表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

『ソーセージ mari & mari』

【ソーセージ mari & mari】 〜#13 シークレットの最重要事項はどっち?

【シークレットの最重要事項はどっち?】



この日は珍しくスカート姿のごみたまり。

毎日着ている父親からの形見分けで手に入れた上下スーツは

滅多なことでは脱がないのだが。


街を歩くごみたのその様子がちょっとミョーだ。


「おひょ! おひょ!」


右足を左足で踏んで隠くように、

左足で右足を踏んで隠すように、ひょこひょこ歩いていた。


後ろから追いついたみずたまりが何気に聞いてみた。


「何してんの?」

「えへへ、出てくる時間違えちった」


ごみたの足元を覗き込むと、なんと片足はブーツでもう片方は

ランニングシューズを履いていたのだった。


「なんか恥ずかし‥‥‥」

「そりゃそうでしょ。どーやったら間違えんの」

「あれかな、普段とあえて違う服装したなのか、どんなカッコウしても

全然違和感がないのよね。気づかないの。みずた、これどっち隠せばいい?」


みずたは、まいったな〜、と額を掻きながらつぶやいた。


「靴気にするのもいいけど‥‥‥、後ろ、隠したら」


さっきから、みずたが気を使ってごみたの後ろを歩いて隠していたのだが、

なんとスカートがずっとまくれ上がっていたのだった。

後ろを振り向いたごみたが最後に言った。


「で、どっちの足を隠した方がいいと思う?」




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