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その昔、うちではヘッジホッグ(ハリネズミ)を飼っていた。

作者: 五十嵐。

そう、うちではヘッジホッグを買っていた。その名は「ソニック」、スーパーソニックから取った名前。


なぜ、うちでは前回のエッセー、イモリやヘッジホッグを買うのか、不思議だろうと思う。それはうちの夫は猫の毛、犬の毛などにアレルギーがあるから。その場に猫がいなくても、猫を飼っている人が三人集まった時、目を赤くしてくしゃみをしていた。


ヘッジホッグの毛?は針だから、大丈夫ということで、ペットショップから買ってきた。

ヘッジホッグは、息子にしか慣れなかった。不快を感じているかはその姿を見れば一目瞭然。私と夫が手を出すとその全身の針を立てるから。猫で言えば、シャーと威嚇する様子。息子にだけは素手で触らせた。


では、私達はどうやって触っていたかというと、スキー用の手袋をはめて抱き上げていた。だって、痛いんだもん。ヘッジホッグの飼い方の本によると、手袋で抱き上げない、と書いてあったが、そうしないと世話ができなかったから仕方がない。


その姿はものすごくかわいかった。でも短命だった。アフリカンヘッジホッグは、このカナダの西海岸の気候には合わなかったらしい。いつも寒そうに震えていたから、電子レンジで温めるペット用のヒーターのようなものまで入れていたのに、一年もいなかった。


その後、ペットショップからかなり太ったヘッジホッグをもらった。その飼い主が引越しで、もう飼えないから無料でほしい人にあげる、というもの。ショップの人が預かっていて、私達に知らせてくれた。でもやはり短命だった。せめて二、三年くらいは生きて欲しかった。

そのショックから、うちではペットを飼ってはいない。

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