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【本編完結】異世界ライフの楽しみ方・原典  作者: 呑兵衛和尚
第三部 カナン魔導王国の光と影
92/701

カナンの章・その16 北の大地に試された

 海賊の襲撃から少し経って。

 船倉に閉じ込められていた水夫たちを救出したマチュアは、一旦甲板へと戻る事にした。


「しっかし、あんまり無双するのも問題ですなぁ。きっと今頃は甲板で問答だよ」

 ブツブツと呟きながら階段を上がると、その場では予想通りに大勢の貴族や商人達が喧喧轟々としていた。

「あ、戻って来たか、ちょっと聞きたい事があるのだがいいかな?」

 とその場を取りまとめていたらしい貴族達が、マチュアに近づいていく。

「さっきの件だが、何故君は海賊を見逃したのだ?あのまま沈めてしまった方が良かったはずだが?」

「あんな犯罪者殺しても構わないだろう?何故生かしておく?」

「それに、君のような小娘があんな手練れの海賊に勝てるわけがない。まさか君はあの海賊達と繋がっていて、手引きしたのでは?」

「そうでなければ、あんなにあっさりと引くわけがないだろう?」

「油断させておいて、後でまた襲撃するのではないか?」


 次々と上から目線で話してくる。

 この貴族の話し方だけは、いつまでたっても慣れるものではない。

 自分の保身のみを考え、自分の都合だけを優先する。


――チラッ

 と貴族の中にビアンカ夫人とその旦那さんの姿があったが、後ろからマチュアに頭を下げている姿が見えたのは幸いだった。

「あのねぇ。助けてもらっておいて、今度は海賊扱いとは、随分と偉くなったものだねぇ。あんた達は一体何をしていたの?」

「う、煩い。私達貴族が居なければ、庶民の生活など誰も守ってはくれないだろう?なんだその態度は?」

 真っ赤な顔をして怒鳴り散らす貴族。

「あ、そのあとの台詞はあれですか? 貴様のギルドの権限などって奴ですか?出来るものならやってご覧なさいな。この後、もしこの船が襲われても私は何もしませんからね〜」

 と手をヒラヒラとさせながら、自室に向かって踵を返す。

「そんな減らず口をいつまでも叩けると思うな。私をカナンのアレクトー伯爵と知って、そのような減らず口を叩くのならいいだろう。覚えておけ」


(あれ?あんなのいたっけ?)


 と頭を捻るマチュア。

「カナンのアレクトー伯爵?そんな人知らないけど?」

「ふん。貴様のような行商人が私を知るわけ無いだろう?」

「ええ。全く知りませんわー。私はカナンに店舗を構えていますけれど、貴方なんて知りもしませんでしたわー」

 と後ろから聞こえる罵声を全て無視して、マチュアは部屋へと篭った。


――バンッ

 部屋に戻ったマチュアはベットの上の枕を掴み上げると、すぐさま壁に叩きつける。

「あー。もう貴族の権限全て抹消してやるかな。この貴族社会をぶっ潰して民主主義にでもしてやろうか?」

『カナンがラグナ・マリアに所属している限りは無理でしょうねぇ。それにあのアレクトー伯爵は、カナンの王国化を最後まで認めていなかった貴族ですからねぇ』

「は?そんなの初耳ですが?」

 寝耳に水とはこれ如何に。

 殆どの執務をクイーンとイングリッド達に任せていたので、マチュアにとっては初耳である。

『カナン辺境都市は元々アルフレッド・カナン辺境伯が代々統治権限を持っていた都市です。マチュアがカナンの女王になってからも、カナン伯爵は王城でイングリッドの補佐官として就任し、執務を続けていますよ』


――フムフム

 腕を組んで影な中のツヴァイに向かって頷く。

「よく執務官で満足しているねぇ。いきなり来た余所者に領地取られて」

『カナン伯爵は、今でもカナン近郊の小都市をいくつか統治していますよ。それに国の名前にカナンという自分の名前が入っているのですし、執務官としての立場も満足しているようですから。問題なのはアレクトー伯爵ですよ』


――カチャッ

 空間からティーセットを取り出して紅茶を淹れると、クッキー片手に続きを聞く。

『カナン伯爵のお陰で、彼は自身の統治している小さな領地しか持っていないのです。カナン伯爵亡き後は、カナン辺境都市を自身が統治しようと画策もしていたらしいですけど』

