表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/52

第10章 会議

その後、リリィとアイリスを連れて人間界に戻ろうとした時、イリエルが箱を渡してきた。


「これ持って行って。」


「なんだそれ?」


「まぁ開けてからのお楽しみ」


「まぁ有難く貰っておくさ」


イリエルから、箱を貰って人間界に戻った。さっき案内されたところを抜けて、駅にたどり着いたら、人間界はすっかり夜になっていた。その駅から電車に乗ってホテル近くの駅に降りた。ホテルに着いたあと、フロントで鍵を貰って5階に上がって部屋に入った。リリィと、アイリスは一緒に部屋のシャワーを浴びていた。その間グレスは、スマホでSNSを見てたり、ウェブを見てたりしていた。部屋に持ち込んだイリエルがくれた箱を開けてみることにした。鍵のようなものはないが箱自体がすごく高そうな感じだった。箱を開けてみると、ネックレスが入っていた。そのネックレスから何かしらの加護のようなものが施されていることに気づいたグレスは、そのネックレスを付けてみることにした。すると力が湧き出てくるような感じになり、何かに守られているかのような安心感があった。少しの間付けていると、リリィとアイリスがシャワー浴びてでてきた。


「悠斗〜着替えどこ?」


そう言いながらリリィは着替えを探していた。グレスは、ネックレスを付けたまま近ずいてリリィの着替えを出した。


「ほらよ。アイリスは着替えどうする?手聞く必要も無いか」そう言おうとしたが、アイリスは自分で着替えていた。さすがリリィの姉だなと思っていた。


リリィ達が出たあと、グレスはシャワー浴びた。この時間では大浴場は閉まっているため仕方ない。シャワーが終わったあと、脱衣場で着替えてベッドの方に向かうと、リリィがグレスのベッドに座っていたがアイリスはリリィのベッドで横になっていたのであった。そんなふたりに話しかけると、


「俺の寝るとこはどこだよ!」


リリィは、指をリリィが座っているベッドに向けていた。


「悠斗は、私と一緒に寝るの〜」


「はいはい」


そう言ったリリィの頭をデコピンするアイリス。


「なんで、マスターと一緒に寝るの?」


デコピンされたところを両手て押さえてアイリスに言い返したリリィ。


「お姉ちゃんが、いない間一緒に寝てたもん!」


その後、姉妹喧嘩が起こったため止めに入って、結局アイリスも一緒に寝ることになったのである


(狭い…)




翌日、目が覚めたらリリィは隣でぐっすりと眠っていたが、アイリスは起きてシャワー浴びていた。グレスは制服に着替えて、イリエルから貰ったネックレスを首に付けた。すると、ネックレスから声が聞こえてくるのであった。


「あーあー、もしもし〜。悠斗くん聞こえてる?」


「聞こえてるけど、誰」


「私だよ!イリエル!!」


「何の用だ?」


「いやぁ〜会議今日やる事なったて事報告しておきたくて」


そう聞いた途端驚きを隠せなかった


「いやいや早すぎるだろ!」


「早くないよ〜、連絡用の水晶は魔族の方も持っていたからね。会議の予定場所は、グレスが、今泊まってるホテルの最上階」


「まさかと思うけど、イリエルお前。部屋の前にいるとか言うなよ?」


「うん。居るけど?、なんでわかったの?」


そう言ったイリエルは部屋の扉を開けて部屋に入ってきた。


「たくお前なぁ」


そう騒いでるとリリィが眠そうにしながら起き上がっていた。


「おはよ〜悠斗〜。あれ、お姉ちゃんは?」


「今シャワーよ?リリィも来る?」


とシャワールームから声が聞こえて、リリィはシャワールームの扉を開けて入っていった。


グレスとイリエルは、共に最上階に向かった。


向かう前にリリィとアイリスに、


「先にホテルの最上階に行ってるから、着替えたら、来てくれ」と伝えて部屋を後にした。


エレベーターで最上階に上がって、イリエルに部屋に、案内されるとそこには父上と母上。魔族達が集まっていて、天族も集まっていた。テーブルが真ん中に置いてあって、椅子に座っていた。


その後、リリィ達が部屋に入ってきて、会議が始まった。最初に喋りだしたのはイリエルだった。先の戦争のことについて話していて皆納得していた。しかし、魔族側は、イリエルがゼルティア家を襲った事を述べた。その事に対して話し合ってお互いの誤解も解けたことで、また協力関係になることになった。しかし、問題があった。グレスにだけ神々を倒すことを命じられているので他の奴らにもやらせて欲しいと案が出たが、その事を大きく覆したのがイリエルの言葉だった。


「以前のように、神々に操られてしまうから、そんなことは出来ない。しかし、両方の存在のグレスならば神々には操れない。そう思って私は彼に加護を授けた」


父上が、テーブルをたたきつけて言った


「息子を危険な目にあわせるというのか!」


「まぁまぁ、この事はグレス本人に了承を貰った上で話している。彼はやる気なんだ」


「はぁ?そんなこと言ってないけど一言も」


その言葉ともに凍りついたように皆固まっていた。


「「え?」」


「少し家族で話合わせてくれ」


そう言った父上は、母上と俺を連れて部屋をあとにした。廊下でさっきのことについて話した。


「お前は今どうしたいんだ?」


「俺は、えっとその、神々に困ってるなら倒してもいいと思う。でも、俺にそんな力があるとは思っていない。」


「わかった。さぁ戻ろ」


 そう言われて部屋に戻りさっきのことをそのまま言った。

 結局神々を倒すために、リリィとアイリスによる厳しい稽古が魔界に帰ってから始まるのであった。

ここまで見てくれてありがとうございます!


この後は東京から魔界に戻って、リリィとアイリスによる厳しい稽古が始まります。イチャイチャあるかも?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