第13章 エピソード2 すべての始まりと終わり
それからは、リリィが別の人格で切り捲った魔族や悪魔たちの蘇生や街の復興などを行いその日を終わろうとしたのだが、なぜかまだ未来のグレス達がいるのである。未来のグレス達はなぜか父上と母上、イリエル達と話していた。グレスとリリィは思った未来のグレス達普通にパーティーの場所にいるし!とそんなことをお互いに思いながら今のグレスとリリィは二人で仲良く中庭でお茶を飲んでいた。リリの隣にアイリスがいてグレスは二人の反対側にいるのである。するとぐれすがぼそと喋った。
「あれは誰が言ったんだろ」
リリィとアイリスは、不思議そうにお互いの顔を見た。
「まぁあれは、あんまり気にするな。」
そういったのは未来のグレスだった。
「ああ、分かったよ。そういえば、聞きたかったんだが」
「おう言ってみろ、」
「あの時の俺を解放してくれ」てどういう意味だ?」
「ああ、あれなもう解決した」
「はえ」
「あれはお前が大魔王にならないように呪文の言葉だったんだが意味なかったな」
そう言っていると未来のリリィとアイリスがグレスをパーティー会場へ引っ張って行った。
「大変だなあいつも」
「自分だけどね」
「自分だよ?悠斗」
グレスは少し反省しながら「はい」と答えた。
その後、昨日みたいには踊らずずっと中庭にいたのである。すると、父上と母上が近づいてきていすにすわった。リリィとアイリスは、席を外そうとしたが母上が「二人にも聞いてほしいの」と言って座って聞いててもらうことなった。
「グレス」
「父さんどうしたんだよ。いきなり」
母上は、そのことに反応してか
「母さんて呼んでいいのよ?」
「あ、はい…最初からそれ教えてくれればよかったのに…」
「仕方ないでしょ。一応魔王族なんだから」
父上は、コホンと言って話した。
「未来の君たちからあることを言われたんだ」
「あることて?」
そうリリィは聞いた
「まぁ、妖精界に彼らを旅に向かわしてほしいと」
「はぁ?なんか無茶苦茶やな」
「ほんと」
「妖精界かぁ~、行ってみたいなぁ」
そういったリリィのほうに皆見ていた
「まぁともかくだ。旅の準備をして欲しい、そしてこの手紙を妖精王とエルフの王、亜人族の王に渡してほしい」
母上がその手紙やらを魔法の鞄から取り出した。ドン!!とおとを立てるほど量が多かった
「・・・」
「頼んだわよ!」
そう言いながら母上は怖い顔をしながらニコニコしていた。母上は怒らせるとリリィのように怖いのである。まぁ半強制的に明日旅に出ることになった。父上の話によると、妖精界は、天界にポータルがあるため、イリエルに頼んでポータルをつなげてもらうように頼んだしかし、条件を出された。
「ポータルつなげてあげる代わりに私も付いてくね」
「いや…それはちょっと」
断ろうとしたが、瞳をキラキラさせながら「お願い」て言われてしまったので仕方なく連れていくことにした。連れて行かないとポータルなんてないからそこで終了だし仕方ない!その後、裏庭での話が終わったので、未来のグレスがいるとこに向かった。
「お、妖精界行く気になったか?」
「ああ、まぁな。何人のこと勝手に決めてくてんの!」
「まぁまぁ、俺もこのころは未来の俺に同じこと言ったから」
「あ、そうなんだ。てかいつ帰るんだよ!!」
「あ~、今日で帰るよ。その前に君と決闘がしたい」
「ほ~ここでか?」
「ああ、そうだ」
「わかった、リリィ!!アイリス!!こっち来い!」
大きな声で二人を呼ぶ、リリィとアイリスは、すぐさま駆けつけけ剣の形に変化した。
「準備は大丈夫だな」
「ああ、」
すると周りに、パーティーに参加していた魔族や悪魔たちが中庭で俺たちを見ていながら
「決闘だとよ!」
「頑張れ二人とも!」
未来のグレスは言った。
「ハンデとして俺はこの刀を使わせてもらう」
「どういうことだ!」
「それは、これからのお楽しみさ!!」
そう言い切った次の瞬間グレスの後ろをとったグレスはそのまま、敬拝を感じながら剣を振ったしかし、避けられてしまうまさかと思い予知能力でもあるかと思ったので、本気を出すことにした。しかし、本気を出そうとした次の習慣倒れこんでしまった。リリィとアイリスも剣の状態から人の姿に戻ったが目を覚まさない。未来のグレスは、理由を観客に説明した。
「今の彼らには本気を出そうとすると闇と光の力に耐えれなくてこう気絶してしまう、だから私はハンデをしたのです。今の俺は暴走した大魔王ではなく正常な状態の大魔王グレスです」
「大魔王てさっきの!」
「いやあの禍々しい気配を感じない」
「とにかくその三人を部屋に運んであげなさい」
そう言って未来のグレス部屋に向かった。しばらくしてグレスは目が覚めた。隣リリィとアイリスが寝ていた。すると扉をノックした音が聞こえたので「鍵空いてます」と言って入ってきてもらうと未来のグレスだった。
「よく眠れたかい?」
「いや別になんであの時どうして気絶したのか覚えてなくて」
「ああ、本気を出そうとしたからだろ」
「はぁ?それだけ?」
「ああ、それだけ」
起き上がって話していたが寝ころんでしまった。
「まぁ、妖精界で王たちに手紙渡しつつ彼女達に鍛えてもらえ」
すると、リリィが目を覚ましてグレスの顔を見ていた
「おはよ~悠斗」
「ああ、おはよう」
「じゃあ俺はそろそろ行くよ。今度会うときは大魔王だな」
「おいちょま!」
未来のグレス言い切ったとたん姿を消した。リリィ寝ぼけているのかまたのほうでごそごそしている。
「おい、リリィ…」
「ほぇ?」
「いい加減着替えて準備するぞ」
そう言って出発の日が始まった。まだ寝ていたアイリスをおこしていつものように支度をした。服は一応王子としての服を鞄に入れているが東京で買った服とかも詰めている。リリィとアイリスは、シャワーを浴びて着替えて支度をしていた。グレスはそのまま、食堂に向かった。そこにはイリエルと父上と母上がいた。
「おはよう、父さん、母さん、イリエルも」
「もてなんですか!もて!」
すこし怒ったような感じだったがすぐ流された
そのまま、テーブルあったパンをつまんで食べたするとリリィとアイリスが支度を終えて食堂に来ていた。そのまま、いつものように無言だったが食べ終わって席を立つと父上と母上が話しかけてきた。
「強くなって帰ってこい。その時はお前に魔王の座を受け継がせる」
「え?」
「強く帰ってきてちょうだい。いつの間にか彼女増えてたりして」
「リリィ一筋だから多分大丈夫。まぁ旅の途中で仲間は増やしたいかな」
話し終わったので玄関に行き二人に行ってきますと言って城を後にした。イリエルが天界へ連れてってくれて案外早く妖精界へ行けることになった。天界の市場で必要なものを買おうとしたのだがイリエルがいるせいか、周りの人たちがこれもどうぞ!と言ってきてアイテムを渡してきたおかげさまで十分に準備できなので妖精界のポータルに向かいそのポータルに入っていった。
ここまで見てくれてありがとうございます。!1との続きですのでそちらを見ながらお楽しみください!感想や評価よろしくお願いします!
ではまた会いましょう!