「で、これ見よがしにクイーンに取り入って、カナン伯爵を失墜させようと?」

『多分そうでしょうねぇ。そして地盤を固めて、今度は女王を‥‥てとこでしょう。潜入しますか?』

 いつものように影に潜り込んで諜報活動を開始するか問いかける。

 が、マチュアはあまり興味がないのか。

「いいよ別に。王城にはクィーンもイングリッドもいることだし、今まで通りにあちらに一任するよ。ていうか、あっちの面々の方がこういった話は詳しいだろうし、手は打っていると思うけどね」

『では、そのように。と、扉の外に来客ですよ』


――コンコン

 と扉を叩く音が聞こえた。

「マチュアさん、先程は助けて頂いてありがとうございました」

 と申し訳なさそうなビアンカ夫人の声が聞こえた。

「開いてますよ、どうぞ」

 ティーセットをもう一つ用意して、ビアンカの入室を促す。


――ガチャッ

 静かに扉が開くと、ビアンカ以外にも数名の女性がそこで申し訳なさそうに立っている。

「あ、あの、私達‥‥」

「はいはい。終わったことはもういいので、お茶会しましよ。さ、座って座って」

 とビアンカを含めて四名の女性を部屋に招き入れる。

 座るところはないので取り敢えずベットを腰掛けに代用し、更に足りない食器をバッグから取り出すと紅茶を注ぐ。


――ガチャッ

「はい、サムソンの有名なハーブティーの店から仕入れた紅茶ですよ。茶菓子のクッキーは私が焼いたものですから、お気になさらずどうぞ」

 と遠慮がちな女性達に差し出す。

 それをおずおずと受け取ると、取り敢えず一口。

「んっ?こんな味は初めてですね。口の中で溶けてなくなるクッキーですか?」

「あー。そうね。そんな感じね」

 と曖昧な返事をするが、女性達は初めて食べる味わいに嬉しそうである。


 森林や内陸地では砂糖は意外と取れているが、岩塩でもない限り塩は不足している。

 逆に海岸などに面している地域では砂糖が足りなくて塩は豊富。

 それ故に専門の貿易商が彼方此方を回って供給していると、ギルドや他の冒険者から教えてもらった事がある。


 ようやく一息つけたのか、女性達が皆頭を下げた。

「本当はもっと早く謝りに来たかったのですけれど、アレクトー伯爵の目があって中々来れなかったのです」

「今、アレクトー伯爵は私たちの主人を集めて、バーン殿の元に直談判に向かっていますわ」

「貴方が海賊と繋がっているという事を話して、貴方を処分しようとしていますの」

 ほほう。

 意外とアクティブな伯爵でいらっしゃられる。

 まあ、証拠なんて何処にもなく、明らかに冤罪。

「まあ、見ていましょ。そんな阿呆な話にバーンさんが踊らされるとは思いませんし‥‥」

 と空いたカップに紅茶を注いであげつつ、バッグからターキーサンドを出して皆んなで食べたりしていた。


 マチュアの思惑通り、バーンからは何のお咎めもない。

 それどころか、ちょっと遅めの食事会の時に皆の前でマチュアに頭を下げたので、その場の面々は驚いていた。

 アレクトー伯爵は食事を早めに終わらせて早々に自室に戻ると、ビリビリとした空気が収まってみな安堵に包まれる。


 そんな数日間を過ごしたある日。

 甲板でノンビリと外を眺めていたマチュアは、ふと水平線に何かを見た。

「陸地だ。もう直ぐ港に着きますよー」

 とマスト上部の物見台から大きな声が響いてくる。

 甲板にいた他の水夫達も、ようやく目的地に着いたのかと安堵の表情を見せる。


――オオオオオオオオオッッッッッ

 次々と手摺まで走り出し、どんどん近くなる陸地を眺める。

 やがて立派な港が見えると、出港時とは違い堂々と波止場へと向かうマッドハッター号。


――ゴツッ

 と船が接岸してロープで固定されると、バーンが甲板にやって来た。

「皆さん長旅お疲れ様でした。途中とんだハプニングなどございましたが、無事に到着する事が出来ました。またのご利用、お待ちしております‥‥」

 と丁寧な挨拶に見送られて、貴族や商人達は船から降りる。

 アレクトー伯爵は迎えの馬車が待機していたらしく、それに乗って何処かへ走り去った。

「あれ?」

 とあまりにもスムーズに移動していったので、疑問がわ湧き上がってきたが、後の祭りである。

「あの伯爵、ここに知り合い居たんだ」

「ああ、マチュアさんは初めてですからわからないでしょう。今日降りた貴族の皆さんは、この地に屋敷や商会を持っているのですよ。国交はないので身分は変わりますが、この地では別の名前で生活している貴族もいますからねぇ」

