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【本編完結】異世界ライフの楽しみ方・原典  作者: 呑兵衛和尚
第13部 日常どうでしょう・リターンズ

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日々の戯れ・その4・ルーンスペースの英雄

『異世界ライフの楽しみ方』の更新は、毎週火曜日、木曜日、土曜日を目安に頑張っています。

 マチュアとストームが帰ってから。

 深夜1時、明日の開院もあるので善としてもとっとと帰りたい所である。

 真央も明日は市場まで仕入れに行きたいので、あまり時間をかけて話し合いをしている場合ではない。


「さて、それじゃあ善を送ってからだな。裏に諜報員がいるっていうのなら、いつ行動を開始して来てもおかしくはないだろうし」

「それで真央にはなにか算段があるのか?」

「ちょいまち、今調べるわ」


 そう告げてから、真央は右手を前に差し出す。

 すると右手に一冊の魔導書が浮かび上がってくるのが判る。

 マチュアに教えられた基礎中の基礎、だが書き記されている魔術はまだ第一聖典と第二聖典のみ。本自体が触媒となるので秘薬がいらないのは助かるが、マチュアの魔導書に比べると天と地の差があるのは致し方あるまい。

 それを次々と捲っていくと、いくつかの便利な術式に目が留まる。


「これかな‥‥。聖域範囲(セイクリッド)敵対警告(エネミーアラート)、もしくは聖域範囲(セイクリッド)敵性結界エネミープロテクショント‥‥この二つを併用して、ええっと‥‥永続化パーマネンスを発動すればいいのか‥‥って善はなにしている?」

「心力を網目状に広げて、近寄って来る対象を索敵するスキルだな‥‥ストームが言っていた、アクティブソナーっていうやつだ。うん、今の所はそれっぽい連中は近寄って来ないわ」

「なら、善はそれで周囲の索敵を頼むわ。こっちはここを拠点設定するから‥‥」


 すぐさま真央は立ち上がると、ゆっくりと詠唱を開始する。

 マチュアと違いまだ無詠唱はできない。

 ゆっくりと二つの術式を唱えると、居酒屋・冒険者ギルドは聖域範囲(セイクリッド)敵対警告(エネミーアラート)聖域範囲(セイクリッド)敵性結界エネミープロテクションの二つの魔術によって守られた。

 その横では、善も心力をゆっくりと練り上げ、自分を中心に網目状に広げていく。

 心力コマンドの一つである『敵性感知』を、善は初めて使ってみた。

 やがて網目は建物すべてを包み、さらに周辺の建物へと伸びていく。


──キィン‥‥キィン

 すると、裏のマンションの中から敵性反応が発しているのに気が付いた。

 

「敵性反応あるな。数は‥‥60、5つずつ12の場所に分かれている。ストームさん達の言う事は嘘ではなかったらしいな」

「それでどうする? ここにいる限りは安全だけれど、いつまでもここにいるっていう選択肢はないぞ。かといって打って出るっていっても、戦うすべは‥‥あるか」

「ああ。裏の連中がどこまで俺達の事を調べているのかは知らないけれど、今の俺たちは能力を知って怯えている二人じゃない。能力を制御できる二人だ」

「そういう事か。で、どうする?」

「‥‥俺は帰る。多分こっちについて来る奴らはいると思うから、それはこっちでどうにかするわ。真央はここを攻めてくる連中を捕らえて警察にでも突き出してやればいい」


──ガシッ

 お互いに拳を突き出して打ち鳴らすと、善はリュックサックを背負って入口から出て行く。

 それを見送ってから真央も戸締りをしっかりとすると、二階にある自宅へと戻って行った。



 〇 〇 〇 〇 〇

 


