しかけてきた。ここは、またあいつの夢なのか? でもこの感じ前とは違う。

「ああ、悪い。考え事しててな」

「あ! もしかして今日の夕飯の事?」

「まぁな。カレーにでもするか」

「やったー!」

 リリィは喜びだした。アイリスにほっぺを抓られながらも喜び続けた。アイリスはその性格のせいか、学級委員長を任されることになった。俺とリリィは保険委員。学校の仕事は何でもいいと言ったら勝手にリリィが決めてしまったのである。

 一瞬、かなり上から誰かを眺めていたように見えたのだが錯覚なのだろ

―あ~なんて幸せなんだ。何もない。ただ生きていくだけのこと、なのにこんなに幸せなんだと感じたのはいつぶりだろう。好きな人に囲まれて、学校に通う毎日。友達も普通にできた。しかし、俺の前の席には、健人の姿は無かった。


ここまで読んでくれてありがとうございます!!

リア友がまさかのなろうで、小説投稿してた件について…

やったぜ!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