第一章 転生!!
プロローグを先に拝見したらこちらをお読み下さい(*- -)(*_ _)ペコリ
日頃から、それなりの成績があり、勉強もできる。運動やバイト、料理など普通にこなせる言わば、万能マンである。友達の健人に、部活手伝ってくれと頼まれよく助っ人をしたりする。
しかし、そんな普通の日常生活から、ある日突然、緑川悠斗は世界から消滅する。
「おい!悠斗ぼ~としねぇで早くゲームセン行くぞ!!」
こいつの名は、崎川健人ちっさい頃からの親友である。まぁ特に運動頭で、成績は、俺より低い。しかし、健人の運動能力には勝てたことがない。
悠斗は、放課後の教室でゆっくりとラノベを観ながらいると、健人にゲーセンに誘われ、帰る準備をした。下駄箱で革靴に履き替え、校門のほうに向かいながら歩き始めると、健人に、
「遅い!早くしないとまたあいつらに、最近はやりの音ゲーとられるぞ」
と言われてしまい、急に走り出す、校門まで走り、一段落休憩し、健人を走って追いかけた。すると、突然頭が抉られるような頭痛が走りだした。悠斗は、周りに聞こえるぐらいに悲鳴を上げ倒れ込んだ。
すると、悲鳴に気づいた健人が走って戻ってきた。
「おい、大丈夫か!今すぐ救急車呼ぶから待ってろ!」
健人は、ズボンのポケットからスマートフォンを出し119とダイヤルでうち、救急車を呼んだ。待ってる間に、先生たちがきて、心臓マッサージを二分おきに後退しながら救急車を待った。
何分かすると、サイレンが聞こえてきた。救急単員が駆けつけ、先生が付添いで救急車に乗った。
救急車内で、電気ショックや心臓マッサージを続け、意識を取り戻すがすぐに気絶してしまう。すると、心臓マッサージをしていると、悠斗の体が突然輝き始め光の粒子になり、救急車の外に出て行った。
その頃、悠斗の意識はどこか彼方にいた。
「俺は死んだのか?路上に倒れ込んで悲鳴を上げたが、健人は駆けつけてくれただろうか?、にしてもあっけない人生だったなぁ。何事もない普通の人生。生き返えることができるのなら、俺は魔王にでも、これはさすがにラノベの読みすぎだなあはは、やばい、いっ、意識が持ってかれる」
「へぇ~、君魔王になりたいんだ。うふふ・・・」
何者かの声が聞こえた時には、辺り一面七色に光ったり光らなかったりしている、全く何もない空間だった。気になった悠斗は、その声に反応し、喋りかける。
「ここは一体どこなんだ?ていうか、俺死んだのか?てか何で意識あるんだ?まさかと思うけど転生中か何か何のか?」
「うふふ、さすがあたしが見抜いた。人ですね」
何もない空間にポツンと人のような形をした何者かが悠斗の耳元でささやいた。悠斗は、怯えて離れると、すぐに人の形をした何者かが追いかけてきた。
「見抜いた?それは、どういう事なんだ?」
「そうですねぇ~。確かに悠斗。貴方が言った通り現在貴方の世界から別の世界に転生中です。私に選ばれないと他の世界には移動(転生)できないわけなんですよ!!選ばれない者は、そのまま、天界に命を持ってかれて新しい命へと貴方がいた世界に帰っていくのです。」
「は、はぁ?それで、見抜いたとはどういう・・・」
「そうですねえ、単純に言うなら悠斗、貴方はこちらの世界の住人になる資格があるということです。」
「ほ~。異世界に転生するのに資格とかいるのか?」
「いいえ、違います。悠斗。貴方の・・・いえ、これは貴方が神界に来れたらお話ししましょう」
「おい、待て!俺の体はどこだ!」
「ご心配無く!元の世界の体は消えています。光の粒子でこちらの世界に運んでますので!じゃあそろそろお別れです。ずっと待ってますよえへへ。いつも貴方の側にいるから、悠斗また向こうの世界で・・・」
人のような形をした何者かがその場から消えると、辺りが激しい光の渦になり、意識を失った。しかし、目を覚ますと女の人に抱かれて側にはメイド服を着た美少女がいた。
「おめでとうございます!魔王妃様」
「ええ、ありがとうございます。シュレナ」
(えええ・・・何この人めっちゃ美しい・・・ん?魔王妃?)