 豊平・36号線。

 善の自宅は中央区、いつも自転車で通勤している。

 深夜という事もあって、通りを走っている車は少ない。が、その中でも2台だけ、速度をあまり上げる事なく善の自転車から少し離れて走ってくるワゴン車があった。

 あきらかに善を追跡している、それを善自身も理解している。

 問題はやつらがどこで仕掛けて来るのか、そのタイミングがいまいち掴み切れていない。


「この先は豊平川、そこを越えると中央区にでるから人が多くなる。そんな所で仕掛けて来るとは思えないから、もし動くとすればこの先。豊平橋手前交差点だな」


 そう呟いていると、丁度豊平橋手前の信号が赤に変わる。

 ゆっくりと速度を落として信号手前で止まっていると、後ろから走ってきた車が停まり、4人の男が飛び出して走って来る。

 外見はコートで体を隠しているが、その隙間からちらちらと見えるホルスターや手にした警棒、スタンガンが露わになっているのが見える。

 ならばと善も自転車を止めると、男達に向かって振り向いて。


「心力操作‥‥肉体硬化および肉体機能向上開始っっっっ」


 体内をめぐる心力を加速させる。

 全身に心力を送り出し、筋力を高めていく。

 体表面にはやはり心力による防護膜を生み出し、さらに肉体抵抗力まで上昇させた。


──ブゥン‥‥ドッゴォォォォッ

 一番最初に駆け付けた男は、手にした警棒で善を殴りつける。だが、一歩踏み込んで体を回り込ませると、警棒を振り落とした腕をつかんで力いっぱい投げ飛ばした。

 背負い投げ、それをアスファルトに向かって、受け身の取れない速度で相手を叩きつける。

 頭から落ちていたら即死間違いなしの加速度で、男は気を失った。

 更に振り返って次の男の差し出した右腕に向かって横蹴りを入れると、手にしていたスタンガンを道路の端まで吹き飛ばした。


「ふん。ストームさんの言っていた通りか。覚醒した肉体なら、地上のどんな武器にも対抗出来るってね‥‥あんたらは運がいいよ、相手が真央じゃなくて、実体の見える相手でな」

「Заткнись!!」

「何言ってっか判んねぇよ。ま、とっとと撤退する事を俺はお勧めするね」

 

 ドゴッと正拳突きを男の胸元に叩き込む。

 肋骨が数本折れて肺に突き刺さり、男はその場に転がってしまった。

 これで走って来ているのは残り二人だが、そのうちの一人は銃を引き抜いて善に向かって発砲した!!



──パンパンパンパン

 流石の善も相手が飛び道具、それも銃器では怯んでしまう。が、銃弾は善の手前30cmのところでゆっくりと停止してしまう。


「は、はは、今のは死んだかと思ったけど、こりゃあ一体‥‥いや、いいか、とっととあんた達も捕まえさせてもらうよ」


 ゴキゴキクッと拳を鳴らして走り出す。相手も銃弾が目の前で止められたのを見て怯み、善が走ってくるのを見て慌てて下がって行く。

 だが、善の踏み込みの方がさらに早く、一瞬で男の後方に回り込むとその首筋に向かって手刀を叩き込んでいた。


「怪物是!!」

「あんたは中国か。ま、どっちでもいいわ」


 叫んだ言葉の意味は分からないが、それ以上の言葉を発する事なく男は意識を失った。

 やがて遠くからパトカーのサイレンが聞こえてくると、善を追いかけていた男達の車が急旋回して逃走を始める。

 ならばこれ以上ここにいるのは無用と、善は男達を歩道に放り投げると、急いで自転車で走り出した。


‥‥‥

‥‥


 深夜3時。

 居酒屋・冒険者ギルドの周辺を各国の諜報員達が包囲し始めた。

 正面と左右、そして後ろの敷地近くにざっと見ても4か国の諜報員12名ほどが待機している。

 それぞれがお互いを警戒し、いつしかけるのかタイミングを待っているようだ。

 その沈黙を破ったのは裏口近くに待機していた国。すばやく裏口まで近寄ろうとして、敷地に張り巡らせてあった結界に力いっぱい激突して気絶する。

 それをきっかけに各国が示し合わせたように近寄っていくが、やはり結界によって完全に阻まれてしまっている。


──ガラッ

 窓を開いて真央が顔を出すと、諜報員たちに向かって一言だけ。


「結界張ってあるので近寄れないから、そんじゃあ‥‥と」


──パスパスパスッ

 一人の兵士が銃を引き抜く。サイレンサーによって銃声は鈍い音に消音されたが、銃弾は結界に突き刺さって停止してしまう。

 その光景を見て、諜報員たちが一斉にその場から逃げ出そうとするが、真央はそんなものを逃がす筈がない。


「力の理よ、彼の者より自由を奪いたまえ‥‥拘束の矢バインドアローっっっっっ」


──シュシュシュシユッ

 次々と生み出される魔力の矢。それが一斉に飛び出すと、まずは目の前で逃げている3人に当たると、男達は小さな悲鳴を上げてその場に崩れ落ちた。


 他の国の兵士達はそんな事とは知らず、四方八方へと散って行く。

 そして真央はすぐさま110番をして家の前に不審者が倒れていると通報すると、近所の派出所からやって来た警官が兵士達をやって来た救急車に搬入していくのをじっと見ていた。

