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饅頭との闘い   作者: ゆっくりパルム
1/1

〜 死闘!闇霊夢編 〜

「くっ、また来やがったか、、。」

棒人間たちがどよめく。棒人間たちの視線は空に空いた黒き穴に集中していた。


「ずいぶんと遠くまで逃げてきたようだが、この私からは逃げ切れないのだよ、、。」

闇霊夢が黒き穴より現れる。


「一体なぜここがばれたんだ⁉︎ お前には気づかれないように行動したはずだったのに、、。」

棒人間達が恐怖に怯えながら闇霊夢に問いかける。


「そんなもの、貴様らのオーラを感じ取ったまでだ!」

「オーラ⁉︎ 私たちは戦闘棒人間では無いのにか⁉︎」


棒人間には2つの種族がいる。悪を倒すため闘う「戦闘棒人間」と、戦闘棒人間が創り出した平和の下で生きる、「平凡棒人間」の2つに分かれている。闇霊夢に襲われている町の住人は全員「平凡棒人間」なのだ。

「平凡棒人間」達は、オーラ(強さを示すもの)がほとんど無いはずなのに、

なぜ闇霊夢はそのオーラを感じ取ることが出来たのか。

それは、闇霊夢のオーラ感知能力が、「戦闘棒人間」と比べて100倍以上もあったからだ。


「貴様らがいくら逃げようとも、私から逃げ切ることなどできないんだよ、、。」

棒人間達は、これから何が起こるかを察し、なるべく遠くに逃げようとした。

だが、、

「この技は、半径1キロメートルを更地に変える技だ。お前らはここで散っていくのだ!」

「逃げろぉぉぉ!」

「まだ死にたくないんだぁぁぁ!」

叫び声がこだまする。だが、運命は変えることなどできない。

「塵となれ、ダークネスバーン!」

闇が辺りを包み込み、次の瞬間には棒人間達の姿はどこにもなかった。


「実に美しく消し飛んだな。さて次の街へと行くとしようか!」

「転送術、ダークネスワープホール!」

黒き穴が再び開き、闇霊夢はその中へと消えていった、、。



「くそっ、アイツ、街のみんなを、、。」

この棒人間の名はラル。先ほど消された棒人間達の街で彼は暮らしていた。

しかし、彼は悪と闘うため、「戦闘棒人間」になったのだ。そして、その修行から帰ってきた時、

あの光景を見ることになってしまったのだ、、。


「闇霊夢、、、絶対にお前は俺が倒してやるっ‼︎」

そう言い残すと彼はある棒人間の元へと飛んでいった。


「フフフ、戦闘棒人間が近くまで来ていたようだな、、。」

「次はそいつを破壊してやるとしよう、だが、まずはあそこへと行かねば。」

闇霊夢は不敵な笑みを浮かべながら、何処かへと向かっていった。


「闇霊夢、今回はどれだけの負のエネルギーが集まったんだ?」

「・・・様、150ほどの負のエネルギーを集めることが出来ました、、。」

「そうか、ご苦労だった。引き続き宜しく頼むぞ。」

「承知しました。では、任務に戻ります。」

闇霊夢は見るからに緊張している。・・・とは一体何者なのだろうか。


「もっと沢山の負のエネルギーを集めねば、あの方を復活させることは出来ないのだ、、。」

「あの方さえ復活させることができれば、150年前の計画をもう一度、やり直すことができる、、。」



一方こちらはラル。ラルは昔からの親友であるバンの元へと向かっていたのだ。

そして人里離れたバンの家へと着いた。

「ラルだ、開けてくれ。」

ラルが扉に話しかけると、扉がギギギ、、、と音を立てて少しづつ開いていく。

すると丸々とした棒人間が家の中から現れた。

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