サブタイトル考えるの面倒になってきた
「結局どうなったんですか?」
リアの不安そうな声が、帰ってきた俺の耳に入る。
「まぁ、なんとかなりそうだよ」
「……ならよかったです」
この世界はなんとかなりそうだ。
そういう意味の言葉を俺は発する。
「あ、それで結局どうやって世界を救うんですか?」
「それは俺が説明するよー」
チャラい声が闘技場に鳴る。
「まずリアちゃん、君はこことは違う安全な異空間に世界を繋げてくれ」
「え、あ。え?」
「要領はおれちゃんを送った時と同じだよっ」
「はぁ、え、はぁ?」
おぉ、戸惑ってる戸惑ってる。
ちなみにおれちゃんはもちろん俺の事である。
「エルタは転移の魔力操作の補助だ。リアとの連携、楽しみにしてるぜっ」
「お? は?」
「次にオーディン」
「っ、俺オーディンから戻ってるんだが?」
「後で伝えてくれ、オーディンの魔力は半端ないからな、その魔力を全部ラミアに預けてくれ」
「お、おぉ、伝えとくわ」
「ナラマ様は今から創る世界にこの世界と同じ重力場を作ってくれ」
「……まぁ、やってみる」
「歩は、この世界から移動するときにこの世界を消してくれ、必要魔力は亮太がなんとかする」
「はい……?、はいぃ!?」
「師匠はこの世界の人間を全員転移させてくれ、魔力の代償はこの世界を消す前の全ての物質だ」
「生意気だが、了解だ」
「あと、そこの二人は雑用を頼む。後で説明はするぜ」
マリンブルーの髪の女の子と、ラミアに似た紅い髪のチャラ男秘書っぽい女の子を指差す。
「あ、うん、了解?」
マリンブルーの方が
「わかった」
と、チャラ男秘書がそれぞれ言葉にする。
「最後に亮太……お前は……さっき言った通りに頼む」
「あぁ、了解だ」
そんな感じで、8割が置いてけぼりな説明会は進んでいった。
「……あれ?わたしは?」
まぁ、カルタは置いてけぼりというより完全な空気だったけど……
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「さて、準備はいいかいっ!!!」
闘技場である程度の説明を終わらせたチャラ男が、観客席の手すりに立ち声をあげる。
即座に俺達は
「「「「「NOーー!ー!!!」」」」」
「おいおい、お前らもうちょい要領よくやれよー」
「いやそういう問題じゃねーよ」←師匠
「うん、それはちがう……とおもうよ」
↑ナラマ様
(なろうやってなかった原因しゃべり方)
「まぁどうせこうするしかないんだ。だから、それで良いんじゃいかい? みんな」
「だからやり方を聞いてるんです」
キリッとしたラミアの声が響く。
「これは冗談とか、そんなんじゃ済まされない問題です。それに……私にそんな大役……」
「補助は亮太と俺でやるんだ。だからそう簡単に諦めんなっ」
「うぅ……」
おぉ、チャラ男がそれっぽいこと言っている
なら、俺も少し思った事を言うか……
「ラミア、会って間もない時に、俺が謙遜しまくってラミアがズルも自分の力は自分の力だ。て言ってくれたよな」
「……え? あぁ、まぁ……姉の受け売りなんですけど……覚えててくれたんですね」
「まぁな。で、俺思うんだよ」
「……」
「ラミアは、もっと自分を信じるべきだ」
「っ……」
俺はラミアの事をあまり知らない。
だが、それでもわかることはある。
たった数週間の生活でも、わかることがある。
「俺は自分の力を他人からの貰い物だからと、意味がないと切り捨てた。……そしてラミアは自分の力を捨てては無いものの、小さく、小さく見積もっている」
「それは……そうですね」
「謙遜は人を怒らせるらしいぜ、ソースは俺だ。俺を見ててラミアもいらっとしたことあるだろ?」
「え……まぁ、イライラというより、悲しくなりましたけど……」
お、おぉ、そっちの方が心にくるな。
「とにかく、謙遜のし過ぎは駄目だぜ、ってことで……はい、この話おしまい」
「……わかりました。ひとまずやってみることにします」
「あ、話まとまった? ならもうやるぜ、準備はいいかい?」
その疑問に、
最初に声を出したのはリアだった
「どうせ後にも先にもこれしか方法はないんだし。ごちゃごちゃ言ってないで、さっさとやるぞーーっ」
次にエルタが
