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4話、能力を確認して

そういえば忘れていたけど俺って女神様から何か能力でももらってるんだよな。

確認してみるか。

ステータス確認ってどうするんだろうか?


俺はステータスが出てくるように念じてみた。


==============================================

【ステータス】

レベル:1

職業:勇者


筋力:120

防御:150

魔力:120

体力:150

速度:100

【スキル】

急成長・言語理解・文字理解

【魔法】

下級魔法全般・中級魔法全般

==============================================


「これって強いのか?いや強いんだよな。レベル1なのにステータスかなり高いし」


実感が湧かない。俺に本当にこれだけの力があるのか。

ここは都市から離れた荒野だ。ちょっと試してみようか。


「『ワイド・ファイア』!」


周りに人がいなくても一人で叫ぶのは恥ずかしい。

俺は手に意識を集中させながら上から斜めに振り下ろした。


真っ赤な炎が俺の視界全てを埋め尽くした。俺が唱えたのは広範囲攻撃用の炎属性魔法。


「・・・出来た」


ゲームでしかやったことがないことが現実で出来る。

こんな非現実的なパワーを俺が行使出来るなんて。

・・・とも考えたが、この世界じゃ普通のことなんだ。

俺はこの世界で最強なんじゃ!?という考えが一瞬よぎったが、絶対俺なんか強くなんかないよな、と考えてしまう。

オンラインゲームでもなけなしの金で課金して高性能武器を引き当てたときも、俺より上手いプレイヤーに簡単にやられてしまった。

どんなに強い力を手に入れても更に強いやつに負けるのはどの世界でも当然のはずだ。



「さて、どこか町を探さないと・・・」


ほんの少し安心した。貰い物の力でも、俺の心と元の力は弱くても、何かすがれるものがあれば多少のお守りになるのだろう。

再び俺は町を探して歩きはじめた。

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