 そしてその夜、他国の諜報員達は幾度か居酒屋まで近寄ってみたものの、誰も敷地内に入る事は出来なかった。



 〇 〇 〇 〇 〇 



 早朝。

 朝7時に真央の自宅のベルが鳴る。


「ふぁ。まだ7時じゃないかよ。何だこんな早朝に」


 寝ぼけ眼で玄関まで向かう。玄関先は結界内のため、外にいるのは真央に対して敵対意志を持つものでないことは分かる。


「はいはい、どちら様ですか?」

「豊平警察署のものです。お話宜しいでしょうか?」

「ちょっと待ってくださいね‥‥」


 その声で玄関の鍵を開けて扉を開く。

 そこには二人の警官が立っているので、真央はすぐにGPSコマンドの鑑定眼スキルを発動する。


『ピッピッ……橘涼平、48歳男、警察官、巡査部長』

『ピッピッ……太田麒一郎、32歳男、警察官、巡査』


 脳内に鑑定結果が表示されたので、真央はひとまず安心。

 すると二人の警官も自己紹介して警察手帳を提示したので、内容を確認、先ほどの鑑定結果と照らし合わせてみる。


「うん、本物で……おっと、ご苦労様です!それで何が御用でしょうか?」

「昨晩ですが、このあたりで武装した集団による徘徊行為が確認されまして、何か見ていないかと思いましてこの近所で聞き取りをしているのですが、何か変わった事はありませんでしたか?」

「うーん。何か外が騒がしいなぁとは思っていましたけれど、どうせ酔っ払いが騒いでいると思って無視していまして‥‥すぐに通報した方がよかったですか」

「成程そうでしたか。酔っ払いの喧嘩でも、そこから犯罪につながることもありますので注意していただくと助かります。後、何か気が付いた事はありますか?」


 そう問われて、真央は軽く頭を捻る。


「そうですねぇ‥‥最近この辺りに外人さんが多く引っ越してきたみたいで。ちょっと怖いのはありますね。ほら、裏のマンションにも結構外人さん引っ越してきているではないですか。どこの国の方か判らないので、何というか‥‥ねぇ」


 そう呟いてみる。

 裏のマンションの諜報員達の存在を敢えて示唆してみると、警官たちもフムフムとメモを取っているようである。

 この警官は諜報員達の存在を知らないんだなぁと納得しつつ、真央は今しばらくの間他愛のない話で盛り上がっていた。


‥‥‥

‥‥


 一方・豊平整骨院では。

 朝一番で出勤してきた善は、いつもの通りに院内清掃と開院準備をしていたのだが。

 何か違和感が拭えない事に気が付いた。


「‥‥(多分侵入されているんだろうなぁ。昨日とは室内の配置が少し―違うように感じるけど、盗聴器か何かだろうなぁ‥‥心力でサーチ‥‥してもダメか)」


 鼻歌交じりで清掃しつつも、盗聴器の位置を確認しようとする。おそらくはコンセント内部かソファーの下だろうと当たりをつけてみるが、科学文明に対しての対処方法としては心力はあまり意味をなしていない。

 盗聴防止などはむしろ真央の魔術の分野となるので、善はそのまま気付かないふりで診療を開始した。

 そして昼になると、いつものように居酒屋・冒険者ギルドで昼食をとると、昼休みはサムソンに向かってストームとマチュア達の講義をじっくりと勉強する事にした。



「‥‥へぇ、盗聴器ねぇ。それが院内のどっかに仕掛けられているの?」

「おそらくですけれど。それでストーム師範、そういった電気関係に強い心力コマンドってありますか?」


 そう問い掛けられてストームも考える。

 気配を発しない器具に対しては、心力はあまり強い力を持っていない。正確には、そういう存在がカリス・マレス世界にはいないので必要なかったのである。

 だが、いざ現代戦となるとそんな事も言っていられない。

 そしてストームはバルクフェルデスで近代戦も経験しているので、いくつも対処方法はある。


「基本的にはない。けれど、電磁波も電流も人間の体で感知できると考えれば、心力はその特化部分を引き延ばすことができる。意味が分かるか?」

「体内電気ですか? それってどうやって?」

「体内電気が理解できるなら、自分の体を受信機のように考えればいい。鼓膜に心力を集める、目に心力を集めるといった感じで、人体の各部位を心力で強化すれは良い。そうすれば、おのずと自身が欲しているもののために何を強化するべきか理解出来る。まあ、飛んできた電波を電話のように受けるとなると、暗号化された部分を解析したりと色々と厄介なのでそこは割愛して‥‥理解出来るか?」