 色々とややこしい話になっている。

 が、全く地理に疎いこの地では、まずは情報を集める所から始めなくてはならない。


 それにしても‥‥


「何でこの土地は魔障が希薄なんだよ。魔法使うと訳分からないぐらい魔力使うぞ、ここは」

 と周囲に漂う魔障が希薄な事に気がついた。


 単純に考えても、ウィル大陸の三分の一。

 場所によっては五分の一かも知れない。


「おや、お嬢さんはウィルから来たのかな?」

 と船着場で客引きをしている老人が、マチュアに話しかける。

「ええ。どうしてですか?」

「はっはっ。いきなり魔障が薄いなんていうのは、あっちから来た魔術師ぐらいしか叫ばないからね。」

 とにこやかに説明してくれる。

 他の客引きとは違い、あまり積極的に声をかけていない老人。

 正確には、客引き達が目をくれないような人達にだけ声をかけているらしい。

「この大陸には初めて来たのですけれど、もし宜しければ色々と教えてくださいますか?」

 とマチュアは老人にお願いする。

「宿代は一泊銀貨3枚。情報と美味しい食事も付いてくるがどうかね?」

「是非お願いします」

 と商談成立すると、マチュアは老人について行く。

 やがて港の外れにある、お世辞にも立派とは言えない宿に到着すると、酒場で老人から色々な話を聞かせてもらった。



○ ○ ○ ○ ○



 グラシェード北方大陸。

 土地面積のうち、北方の三分の一は雪に覆われた寒い大陸。

 大陸中央は数多くの小国が乱立しているが痩せた土地が多く、僅かの肥沃な土地からもたらされる恩恵によって人々は生活している。

 そして大陸南方に位置する肥沃な大地の殆どを支配しているのはシュトラーゼ公国である。

 この公国は他国や北方へと向かう全ての国境に巨大な城塞を築き上げ、堅牢な城門によって外界を閉ざしている。


 精霊王の加護が高いこの地では、逆に魔障が希薄になっている。

 そのためか精霊魔法が発達しており、魔術師は魔法自体の発動が難しいために廃れているらしい。


 暖かいミルクをズズズッと飲みながら、マチュアは店主である老人ーヨハンから色々と教えて貰った。

「ここはシュトラーゼ公国ですよね?」

「それは隣国じゃな。ここはマドラー王国の港町ノーウェルだ。シュトラーゼに向かうのなら、ここから乗合馬車が出ているから、それで向かうと良いだろう」

 ヨハンとマチュアが話をしていると、近くに座っていた商人がやって来る。


「貴方も商人ですか?もし宜しければどのような商品をお持ちなのか見せて頂きたいのですが」

 ギルドカードを提示しながら話しかけて来る。

「おー、Aクラス商人ですか。私はマチュアと申します」

 とマチュアもギルドカードを見せる。

 まるでサラリーマンの挨拶に見えて滑稽だが、魂から生成されているギルドカードは偽造できない。

 魂の護符(プレートと並ぶ、立派な身分証明である。

「私はアルマーニと申します、して、マチュアさんはどのような商品をお持ちで?」

 と商談が始まったので、ヨハンは笑いながら席を立った。

「そうですねぇ。例えば‥‥これなど」

 とバックパックからいきなり空間拡張されたバッグを取り出して見せる。

 その中に腕をズッポシと突っ込んで奥に届かない事を確認するとアルマーニに手渡して見せた。

「こ、これは!!いきなり凄いものをお持ちで‥‥」

 魔障が少なくても魔道具には何の影響もない事が分かった。

 もし影響していたら、魔道具など何の価値もない。

「これを販売するのですか?」

「ええ。あとは‥‥」

 と魔力で点火するランタンや魔法の羽ペン、冷却するジョッキや温度を保つマグカップ、あとは調味料の入った壺などをテーブルに並べて見せる。

 それにはかなり興味があったらしく、周りの商人達も集まって見始めた。

「アルマーニの、まさか美味しい話を独り占めではないだろうな?」

「そうそう。ここは纏めて商談しないか?」

「まあ待ちなさい。今は私が先約ですよ」

 と集まって来る商人達に笑いながら、マチュアと話を再開した。

「これは、どれぐらいで販売するのですか?」

「そうですねぇ。幾らぐらいで売れると思いますか?」

 魔道具の価値は人それぞれ。

 高いものもあれば安いものもある。

 ただ、北方大陸は魔道具がかなり希少な為、かなり高額であるとも聞いた。


「羽ペンだと白金貨一枚ですかねぇ。こっちのランタンは火がつかない安全なものだから、貴族や王城などでは白金貨十枚では買い取ってもらえるよ。ただ、魔道具は庶民では手が出ないから、売るのにも時間が掛かると思いますよ。こちらの冷やすジョッキと温めるマグカップは白金貨二枚で‥‥」