【俺が転生(生まれて)から一時間後・・・】
父親が母親が抱いている俺を、父親に抱かせた。父親と母親に抱きかかえられて王座の間のような場所で、次期魔王なる者と言われた。そのまま、祝賀会が行われて周りの魔族に抱かれたりしていたがさすがにいやになったので、しゃべってみた。
「父上と母上のほうがいい!!」
抱きかかえていた魔族も、父親や母親、それに周りの者まで驚いた顔をしていた。
そりゃあそうだろう、生まれてから一時間しかたっていないのに、いきなりしゃべるなんて
驚かれるのも当然だろうと思っていた。
そして抱いている俺を父親と母親に渡す魔族。
「ちょっとお前たち祝賀会進めていてくれ!!」と言って夫婦は祝賀会会場を後にして、部屋に入ると
いきなり父親と母親がしゃべりだした。
「あの~グレス?お前いつの間に言葉覚えたんだ?」
「うーん。生まれてきた時」
「なるほど・・・さすが我が息子だ」
褒められた後に俺は二人だけに、俺は転生してきたのだと話すと、成長の魔法を教えてもらった。
あれから8年後】
16歳ぐらいまでに成長することができた。歩くこともできた上に、剣の才能や魔法の才能もピカイチだという
(成長の魔法使っても、一年に一回しか使えないから16歳になるまで8年かかったけど、まぁ良しとしよう)
そして、16歳になったので王位継承者となり父親(現魔王)が俺に魔界学園に入学するようにと言われた。
「父上~!魔界学園てどんなとこなんですか?」
「そうだなぁ、魔法を一から学ぶことができたり、剣術を学び直すことができたり、あと称号とかももらえたりだなぁ、いや~懐かしい。そこで母さんと出会ったのは内緒だけどな」
(内緒て、話してるやんかい!)
思ったグレスは少し苦笑いをしながらテーブル日置いてあった、ポットの中にあるお茶をカップに注ぎ、一口飲んだ。ゴク、…
話しをしていると扉が開いた。そこには、追加のポットを持っていた母上が立っていた。
「まぁまぁ、何を話しているんですか?グレスもう時間ですよ!早く入学試験の準備しなさい」
「わかったよ。母上」
言われるがままに、学校に持ってくものを一式鞄に積み子に腰には愛剣のリリィをつけて、魔界城の庭に馬車が、あったのでそれに乗り込むとそこには、グレスの付添い人のベルモットがいた。
「ベルモットおはよう。」
「おはようございます。坊ちゃん。魔界学園までお願いします。」
「分かりました。は!!」
馬車を引いてるのは、バイコーン。天界に住むといわれている。ユニコーンの亜種らしい。
最初生まれたときはバイコーンに乗って都市をグルグル回ったのを覚えている。思い出を振り返っているとベルモットが窓のほうを見ていたグレスに声をかけた。
「坊ちゃん」
「ん?どうしたベルモット」
「学園につきましたよ。皆様お待ちしております」
グレスが元居た世界の学校のような場所の目の前に馬車が止まっていた。グレスは馬車の窓から校門に飾ってある看板に目を通した。
(魔界学園エリトノ?ふ~む。父上、から聞いてた通りの場所のようだなぁ。今日から通うのか)
看板には学園名『魔界学園エリトノ』と大きく書かれており、その隣に小さく魔界で雄一の学園です。入学試験で落選した人はお断り。とかかれていた。
馬車の扉をベルモットが開けてくれてそのままグレスは、馬車から降りることになった。すると、周りからかなりの視線に注目されていた。
「あれが次期魔王様なのね~」
「かっこいい~!」
と言われたので手を振ると「キャー」と言われたのである。
外にいたベルモットから鞄を受け取り、馬車の目の前には、先生らしき人がいたので頭を下げて挨拶をした。
「おはようございます。今日からよろしくお願いいたします。」
「お待ちしておりました。グレス王子。」
「では、私はこの辺で、終わり次第迎えに参ります」
「わかったよ。ありがとうベルモット」
ベルモットは、馬車に乗り込む魔界城のほうへ姿をけした。
先生らしき人に学園を案内されたグレス。周りの生徒から熱い視線を浴びながらも案内された、学園長室と書かれていた部屋に入るとそこには、学園長らしき人物?と、父上と母上がソファーにっ座ていた。
「お連れしました。では私はこれで」
案内してくれた先生は、グレスが学園調質に入ってお連れした、と言い残し部屋を後にしていった。
「この時を待ちわびていましたぞ。グレス王子殿」
「話し中なら出直しますけど…」
「滅相もない。ささこちらへ」
案内された椅子に座って、学園長の話を聞いた。
内容はこんな感じだ。
『学園内では先生が認めない限り魔法、剣の使用は禁止。校則を破った場合即退学。生徒の自由は保証する。魔法、剣術等の特技はそれぞれ担任の先生に診てもらったのち、クラスの生徒とする。入学試験に合格した者は、後から渡されるバッチをつけること。』以上。
「説明は以上です。質問はありますか?」
「いや、特には」