 そうストームが問い掛けると、善はすぐに理解したらしく人体各部位に心力を開放していく。

 すると、今まで感じていた物以上のものが感じ取れるようになって来た。

 五感ではなく六感、さらにその上。

 周囲をきょろきょろと見渡す善、そしてマチュアの方を見た瞬間に鼻血が吹き出した。


「うおっ、マチュア師匠すまない‥‥」

「お、視力に心力を注いで、更に透過能力まで身に付けたか。そりゃあ凄いが、やり過ぎると悪手だわなぁ」


 カンラカンラと笑うマチュア。善も申し訳なさそうに鼻にチリカミを詰め込むと、マチュアに頭を下げていた。


「い、いや、申し訳ない」

「あ、別に気にせんから心配するな。中身は完全に魂まで再構成されて女になっているが、意識はまだまだ真央のままだからなぁ」

「何というか、男らしい女性の俺が目の前にいるっていうのも何だかなぁ」

「そうか? 言っておくがゲームのアバターで女性を作るやつって、自分の好みの女性を意識して作るやつが多いらしいぞ。中にはネタに走るやつもいるけれどな」


 真央に向けてマチュアもそう説明すると、真央は真央でマチュアと一緒に魔導書の読み込みを続ける事にした。

 魔術師にとって大切な事は自身の使える魔術を理解する事、そうする事で様々な応用が利くようになる。

 とくに現代戦となるとマチュアでも地球(フェルドアース)での実戦体験がある。それだけ有効となる魔術については限られて来る事を知っている。


「常時発動型の魔術はスキル化して有効化(アクティベート)しておくといいな。『風の衣』『自動治癒』『抵抗力強化』の三つを発動して、それをウィンドゥから『スキル化』のボタンでスキル欄にもコピーする。そして有効化(アクティベート)するといい。有効化(アクティベート)したスキルはそれを持続するのに一秒につきMP1使うから、一つのスキルで86400MPが消費される。それを三つ分な」

「ええっと‥‥って、え? 259200MPもかかりますよ?」


 真央の現在のMPは魔力値880。どう考えても足りないのである。

 それをどうやって補っていくのかと。


「何の為の魔力回復だよ。今の真央だと一分間で自然回復量が6程度だろ」

「それでも一つのスキルの有効化(アクティベート)で77760Mですよ? 全然足りないじゃないですか」

「だからこれから魔力量上げるんだろうが。そこに座禅組んでじっとして。今から真央の体内の魔力量を引き上げるけど、たぶん吐く。力いっぱい吐くと思うから、紙袋を口に当てとけよ」

「え?それってどういう事オゲェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ」


 真央の問いかけのさなかにマチュアは彼の背中に手を当てて一気に体内魔力回路に魔力をぶち込んだ。

 やさしく注ぐというのではない、まさしくぶち込むの一言である。

 強制的に広げられた魔力回路の中をマチュアの魔力が駆け抜ける。

 やがてマチュアの魔力が全身に行き届くと、それまで眠っていた真央の魔力係数がいっきに広げられていくのを感じる。

 普通なら長い時間を掛けて修行するものであるが、マチュアは大体10年前後分の修行時間を10秒ほどで無理やり終わらせたのである。

 結果、その反動で内臓全てが引き攣り、吐き気となって口からスプラッシュしたのであろう。

 俗に言う魔障酔いの悪質な奴と思えばいい。


「ゲフッゲフッ‥‥うわ、なんだこれ」


 四つん這いになって吐き終えた真央が、体の体表を流れている魔力を感じ取る。

 すると、体の表面を薄い魔力の層で覆っている自分の姿があった。


「ま、こんな所だろ。今の魔力係数で12万、常時発動は無理でも時間とタイミングで有効化しておけばいいと思うよ。後は自然回復量を高める為に、とにかく魔力を使いまくって枯渇ぎりぎりまで追い込んでおいて。そのあとでゆっくりと回復して来るけれど、魔力の回復値は中々上がらないからまあ頑張ってくれい」

「り、了解っす。そんじゃ早速魔術の訓練に入ります」

「いや、魔導書の読み込みだね。えぇっと、次は12ページからだな‥‥」


 そのマチュアと真央の特訓を見て善も自分の手を見つめる。


「あ、あの、ストーム師匠、俺もああやって心力を高める‥‥って何構えているんですか?」

「いや、マチュア式魔力強化術で心力高めると神経節ぶっ飛ぶのでな。ストーム式心力上昇法を伝授するので、まずはリラックススタイルから‥‥」

 

 そう言うと、ストームはいつも朝やっているストーム・ブートキャンプを開始。

 1時間後には、善は何も告げる事も出来ず、指一本動かなくなって草むらに転がっている事になった。

 

 その日、二人は地球(ルーンスーペース)に戻ってもまともに仕事が出来なくなっていたのは言うまでもない‥‥。

 


誤字脱字は都度修正しますので。 その他気になった部分も逐次直していきますが、ストーリー自体は変わりませんので。

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