 次々と値段の設定をするアルマーニ。

 マチュアの予想していた金額よりは遥かに高い。

 羽ペンなど価値が100倍に跳ね上がっている。

「アルマーニさんは、私からこれらを仕入れますか?」

 単刀直入に問いかける。

 と、アルマーニは懐に手を当ててしばし考える。

「そうですなぁ。今買い取りたいのは羽ペン五本を白金貨で三枚、ランタンを二つで白金貨十四枚でいかがです?」

「ではそれで」

 とバッグから次々と荷物を取り出して差し出す。

「そういえば、こっちの大陸でもウィルの貨幣って使えます?」

 じゃらっとウィルの貨幣をテーブルに並べる。

「全く問題ありませんよ。価値も殆ど変わりませんし。心配でしたら商人ギルドで両替して貰うのもよろしいかと」

 とアルマーニは代金をテーブルに並べると、マチュアが確認するのを待つ。

「‥‥と、結構です。ありがとうございました」

「では、こちらは受け取らせて頂きますね。こちらこそありがとう御座いました」

 と商品を持って別の席に向かうと、荷物の整理を始める。


――ガタッ

 と別のいかつい商人がカードを提示しながら目の前に座った。

「うちは羽ペンを二十で。白金貨で十二枚だ」

 ダン、と勢いよく金貨を乗せる。

「はい。では‥‥‥」

 と次々と商人達と商談するマチュア。

「因みにこの空間拡張バッグですと、どれくらいの価値がありますかねえ」

 と未だに売れないバッグをバンバンと叩く。

「いや、まあ、買い取りたいのは山々だが、そのレベルの魔道具となると、白金貨で500枚は掛かるからなぁ」

 その言葉にマチュアは考える。

「因みにですよ、自分用で使うのなら安くなりますが、どうしますか?」

 と告げると、商人達は慌ててマチュアの元に集まる。

「ど、どういう事だ?」

「私の商品は使う人を限定出来るのですよ。それで使用権限を貴方のみに設定していいのなら、一人一つだけ白金貨二枚で」


――バンバンバンバンバン

 次々と積まれる白金貨。

「構わない。大量の商品を持って歩けるようになるのなら、自分だけでも構うものか」

「寧ろ盗まれても相手はどうしょうもないのなら好都合だわ」

 という事で、その場にいる商人達に空間拡張バックパックを販売することにした。

 権限は本人のみに設定し、盗難防止のアラームもセットする。

「このバッグ、自分から離れすぎると大きい音がなるようになっていますので。音を鳴らさなくする方法は。‥‥」

 と防犯防止のセットと解除コマンドも説明すると、商人達は自分の席や自室へと戻って行った。


――コトッ

 話が全て終わって商人達を見送って少しすると、ヨハンが食事を持ってきてくれた。

「あらー、もう日が暮れているではないですか」

「ホッホッホッ。随分と熱い商談のようじゃったなぁ」

「まあ、私は魔導器‥‥魔道具を専門に取り扱っていますから、こんな感じなんですよ」

 とトマトをベースに作ったらしい熱々のスープを喉に流し込む。

 少々硬めのパンを浸して食べると絶妙に美味い。

「それで、明日の朝には出発するのかな?」

「そうですねぇ。聞きたい事は大体教えてもらいましたから、明日にはここを出ますね。色々とありがとう御座いました」

 と軽く礼を言うと、マチュアはそのまま自室へと戻っていく。

 そして魔法によるセキュリティを施すと、ゆっくりと休む事にした。


 そして。

 翌日には乗合馬車でシュトラーゼへと向かうマチュア。

 港町から商人や冒険者を乗せて、街道をゆっくりと走っていく。

 このまま何事もなければ、夜には国境沿いの城門まで辿り着くだろう。

 ガラガラと馬車は走り続ける。

 陰謀渦巻くシュトラーゼ公国へと向かって。



第五部・暗躍する北方大陸に続く‥‥


誤字脱字は都度修正しますので。

その他気になった部分も逐次直していきますが、ストーリー自体は変わりませんので。

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