「まぁ、なんとかなるか……いや、もともとやりたい放題やってきたんだ。こんなときくらいなんとかする精神でいくか……」
次にラミアが
「私は亮太さんと、皆さんとこの先楽しく生きていけるなら……世界だって救ってみせる。いえ救えるって信じます」
次にナラマ様が
「わたしはりょうたのつま(自称)、わたしはそのとなりにいることができればそれでいい」
次に師匠が
「まぁ、"アイツ"がここにいないのはなんとなくわかったてた。でも、まだ諦めたくない。だからこの世界を終わらすのは駄目だ」
次にカルタが
「まぁ、わたしにとっては視てた子がこんな形で偉業をなすなんて、とても嬉しいがぎりだよ」
次にマリンブルーの髪の幼女が
(自分的に誰だ?ずっと睨まれてるけど…)
「わたしは、今のエルタを信じない。でも、過去と未来に期待したいから……うん」
次にオーディンが
(いつの間に戻ってたんだよ……)
『我は世界が救えるならそれでよい』
次に歩が
「ま、巻き込まれて旅行が台無しになったけど……頼りにされるのは嬉しいな」
……最後に僕が……いや、俺が
「俺は為りきるしか方法がないと思ってた。でも為りきるんじゃなくて、変わろうと思う。僕から俺に、弱く惨めな自分から……強い、みんなのなかの亮太に俺はなりたい。だから……うん。、覚悟はできてるっ」
胸に手を当て自分自身の決意を発する。
それで、もしそれでみんなに、本当の意味で認められたら……
おれは彼女に……
「じゃあいくぜぇっ!!!!」
チャラ男が気合いを入れる為に声をあげる。
「っおおおおおおっ!!!!!」」」」」
俺達もそれに応えるように、声をあげた。
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時間は、夜。
キラキラと光る星が独特よ雰囲気をつくっている。
もしこれが大人なドラマならこの景色をバックに告白して、次の日の朝チュン的な展開になるだろう。
そんな幻想的な景色である。
上の説明して幻想的じゃなくなった気がするが
「よしっ、じゃあラミアちゃん、まずはおっっっきな球を想像して見てくれっ……」
チャラ男が声を掛ける。
ちなみに、位置的に言うとおっきな星の端にそれぞれが立っているような感じだ。
ラミアは中心で、補佐のオーディンとチャラ男が一緒にいる。
俺は歩と一緒に一応右下程の位置にいる。
歩がメインで、俺が補佐だ。
他メンバーも補佐と共にいるらしいが、遠くて見えないので何処にいるかはわかりませんっ。
「ラミアちゃんっ、まず心の中で球がを想像してくれ」
「は!、はい!!」
気合いいっぱいだな。
俺も頑張らないと。
ラミアは目を瞑り、心を落ち着かせ集中させる。
「次にオーディン、ラミアに魔力を送ってくれ。送り方は……」
『あぁ、わかった』
「よし……」
オーディンは静かにラミアに魔力を送る。
「……っ!?」
ラミアが体をブルッと震わせ少し声を出す。
『大丈夫か?』
「は、はい。大丈夫です……」
ラミアは再び盲目する。
そんな中、チャラ男が息をすい大きな声をあげる。
「……次にリア!! 君は異世界に繋げろっ!!何も無いところが好ましい!!」
「、わ、わかりましたっ!!!」
リアは大きな声でこちらに言葉を返すとそのまま上空に大きなゲートを生み出す。
その中は真っ黒な闇が広がっていた。
「何もない空間に繋ぎましたよっーーー!!」
「次はエルタちゃんと師匠っ!! 師匠がコンマ数秒、後にずらして転移させてくれ!!」
「はぁ、なぜこっちの方が難しいんだ……」
「なんか言ったっ!!!?」
「なんでもなーーい!!!」
あぁ、この感じなんでもあるやつですね。
あと、この様子だとエルタと師匠が一緒にいるのか、補佐とメインだけじゃなかったんだね。
俺達は先に説明を受けてた通り、この師匠への掛け声が聞こえたら世界を消してくれと言われたので、その通りに歩が世界をに向けて中心から無にしていく。
……正直無にしていると言っても俺には分かんないので、なんとも言えないのだけど……
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これからは伏線とか考えるのやめます
ごめんなさい_(._.)_