(あれ?この人俺に剣術とか教えてくれて幼馴染みのエリアの父親にそっくりなんだが・・・まさかね)
グレスは思い切って師匠の名前を口にした。
「ムー叔父さんなの?」
「やっと思い出してくれたんかい!そうですよ!剣術とか魔法教えたムー叔父さんだよ?」
そう、この学園長のムー叔父さんは、俺に剣術や魔法を教えてくれた言わば、師匠である。
話しが終わるとすぐさま入学試験が行われた。
普通の人は校門に入ってから入学試験らしい。身だしなみチェックされ、魔法特性などを調べられるらしい。
入学試験は、ほとんど単純だった。
実力審査の時は、水晶玉にマナを送り込むと、どの特性か分かる代物で才能が無い者は、即退学らしい。
実力審査の列に並びグレスは、自分の番が来るまで鞄の中に入れていた魔導書を読みながら列に並んでいた。すると、前から声をかけられた。
「そこの君、勉強熱心は、いいのだが実力審査。次君の番だぞ後ろにも待っている生徒がいるのだから、早くしないさい」
言われた途端、グレスは素早く読んでいた魔導書を鞄の中にしまった。審査担当の先生が、「水晶に手を向けてマナを送り込んでみなさい」と言われたので、その指示通りにしてみると水晶が七色に光り始めて、最後に暗黒のような黒い霧が現れた。
「全特性ですか・・・」
審査担当の先生がそう話した途端周りがざわつき始めたけど、審査担当の先生に、金色の印鑑が押された紙を貰ってすぐさま魔力部門の審査会場を後にした。もらった紙を見ながら剣術部門の会場に向かったその紙には、金色の印鑑が押されており、そこには魔力部門合格とかかれていた。グレスはもらった紙を見ながらニヤニヤしているといつの間にか剣術部門の会場に足を踏み込んでいた。
そこでは、生徒同士の決闘が行われていた。
グレスは、剣術部門の受付にいくと、受付の人に「君は剣術部門はやらなくても別に問題ないですよ?」と言われたが「自分の実力を、皆に診てもらいたい」と言ったら素直に受付用紙を貰った。案内された待機室で愛剣のリリィを、紙で吹いていると、グレスが入ってくる前にいた人を抜いてグレスが案内をしていた先輩に呼ばれた。グレスはその先輩の背中を追って案内された闘技場に入ったすると、グレスが現れた途端歓声がすごかった。審判の人が両者闘技場に入った途端言った。
「これより剣術試験を始める。両者、剣を構えろ」
グレスは、相手をずっと見ていた。対戦相手は、ゲルフという悪魔だ。姿と服装共に元居た世界のヤンキーにうり二つで少し笑ってしまった。すると、ゲルフは、そんなグレスをじっと見つめながら何かを言いながら唾をはいていた。グレスは気にしずにいると審判に言われた。
「そこの君、剣構えなさい!」
審判に怒られたグレスは、困りながら剣を構えない理由を話すと腰に付けていたリリィが暴れだした。グレスは、必死にリリィをあやしているとなんか、審判には状況が理解されたらしく素直に認めてくれた。
「悪く思うなよ。王子様。俺にもプライドていうもんがあんだよ!」
ヤンキーみたいな悪魔は、そうは吐きながら手に持ったけんでグレスを刺そうとしたそのときグレスは、その剣を人差し指で押さえて言った。
「これがお前の実力か?人様に向ってこんな剣術でよくここ来たな。あ、それと触れた瞬間自分に痛み感じなかった?」
「まさか、」
「ああ、もう勝利はついている。じゃあ俺はそろそろ帰るよ」
グレスが、言った途端ゲルフは全身の切り傷から血が噴き出して倒れ込んだ。グレスは、右手を空に向かってあげながら会場を後にすると大歓声が飛んで来た。
「そこまで!勝者グレス!」
周りかから歓声を受けていた。
ゲルフは血だらけだったため、回復薬を使って傷を治してあげた。すると相手のほうの扉からこの学校の生徒らしき人がゲルフをどこかに運んでいった。グレスは、闘技場を出た後。一人でゆっくりできる場所を見つけそこにあったソファーに座った。
(しかし、だれも話しかけてこないな・・・)
と思っていると、人気のない場所から誰かがグレスに近づいてきた。誰かは、そのままグレスに声をかけた。
「久しぶりだね。グレス」
「おう、久しぶりエリア。叔父さん変わってないな」
そうエリアは、ムー叔父さんの娘である。
一見似てないと思うが、母親見るとそっくりだ。
「さっきの試合凄かったよ!何連撃したの?あの時」
「うーん十連撃かな?まだ父上にも勝てないけどなぁ」
「あはは、たしかに、いつも魔王様にぼこぼこにされてたもんね」
「俺のトラウマ思い出させるなぁ~」
「ごめんごめん、そういえば、クラスの発表もらったの?」
「いや、試合終わった後叔父さんに、1年Sクラスいけと言われたからそこ行くつもりなんだけど」
「え!本当!!私もSクラスだよ!よろしくねグレス」
「おう!よろしくなエリア」
ここまで読んでいただきありがとうございます。
また完結しづに放置しそうなものですがゆるして;;
10万字頑張って書いてみる!
頑張るぞい!