第29章 目覚め
こんばんは!
毎日更新復活気味です!
学生さんの物書きさんと、話すの楽しい。
【まとめ】
封印されていた記憶を取り戻す グレス リリィ アイリス。
謎に包まれた彼女 フレイヤ。
管理者により、覚醒することになった二人は管理者の部屋に向かい、
グレスのマナを注ぎ込み真の姿に、変えた
しかし、途中倒れ込んでしまったグレス。目覚めた場所は魔界の自分の部屋だった
―ここは? 俺の部屋なのか?
布団を捲る《めくる》といつもお腹に重みを感じていたが、今日は、誰もいなかった。ベッドから降りて、私服に着替えいつものように、食堂に向かうと、そこには見知らぬ姿をしたリリィとアイリスが居た。
「おはよ、悠斗。よく眠れた? 」
「おはよう、グレス」
「ああ、おはよう。その姿は一体なのだ?」
リリィとアイリスの姿は、以前とは、まったくもって別物、その姿は過有名な伝説のドラゴン達が擬人化した姿とよく似ていた。手足の肌には、鱗の様なものが付いていた。
「真の姿ぽい? でもなんか変なんだよね」
「そうそう。違和感を感じるていうか」
「ああ、そういう事か二人ともドラゴンに見えるぞ?」
言葉を発した瞬間辺り一面凍り付き何もかもが凍り付いていた。目の前いたリリィとアイリスさえも凍っている。あり得なと言わざる終えなかった。しかしなぜか俺だけ凍り付いていない。真相を探るべく、自分の部屋に戻ろうとしたが、食堂に戻されてしまう。結界だと思い、体当たりしても、部屋にたどり着くことができなった。しかし、腹の辺りに温もりを感じた。すると、誰かにキスされているような感覚が口全体に広がっていく。すると、いつの間にか俺は、自分の部屋に戻りリリィに唇を奪われていた。気が付いた俺に気づいたのか、俺の腹をまたいで座っていた。
「おはよ。お寝坊さん」
「リリィか? 」
「うん。そうだよ? お姉ちゃんだと思った? 」
「いや…。ちょっと悪夢見ていてな」
「ふ~ん。」
人差し指を自分の唇に押さえながら、ニヤリと表情を変えた。その時、部屋の扉が開いた。
「グレス起きてる? 話があるんだけど…。」
ふとベッドの方を振り向くとリリィがグレスを跨いで何かしようとしていた。
「お姉ちゃん。遅~い」
「グレス。説明いいか? 」
「ああ、いいけど。」
すると、リリィは顔を寄せ付けてそのままキスをしていた。観ていたアイリスは、顔を赤く染めながら怒り出した。
「リリィ‼ 」
「ほえ? なにお姉ちゃん。」
「貴方ね。キスを頻繁にしちゃだめだからね」
「ぷぷ、そんなこと言ってうらやましいんでしょ?」
「べ、別にうらやましくないし」
「ほほ~。悠斗が倒れ込んだ時真っ先にキスしたの誰だったかな? 」
冷めて顔を一瞬にして赤く染めあがり、焦りながらも言葉を発するアイリス。少しからかいながら楽しそうに会話するリリィ。こんな平和な人生を一瞬で灰になることを今の俺でも考えることも、予知することもできなった。しかし、真の姿になったはずなのだが二人にはまるで変化がない。夢みたいな変化になってくれててもよかったと思っていた。
話の首理が付いたのか、喋り合うのは辞めてあることを伝えに来た。
「グレス。あんたの父上が大広間で待っているよ。」
「父さんが? なんか用事でも…。あ…。」
「そゆこと、いい加減着替えなさいよ全く。」
そう言って部屋を後にするアイリス。リリィは相変わらず俺を跨いで座っていた。
「さすがに、降りてくれない? 」
「うん。私も着替えるから服取って」
「ういうい。」
言われるがままに、リリィの着替えをタンスから抜き取り、リリィに渡す。自分の私服を取り出し着替えていると、突然リリィが抱きしめてきた。
―ぎゅ~
「リリィ。離してくれ」
「やだ、離さない」
「あの予知の事気にしているんだろ? 」
「うん」
「やっぱりか、未来は変えることができるから今の俺たちが何かをすれば未来はきっと変わるはず。だから、大丈夫だ。」
一安心したのか、抱きしめていた腕を、俺から話して着替え始めようとしていた。リリィ方を見ずに服を着て先に、部屋を出た。リリィは、そのまま着替えながらあることを考えていた。
―真の姿になったはずなのに何も変わらない。悠斗、ううん。お兄ちゃんも何も変わっていないあんなにもがき苦しんでいたのにどうして…。お父様に聞けば何かわかるかもしれない!
部屋の扉を開け、部屋を出る。向かい側には、グレスが壁にもたれながら待っていた。グレスの方に向かうと、気付いたのか笑顔で出迎えてくれた。
「遅かったな。何か考えていたのか? 」
「別になにも…。ねぇ、悠斗」
「ん? 」
「転生する前、ううん。ゼルイティア家の屋敷にいた時の名前覚えてる? 」
「ああ、覚えてる。グレス・アフタル・ゼルイティア。」
「やっぱり、ちゃんと覚えてるみたい。」
「当たり前だろ? リリィこそ覚えてないだろ」
「うん。覚えてない。その前に私には苗字なんてなかったし」
「なんか、ごめん」
「いいよ。べつに気にしてないから。それよりも早く大魔王なってきて、そして…。」
「そして? 」
「そして、私の事奪ってよね」
「あ…。当たり前だろ馬鹿」
ちょっぴり照れながらも、前に一歩ずつ踏み出す。いつの間にか大広間の扉までたどり着き、大広間に入ると、見知らぬ種族たちと、天族達、妖精族、そして魔族が集結していた。
ここまで読んでくれてありがとうございます!!
この章で、8万文字突破です!!!
ここまで愛読してくれて、ほんとに感謝です!!!
それでは、また会いましょうノシ




