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俺、神様になりました。  作者: 商 秋人
7/61

第7話俺たちの方針

前回のあらすじ




初デート?



 何故に?をつけたのだろう




ーーーーーーーーーーーーーーーーー



 さて、今回は初デートから1週間後の出来事である。


 ある程度お金が貯まり安堵感ができた頃、宿屋で俺はポツリと言った。


 「改めて思ったんだが、俺たちの目的ってなんだ……」


 「…………さぁ?」


 「え?」←俺


 「え?」←リア





 というわけでっ!



 現在俺たちは宿屋の部屋にある椅子に机を間にしながら座っていた。



 「ちきちき!第1回目標を考えようのコーナー、イェーーい」

 と、抑揚のない声で俺が言う。

 そのまま説明に入る。


 「はい、ね、始まりましたが、今回の議題は目標です。ここまで魔術やらモンスター討伐で忙しかったので考えてませんでしたが、我々には目標が無いことに気づいていませんでした。というわけでっ!目標を考えまショーー」

 ここまで言ってリアが「はいっ」と真っ直ぐ手をあげる。


 「どうぞ」


 「海賊王にな「では、次の意見にいきましょう」……る」

 俺が途中で言葉を遮り、少ししょんぼりするリア

 少し間をあけ、俺が発言する。


 「魔王を倒す……」

 やはり恥ずかしい


 「魔王ですか、ここ魔王12人いますが……」


 「それは面倒だな……」


 「無しですね」


 「無しだな」

 2人でうなずきあう


 「では、すべての悪魔や魔族の殲滅せんめつ


 「それは完全に現代ラノベにおける悪役だ、ていうか何で、殲滅させたいんだ?」


 「生理的に受け付けないからです」


 「現代ラノベよりたち悪いな……」

 そんな意味の分からない理由で殺されたら可哀想だ。

 あっ、でも俺も魔王倒すとか言ってたな……心のなかで知らない魔王さんに謝っておこう。


 「りょうたさん、もっと微妙に難しいの無いんですか?」


 難しい事を言う……

 うーんと、顎を抑えながら考える俺。

 やっぱこれかな……


 「最強の魔術師を目指す……」

 ちょっと恥ずいな。


 「いや、りょうたさん、おそらくすぐになれますよ……」


 「はい?」

 と、俺が疑問符を浮かべる。

 それに応えるようにリアが言う。


 「この世界の魔術師って結構少ないんですよ。世界の人口が50億ほどなら約1億ほどの人数です、その1億の半分は途中でやめ悠々自適に暮らし半分の半分は、修行を途中で放棄する、ということは2500万人が真面目に魔術を取り組んでいると言うことです。」


 「なるほど」

 だいたいわかった、俺は神+竜だしこの世界で真面目にやってる人でもたぶん勝ってしまうと言うことか。しかも2500万人ほどだからすぐに強い魔術師に会えるとは限らない訳だしな。


 「確かに、じゃあどうするんだ?」



 「目標なんてなくていいんじゃないですか?」



 「いいのか、それで?」


 「異世界の日常を面白おかしく過ごしていく……でいいんじゃないですか?ということです、だって目標をしっかり持って生きてる人なんてほとんど居ないんですから」


 「そうだな……」


 「まぁ、楽しければそれでいいじゃないですか。」


 リアははにかみながらそう言った。




ーーーーーーーーーーーーーーーーー




 だが、そう決めた次の日、俺たち(主に俺だが)はある理由で、この王国から追い出されることになるのだった。



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