第6話とある王国と休日?デート
前回のあらすじ
神様の年齢をガン無視する主人公。
あったけども……
まぁ、いいか
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俺たちは、ここ一週間この町(これからは王国と、言おう)に滞在していた。
何をしていたかと言うと、情報収集とお金稼ぎだ。
情報収集の結果↓
今俺たちの居る王国は、ラミアルア王国と言うらしい、そしてこの王国は、大きく分けて6つに分かれる。
1つ目は、商人街、正5角形の真下の位置にある、商人たちが商売をする区画である、商人はだいたいそこに住んでいるらしい。
2つ目は、冒険者街、正5角形の右下の位置にある、冒険者ギルドがあり冒険者がはびこる区画である、宿屋などはここにある。
3つ目は、協会街、正5角形の左下の位置にある、協会があり聖職者が多い区画である、聖職者はだいたいそこに住んでいるらしい。
4つ目は、貴族街、正5角形の右上の位置にある、貴族が住んでいる。
5つ目は、貧民街、正5角形の左上の位置にある、基本は貧乏人や商売で失敗したり落ちぶれた貴族が住んでいるらしい。
6つ目は、ラミアの王城、正5角形の真ん中の位置にある、王家の者が住んでいるらしい。
あと城スゲー、圧倒的と言う感じだ。
ついでにこの世界の通貨はルーズらしい。
ラミアルア王国に関しては、こんな感じだ。
情報収集の結果2↓
魔術に関してだ、魔術はレベル1~20まであるらしい。
属性は6つ、火、水、風、地、闇、光とある。
俺が使っている魔術は、レベル10付近らしいが、リアいわく俺の魔術は通常の5倍ほどらしい。
結果報告終了
でっ
現在
宿屋でお金を数えていた。
「おー冒険者って結構稼げるんだな……」
今持っているお金は3000ルーズか、パン1つ10ルーズ、水5ルーズだから我慢すれば……75日は生きていける、まぁ宿屋代とか娯楽とかにも使うから1カ月ほどか……最高だな冒険者。
と、そこで俺の鞄にあった裁縫道具とモンスターの革で縫い物をしているリアが話しかけてくる。
「そりゃ、人からしたらモンスターは強いですから、ですが神クラスからしたらここのモンスターなんて、雑魚中の雑魚ですから」
「人ってそんなに弱いのか?」
「いえ、強い方は強いですが、約50分の1のほどの確率で才能が、7000分の1の確率で努力で強くなる人がいるくらいです」
?ということは、
「俺はどの部類でしょう?」
「……りょうたさんはあいだですね」
あいだ?
「というと?」
「あなたの場合、私の力を与えたといっても器を与えただけですからそのあと魔力の扱いと技量は、元の世界で培ってきた努力ですから、」
「はー」と俺が嘆息しながら。
「だから、もしも、俺じゃなくても向こうに住んでる人で頭のいい人ならもっとうまく出来ますよ」
そう、俺は平凡少し下の男なのだから……
「そんなに謙遜しないでくださいっ」
服?を作る手を止め、少し強めに注意される。
「とにかくっ今が大事なんですから、もしもの話はやらないでくださいっ」
「は、はい……」
つい 、敬語になってしまう。
「とりあえず、何か装備っ、買いに行きますよ」
と、少し微笑みながらリアは言った。
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さて、リアが言ったとおり、現在俺たちは商人街に買い物をしに来ていた。
商人街には何度か来ているが、したことと言えばどちらか1人ご飯の買い出しぐらいで、あとは王国から出る時に通りかかるぐらいだった。
なので、今日リアは
「ほわーーっ、改めて見るとすごい活気ですね!りょうたさん!」
すごくテンションが高かった……
目をキラキラさせながらいろんな商品を物色する。
「これなんてっ見てくださいよっ私の名前なのにすごく似てないですよ!」
と言いながら、首輪に何やら書いてある小さな、ねんどろいどほどの大きさの人形を渡してくる。
「確かにそうですね……まず性別が違いますから……」
と、コメントをさしておいて次の店に行くリアさん。
まぁ、もともとあの部屋が嫌になって脱け出したもんなそりゃこういう普通?の買い物でテンション上がるよな。
そういう俺も少しテンションが上がっているんだが…………
なぜだかわかるか?……わからないか、そうか、それなら教えてやる、なぜなら…………俺の人生でっ初デートっだからだ!……
俺は、どこぞの主人公の『初デートでテンションが上がり、しゃべり方がおかしくなる』という現象に「有り得んなっ」と言っていた……たがっ!自分がその状況に陥って初めて理解した、俺が間違っていたのだ……と。
まぁ、いたって冷静にいるつもりだが。
「これとかいいんじゃないか?」
とリアに声を掛ける。
「何ですかそれ……センスないですね」
そう言われ自分が持っているものを見る。
黒髪ロングでだぼぼっとしたTシャツと中学生男子が着るような半ズボンを履いて胡座をかいた人形だ。
「そうですか?俺的に結構好きですけど」
「……そ、そうですか……」
と、少し頬が赤くなるリア。
ま、まさか…………この人形の露出度が高くて少し恥ずかしいのか!
「すいません、冗談で……」
そこまで言って。
「い、いえ!せっかくなので貰っておきましょうっ!」
び、ビックリしたー
「そ、そうですか……」
「そ、そうなんです」
そんなこんなで、俺たちの休日?は過ぎていくのだった。
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ちなみに、この人形は200ルーズした……わからないかもだが、わりと高い…………。