第2話 現状確認
前回あらすじ、
神に助けられた…………以上!
バシッとハリセンが飛んで来る。
「い、痛い!」
カンペを出される。
「え、えーと……が、学校の帰り道、死にかけた俺を(チラチラっ)、助けてくれた、神様がその際に俺に、力を……えー(チラチラっ)くれ異世界へ俺を転移させた。俺は、(チラチラっ)よくわからないながらも、理解はし、一人旅立つのであった。」
「ではっ本編へどうぞっ」
いやっ本編へどうぞって、いきなりあらすじ間違ってるしっっ!
今俺一人じゃねーし!
初っぱなから何やってんだよ!
と、一人漫才をしていると、
「どうしたんですか? なんか、前回のあらすじの説明、はしょって心のカンペに怒られて、カンペに従ったら前回のあらすじ間違ってた、みたいな顔してますよ?」
と、ゼウスさん
「どんなっ顔してるんですか!俺、!?」
「そんな顔です」
「分かりにくいですよ!」
「まぁ、それは置いておくとして。」
と仕切り直すゼウスさん。
「さっき言った説明しっかり覚えといてくださいよ」
と人差し指を上に指しながら言う。
「大丈夫です、俺、社会のテスト23点でしたから」
(にこり)←俺
「いやいや、どこが大丈夫なんですか?」
呆れ顔のゼウスさん
「忘れましたので、もう1度お願いします。」
はぁ、と、嘆息するゼウスさん
「では、もう1度言うので、覚えといてくださいよ」
「メモ的なの無いですか?」
「えー、 じゃあ、私のハリセン渡しますので、それに書いて下さい」
「ペンはどうするんですか?」
「まかせてください」
というと、なにやら空中に文字を書きだした。
なんと書いているかは、知らない文字なので、解らない。
「《欲するは、汝、神野亮太の最も近き、場所にあったもの》…………っと」
そう言うと、彼女の右手に、俺がひかれそうになったときに、持っていた学校の鞄が現れる。
「ホヘーー」
と、俺が気の抜けた声を出す。
「これで、メモを書けるでしょう」
「どうやったんですか?」
「今のは、光と闇の技をあわせてつくった、おそらくわたししか使えない、異世界から物を持ってくる魔術です」
と少し得意気に言う。
「はい、どうぞ」
と、鞄を渡される
「ありがとうございます」
「そう、素直にお礼を言われると、恥ずかしいですね……」
と、すこし照れながら言ってくる。
照れるポイントがわからない。
「こ、こほん」
と咳払いをするゼウスさん
「とりあえず、今から説明しますのでしっかりとメモしてくださいっ」
「了解しました」
と言ったところで、彼女が、説明を始める。
ーーゼウスさんの説明のまとめ。ーー
・俺に渡した力のこと。
俺にある力は今2つあるらしい、ゼウスの力と竜の力、俺に力を渡した理由は、あの、何もない部屋から出るためらしい。竜の力は素質有るもののみにしか効果はないらしい。
俺のどこにそんなパワーがぁ―と俺は思った。
・俺が、異世界にきた理由は、ゼウスが配慮したらしい、俺のようなオタクに頼るほど、嫌だったのか。
まぁ、
こっちにこれたことはありがとうございます、と俺は思った。
・初めてあったとき、妙にそれっぽいことを言っていた理由は、神様っぽいことをやりたかったからしい。ちなみに本心で話始めたのはニコッ、の吹き出しからだったらしい、
アホだな、こいつと俺は思った。
・あとは、自分が、使える力の限度があるらしい。その理由は俺に力をほとんど渡したかららしい。
このメモ書き“らしい”、“らしい”多いなと、俺は思った。
ーーメモ書き終了ーー
「あと、私の名前は、リア=ゼウスと、言いますこれからは、リアと呼んでください」
「了解しました。」
と、彼女は少し胸を張りながら。
俺は、腕を組ながら、うんうんと、頷いたのであった。
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あ、終わると思った?
実は、まだ、現状確認は、終わっていない、そう、一番大事な部分、今、自分たちがいる場所である。
「これ、どうするんですか?」
「私に聞かれましても……」
現在俺たちは、
山の頂上に居た…………
雲の上から遠い目で下を眺める。
雲がこんなにも近くで流れるように動くのを俺は初めて見た。
「綺麗な景色ですね……」←リア
「そうですね……」←俺
そして、二人して叫ぶ、
「「どうするんですか、これーー!?」」
初めから詰んでいる現状を今さら、再確認する俺たちだった。




