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病弱だった俺の英雄伝  作者: かりんとう
第一章戦いの始まり
7/13

7.武器=本、そんなのは嫌だ!

「ボックスに聞く?何言ってるんだ?」

いや、何言ってんだ?ついにおかしくなったか!というか、最初からまともではないと思ってたけど。


 「だから、言葉の通り。ボックスに聞けばいいんだよ。」

 「いや、ボックスが喋るわけでもないのにどうやって聞くんだ?おーいボックス〜。ほらな?返事がかえって」


 こないだろと言おうとした瞬間に脳内に声?が響いた。

 「なんだ?私に何か用か?」

 「ね?聞けば答えてくれるでしょ?」

 ほらね?という表情でジーナが言ってくる。


……うそだろ?って、なるはずなんだろうけど、これまで見て体験したことを考えると、別に不思議じゃないな。


「ユキト、これから話すのに同じ場所だと話しづらいから、俺はあっちの岩場で話してくるわ」

「わ、分かりました。そ、それじゃあ、ぼ、僕はこっちの木の下で話してきます。」

「じゃあ二人とも頑張ってね〜。私はこれから寝るから」

……って、寝るんかい!まぁ、別にいいんだけどな。

ジーナは空間の歪みのようなものを作ってその中へ消えていった。


よし、これで二人きりになったな。って、二人きりっていうのか?この場合は……

「おい、話すのではないのか?1人でずっと考えてないでさっさと話を進めんかい!」

「あ、あぁそうだった。えっと、なんて呼べばいいんだ?」

「わたしはガウロス、天のボックスだ。」

へぇ〜、黒のボックスとか言ってたけど、正確には天のボックスっていうのか。


「天のボックスなのに黒とか、天っぽくないよな」

「うるさいわ!そんなこといいからさっさと話を進めんかい!」

「わかったわかった。それでガウロス俺のボックスにはどんな武器が入ってるんだ?」

「そうだな、説明するよりも手っ取り早い方法があるが、どうする?」

手っ取り早い方法って……もしかして、あのプ○キュアや仮○ライダーとかの変身方法を知る時みたいに頭に直接叩き込むっていうあれか?


「お前の考えてることで間違ってはいないと思うが?どうする?」

「ならよろしく頼むぜ!」

「わかった」

 ボックスがそういうと辺りを光が覆った。それは目もくらむほどのいや、もしかしたら自分が全て消されてしまうのでは?と思うほどの強い光に


 「うわっ、なんだ!?」

 「さぁ、見るがいい。これが私の全てだ」

 そのボックスの言葉が聞こえた瞬間その光に体全体が飲み込まれる感覚と共に俺は意識を手放した。


 


「……ん、あれ?俺、何してたんだっけ」

 目を擦って起き上がるが、一気に情報を頭に叩き込まれたせいか頭が割れそうなくらいの痛みが生じる。


「あぁ、気絶したのか。」

「思ったよりも早く起きたな」

「いち早くボックスを使ってみたかったからな!」

これで俺は武器が使えるぜ!……んん?記憶を辿っても1つしか名前と思われるものは見つからない。


「あれ、おかしいな。まぁとりあえずこれだけでも出してみるか。英雄伝(エインヘッズ)!」

周囲に光が出てきたと同時に、粒子が集まってきてそれがだんだん形を作り上げているような光景が目の前に広がる。そして、完成したものは。

「……へ?これって、本?」

黒くてボロボロの分厚い本が出てきた。

あれ?俺って、魔導師かなにかなのか?武器が本ってことはその可能性が……


「はぁ、なんか少しがっかりした気分になるな。俺が想像してたのってもっと、勇者っぽくて、剣とか、槍とか、武器らしい武器だったんだけどな……」

ユキトの方にも行ってみるか。


「た、タツキくん。お、終わったみたいですね。ぼ、僕も武器手に入れましたよ」

すると青色の弓を見せてきた。

……ちゃんと武器じゃねーか!なんで俺だけ本なんだよ!

「た、タツキくんは、な、何だったんですか?」

「俺はこれだよ。……そう、本だよ。」

「な、なんで、そ、そんなに落ち込んでるんですか?」

「いや、いいんだ。」


そう話しているとジーナが空間の歪みから出てきた

「二人とも、終わったみたいだね。それじゃあ次の課題を出すよ」

そう言うと二人の前に歩いてきて目の前で立ち止まったところで話始めた。


「次の課題は、自分の武器を知ること。武器をもう出してるみたいだけど、形だけを見て判断しては絶対にだめだからね?武器は全てがそのままの形であるとは限らない。だから、次の課題は自分の武器について知ること。」


……ん?まてよ?ってことは、俺にもまだ希望があるってことか!いや、でも、本が実は剣だったとか有り得なそうだけどな。まぁ、それは願うしかないな……


「それじゃあ、二人とも次の課題も頑張ってね。あたしはまた寝てくるから」


そういうとまた空間の歪みのようなものをつくってそこへ消えていった。


「また行っちまったな。」

「そ、そうですね。」

「じゃあ、またそれぞれに分かれてやるか」

「わ、分かりました。そ、それじゃあ、ぼ、僕はこっちでやりますね」


俺の武器本当に本じゃありませんように!

いつも読んでくれてる方ありがとうございます!

五ヶ月も間が空いてしまって、本当にすいませんm(_ _)m

これからも気合いを入れて投稿していくので、よろしくお願いします!

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