第33章 奇襲
こんばんは!
眠いzz
【まとめ】
健人が転生者になり、こちらの世界に現る。
目が覚めると猫耳が生えたリリが側にいた。
食事を済ませ、部屋に戻ろうとした途端、健人に止められた。「ちょっと話がある」と言い食堂を後にする。俺は、リリィとアイリスに先に部屋に戻るよう言いつけ、食堂を出ると、壁にもたれながら俺を待っていた。
「悠斗、お前あの時から今までこっちの世界にいたのか?」
「ああ、そうだよ。まぁあっちの世界に行ったりしたけどやっぱりこっちのほうが落ち着くし、何より何も縛られないからな」
「そうか、確かにいいと思うが帰りたいと思ったことぐらいあるだろ? 」
「無いけど?」
「…。」
黙り込んだと思いきや、いきなり大声で「バカだろ!」と言われてしまった。その声は、屋敷全体に広がり、部屋にいた者は、部屋の扉を開けて廊下をキョロキョロしていたり、大声にびっくりして椅子から落ちてしまったりしていた。
「い、いきなり大声出すなよ。」
「すまん。しかし、お前が行方不明になったことでお前の両親必死になって探してたぞ? 」
「そうか、それは悪かったかもな」
「お前絶対反省してないだろ」
「ああ、そうだよ? 元々こっちの人間だったから仕方ないのかもしれないがな」
「は? こっちの人間てどういう…。」
言いそびれた途端、城全体に嫌な雰囲気を、醸し出して何者かかが近付いてるのに気づいた俺は、すぐさま外に出て、状況を確認すると、神々達の奇襲が始まった。町に攻撃しようとしているが、町と城全体に超巨大結界が貼ってあり魔法や剣で攻撃してもびくともしない結界を紙一重で破り去り、町や城に潜入してきていた。俺はリリィとアイリスが心配になり、自分の部屋に戻った。健人は、その状況に理解することができなくて何も行動することが不可能だった。部屋に入ると、部屋の端で、布団をかぶりながら隠れている二人を見つけ、声をかけた。
「大丈夫か? 二人とも」
「大丈夫」
「うんうん」
「そっか」
部屋一室に強力な結界を張り、その中に籠った。俺は父上と母上が心配になり、立ち上がったとき、リリィに服を引っ張られて立ち止また。
「行っちゃうの? 」
「父さんと母さん助けないといけないからな。大丈夫ここにいたほうが安全だ。」
「私も行きたいけど…。お姉ちゃんを一人にしておけないから残る! 」
「そっか、そうだリリィ。これ預かっておいてくれ」
鞄から出したものは、七色に輝く宝石が付いた指輪だった。それは世界樹の迷宮のさい、稽古ちゅう見つけた七色に光る石を加工して作成したものである。宝石の効果か分からないが、持ち主を、上級結界で守るという能力が付与されていた。指輪を受け取ったリリィは、瞳をキラキラ輝かせながら、なぜか左の人差し指にはめていた
―なんか勘違いしてる・・・。これはあとで何とかしよう
そう決めて部屋を後にした。
人物の位置は、なんとなくわかる。多分これもスキルなのだろう。しかし、場内にすでに敵兵が潜り込んでいるのが分かるため。先に宝物庫に向かい、詰めれるだけすべて鞄に入れた。これで一安心と思っていたが、父上と母上の気配が王座の間から一歩たりとも動く気配がない。心配になり、転移すると、扉の前には神族らしき人物と、その部下たちが父上と母上と話をしていた。
「だから‼ 魔剣と聖剣はどこにある? 答えろ‼ 」
「ふっ、魔剣なんかこの世界にいくらでもあるわ‼ 聖剣なんか天界にあるだろうよ」
「安物と一緒にするな‼ 自我を持ち言葉を発し、人間の姿になって世界をさまようやつらのことだよ!」
咄嗟にリリィとアイリスことだと分かった俺は、話している奴らの後ろに回り、小型のナイフで首を掻っ切りながら、父上と話している奴には、魔法で灰にした。おかげさまで赤いジュータンが、より赤い紅色になっていた。ジュータンの端には、灰が散らばっており、少し笑いかけた。そんな俺を見ていた両親は、一瞬言葉を失いつつも、礼を言ってきた。
「やはり、あいつらの目的は…。」
「あの子たちなのね。」
「ああ、今は最上級魔法の結界の中にいる。最悪の場合、二人が覚醒して襲ってきたやつを粉々にするだろうよ」
「グレス。貴方そんな子だったけ? 」
「う~ん。まぁあまり気にしないでくれ、それと今すぐ結界の中に飛ぶから母さんは、二人のことよろしく頼むよ。」
転移魔法を使って自分の部屋に戻り、両親を部屋に連れてきて二人を安心させてあげた。リリィは、俺が側にいないと不安らしきうつろな瞳でこちらを見ていたので、ため息を付きながらも、リリィ隣に座ると、いつものように膝に座っていた。しかし、結界が壊れかけている音がし始めた。
ここまで読んでくれてありがとうございます!!
今日は短縮します。すみませんww
内容はきちんと書いてますよ?




